STEAMレビュー『Town of Night』3Dダンジョン型RPG。カジュアル価格帯でこの表現は目を引くが…

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STEAMの3Dダンジョン探索型RPG『Town of Night』をレビューしたい。
先記事でご紹介した 超安!1ドル46本バンドル に含まれているゲーム。
自由な3D視点や盛り上がるBGM、可愛いキャラ、外側は悪くないが・・・

💥 Town of Night ゲーム特徴紹介&レビュー
Town of Night
STEAM評価 賛否両論、開発Delusional Games、トレカあり、日本語なし
通常198円、フルコントローラーサポート、シングルプレイRPG。
必要スペック実は高め。ストア記載スペックでは困難(詳しくは後述の残念点)

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本作最大の特徴は自由な3D視点

ダンジョンは一部を除いて一人称視点。移動は前後左右&横歩き。ダッシュ可能。
『女神転生』などでお馴染み3Dダンジョン探索型だが、マッピング機能はない。
ただFPSライクに自由に視点を動かせるため、道探しやアイテム探しなどは便利。

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街では一般的な見下ろし視点にも変更できる。拡大縮小回転できて面白い。
グラフィックは32bitゲーム機時代のような懐かしいローポリ風味。

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ワールドマップはなく、一部遠征を除いては地下坑道や大屋敷など
魔物が潜む建物ダンジョンを探索する「町内RPG」となっている。
公式記載のプレイ時間は5~10時間だが、初見時は10時間超もおかしくない。


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仲間も複数から3人選べる(主人公は固定、名前変更もない)

能力の異なる仲間が街の各所にいて、話しかけるだけで仲間になる。
別れる時も話しかけるだけ。町内であれば自由に入替えできる。
キャラデザインはGOOD。戦闘時は表情も複数用意されている。
ただ、彼らにストーリーはなく、会話も数行のみと薄いのが残念。
「旅してるなら回復魔法が必要よね?仲間にする?」程度のものだ。


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戦闘はオーソドックスなテンプレ型。エフェクトは派手め。

『SMILE GAME BUILDER』製だが、RPGツクールのような雰囲気の戦闘。
BGMは複数用意してあり、特にボス戦などはカッコ良く盛り上がるものの、
システムはごく普通。攻撃・魔法・防御・道具。火水ほか属性概念がある位。
特殊要素がないので、初心者でも安心してプレイできるが、面白みは薄い。


💥 Town of Night 残念な点が多い
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全体的に大味な戦闘バランス。単調になりがち。
特に酷い例。3番目のダンジョン中ボスに75ターン(20分以上)
ほぼ逃げずに戦ってきた到達時点の最強装備&レベル、かつ弱点魔法で
毎ターン175~230程度の与ダメージ。だが敵のHPは約15000……。
戦闘中に敵HPは分からないため、20分経っても終わらず正直嫌になった。

毒使いなどパーティ編成や装備次第でもう少し短縮できるかもしれない。
なお終盤はまさかのボス側がMP切れ、タコ殴り状態になる始末だった。
BGMばかりカッコ良くて緊迫感漂うが、内容は変化に乏しい単純作業。

次の大ボスは弱かった。中ボスは対策推奨だったのかもしれないがヒントもない。
また、非力な魔法使いも、弱点魔法以外は殴ったほうが強かったりするため、
ザコ戦では全員攻撃連打になりがち。エンカウント率も高く全体的に作業感が強い。


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とてつもなく薄い物語。テンプレ会話に、幼稚な脚本。
ゲームスタートすると何の前置きもオープニングもなく、いきなり宿屋にいる。
「倒れていたがもう大丈夫だな」と言う男のセリフ。これが主人公説明の全てだ。
街の住人も何人かは同じセリフの手抜き具合。進んでも関連キャラ以外変化なし。

「東が何やら不穏」程度の情報を元に、東の井戸に入るとそこが第一ダンジョン。
理由もなくボスを倒して戻ると、鍵がかかっていた屋敷に入れるようになっている。
そこが第二ダンジョン。そこが終わると新たな家の鍵が……といった具合だ。

進行は一本道。行けるダンジョンに勝手に行ってボスを討伐して、
開放される次のダンジョンを探して勝手に攻略して…の繰り返し。
一部は街のNPCに数回話しかける事がダンジョン解放条件だが。

基本的に物語はとてつもなく薄く、セリフもまるで子供が書いたかのような内容。
「お前の命運もここまでだ!」など、ボス達のセリフも1~2行のテンプレが多い。
「役立たずだから牢に入れてお仕置きしているのだ!」など、テンプレ以外も微妙。


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STEAMストア記載スペックでは、一部でFPS値18を切る重さ
普段は60FPS以上だが、街と一部ダンジョンのみ、エフェクトが異様に重い。
グラフィック設定もないのが難点。恐らくCPU依存処理の重さだと思うが、
少なくとも以下のスペックでは『XCOM 2』最低設定よりも遥かに重い。

公式記載スペック
CPU: Core 2 Duo processor or AMD Athlon™ 64 or better
GPU: Intel HD 4400 , Radeon HD 5430 , or more, OpenGL 3.0 or more

動作確認PCスペック(満たしているが快適には程遠い)
CPU: Core 2 Duo e8500 3.16GB
GPU: NVIDIA GT730 1GB GDDR5


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以下、残念点を列挙
・買い物の楽しみがない。武器屋は最低ランク品か、バカ高い最強ランク品しかない。
・タイトル画面へ戻るコマンドがなく、ロードはゲーム自体終了しないとロードできない。
・キーコンフィグできない。Xboxパッドの場合、決定B、キャンセルAと分かりづらい。


📝 Town of Night レビューまとめ
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製作途中でリリースしたアルファ版かのような印象だった。

世界・キャラ・ダンジョン・システムなど、とりあえず遊べる骨格状態にして、
ストーリーや戦闘バランス調整辺りはアップデートでやっていこう……と言う印象。
もしくは「これが良いのだ」と言う作家性か。なお、本作はGreenlight発である。

STEAMストアを観ると、アプデやバランス調整・レベル追加などの告知もあり、
既に一度アプデ済だが、今後も改善していく可能性もある。

自由な3D視点や、魅力的なキャラグラフィック、カッコいいBGMなど
外側は良さげでアイデアは光るものの、記事執筆段階では微妙な中身だった。
せめて戦闘か物語のどちらかが面白ければ、印象は変わったけれど、今後に期待かな。


 JJ memory

幼少時代に遊んだセガサターン『シャイニング・ザ・ホーリィアーク』を思い出した。
PCの3Dダンジョン系では、まだ国産フリーゲームの方が面白い作品がある。
かなり前なのでタイトルは忘れたが、思い出せたらいつかご紹介したい。

いずれにせよ、1ドル46本の1つだったので、全く問題ないのだが
定価購入していたらショックだっただろう。セール最安値49円なら…或いは。


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