『ヴェスタリアサーガ』初期ファイアーエムブレム開発者制作の硬派SRPG [発掘!良作フリーゲーム/感想]

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ヴェスタリアサーガ  亡国の騎士と星の巫女 

初期ファイアーエムブレム開発者〝加賀昭三氏”制作の硬派SRPG
今回の不定期連載 「発掘!おすすめフリーゲーム」 コーナーでは
新作ながらSFC時代を彷彿させるRPGを、感想と併せてご紹介します。

 ヴェスタリアサーガ 内容紹介
インストール不要、約400MB、日本語対応
コントローラー推奨(Xbox360パッド対応、キーボード対応。マウスはオプションから設定)

FC~SFCの初期ファイアーエムブレム・シリーズや、ティアリングサーガ、ベルウィックサーガを手掛けた加賀昭三氏が開発リーダーとなり、キャラデザインに広田麻由美氏、音楽に齋藤博人氏、ほか当時の制作仲間たちと共に趣味として作られたのが本作『ヴェスタリアサーガ』だ。

完全オリジナル作品。二部構成の第一部であり、複線回収など残る部分もあるが前半物語は完結しているとの事。続編は制作未定のようだ。

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剣と魔法のファンタジー戦記物のターン制SRPG。
シナリオからシステムまで、SFC時代のファイアーエムブレムを彷彿させる。
『SRPG Studio』を制作ツールとして使用しており、戦闘は多彩にアニメーションする。
オプションから高速設定や、アニメOFF設定もできる。味気ないが恐ろしくサクサクに。

全20章で1章あたり平均5時間想定の大ボリューム。
当時を知るレトロゲーマー向けの高難易度となっており、お金も敵も有限。
難易度は2種類。 救済と、通常(初見ノーリセットクリアほぼ不可能)がある。
長編なので、初見では救済難易度が無難かもしれない。


 ヴェスタリアサーガのゲームシステム
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シナリオフェーズ → バトルフェーズ で交互に進むキャンペーン型
バトルでは最初にマップを確認しながら出撃キャラを選ぶ。(選べないマップもある)
味方ターン敵ターンと交互に全員行動する、オーソドックスなターン制SRPGだ。
好きな順番で一人ずつ動かせる。APではなく移動+行動で1セット。

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戦術プランを組み立てやすい戦闘
戦闘は攻撃選択時にダメージや命中率、速度差による多段攻撃などが表示される。
攻撃力ー防御力=ダメージという計算式で分かりやすく、作戦検討が楽しい。
ただしランダム要素もある。回避やクリティカル、確率パッシブスキルなど。

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探索要素もあるバトルマップ
民家や店、村や謎のオブジェクトなど、情報や買い物、報酬や小イベントもある。
このゲームは、ごく一部の敵しかアイテムやお金を落とさないため、資源が有限。
兵を割いても欠かさず寄っておきたい。タイムリミットがなければ敵掃討後でも行ける。

ほか主な特徴
・セーブは5ターン毎のみで適度な緊張感がある。(セーブスロットは98個)
・レベルアップ時のステータス上昇はランダム。5ターンセーブ間隔なのが厳しい。
・クラスチェンジ(上位職)あり。アイテムが必要との事。

・武器耐久値があり、空振りでも一定数使うと壊れる。(修復アイテムは貴重)
・特定仲間同士で信頼度があり、近くで戦うとバフ効果。会話が信頼度に影響。
・地形効果(回避率や、移動マス数に影響)


 ヴェスタリアサーガ序盤プレイの感想
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SRPG部分は、フリーゲームでは非常にクオリティが高く、作り込まれている。
ファイアーエムブレムに近しいシステムという事もあるが、バランスも程良くシビア。
武器耐久値や回復薬にお金など、有限リソース管理がとても悩ましい上に、
できるだけ消耗を抑えて慎重に戦いつつも、大胆に急いで進軍しないといけない。

タイムリミットがないマップでも、貴重な村などが敵に襲われたりするので
敵の射程外ギリギリで様子見のような、のんびり戦っている余裕などないのだ。
バトル中にもよく小イベントがあり、急ぐべき動機づけや変化のある展開が楽しめる。

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私は戦記物にはあまり興味が沸かないのだが、本作はのめり込んで楽しんでいる。
ストーリー背景も丁寧に語られ、セリフも分かりやすく面白い。さすがプロ制作だ。
最近のノリとは違う、往年の日本RPGらしい王道路線の面白さを感じた。

現代商用ゲームのような派手さはないが、FC~SFC時代を彷彿させる硬派な大作。
フリーゲームでSRPGを探している方は、ぜひ遊んでみて欲しい。

 JJ voice

私は難易度通常(高)で始めたが、これは確かに初見ノーリセットクリア困難。
敗北条件を見逃していて、1章からゲームオーバーになってしまった(笑)
2章辺りはまだ丁度いい難しさだが、育成失敗して後半詰んだりしたら……
積みゲー100本以上なのに、フルリセットは辛い。救済難易度で最初からやり直そうかな。



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