[STEAMレビュー] Gyromancerスクエニ×パズル×バトル、硬派な良作ジャイロマンサー

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STEAM名作ゲームを紹介&レビュー。
スクエニ × パズル × バトル 、硬派な良作ジャイロマンサー


定価660円、STEAM評価は賛否両論だが、私には好評クラスの満足度。
RPG風マッチ3パズル。デモ版あり。日本語対応。

クリアまで約30時間だった。
裏ダンジョンや各種コンプリート目指すと40時間ほど。
長いようだがハマると、これでも遊び足りなくなる。


Gyromancer 良い点

音楽が格好良くて熱い!
最大の魅力は音楽と言っても過言ではない。

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『ラストレムナント』ほかスクエニ楽曲を多数手がける関戸剛氏が担当。
小粒なパズルゲームに壮大な息吹が吹き込こまれている。
サントラもあるがiTunes&着うた限定。
STEAMでDLC販売して欲しいね。


パズル戦闘が面白い
回転型の3マッチパズル。 『ビジュエルド・ツイスト』に似た系統。
ジェムを消してパワーチャージ、溜まるとスキルで攻撃できる。
便利アイテムもあるが、入手は宝箱ONLYで有限。

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戦闘は収集したモンスターを使役して戦う。
チャージが短い手数重視型、遅いが一撃が重いパワー型、
パワーは低いが敵スキルを利用できるカウンター一発逆転型、ほか多彩。

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スキルを複数溜めて連鎖、一気に畳みかける時のオーバーキルは快感。
スキルや属性が多彩で、どんなに強モンスターでも相性が絡む。
意外なモンスターで活路が開けたり、駆け引きが面白い。


ダンジョン(ステージ)も楽しい
ルートが複数あり、仕掛けを解かないと進めないギミックもある。
こちらが動くと敵も動くローグライク型シンボルエンカウントなので、
位置の駆け引きやルート選びなど、攻略している感があって楽しい。
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雰囲気が重厚で良い
キャラクターやモンスターのデザイン、物語(薄めだが)、音楽ほか
全体的に重厚な雰囲気で統一されていて、大人でも抵抗なく遊べる。
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💡 Gyromancer 気になった点

中盤以降のステージが広すぎる
最短攻略は数十分だが、フル攻略は20戦前後あり1~2時間かかる。
達成感はあるが、頭を使うパズルなので結構疲れる (中断セーブあり)
30分ほどでフル攻略できるステージが、2倍ある方が良かったと思う。

あまりに薄すぎるラスト
駆け足ながらもストーリーで引っ張るゲームだが、感動は期待しないこと。
ラスボス戦まで評価★8を考えていたのに、ラストで減点せざるを得ない。
ここはネタバレOKな方だけ、反転させて読んでください。
ラスボスを倒し、紙芝居会話がちょっと終わると、突然いつものステージセレクト画面…
「いかがでしたか?まだ色々隠し要素あるかも?」的なスタッフメッセージで興醒め。
せめてエンディング一枚絵とスタッフロールでもあれば。余韻が欲しかった…

クリアしたら、やる事がなくなる
ラスボスより手強いダンジョンが3つあるが、それも攻略するとやる事なくなる。
ハードモードも周回もない。トーナメントモードや、マルチ対戦でもあれば…。

「それで全力なのか? 弱い、弱すぎる。
 どうやら私は…強くなりすぎてしまったようだな!」

レベルとともに強くなっていき、フル攻略後はもはや敵なし。
だがそこまで行くと、もはや強すぎて、ちっとも面白くなくなる。
せめて裏ダンジョンはレベル追従制にして、ずっと手強いなど工夫が欲しかった。



Gyromancer 総評

小さな難もあるが、全体的には面白さが勝る。
音楽とパズル・バトルは間違いなく熱い良作。
★★★★★★☆☆☆ 7/10点

定価でも私は余裕で満足できるゲームだった。
このシステムでシリーズ化してほしいが、
2009年発売ゲームなのでもはや期待薄。

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セクシーなジナ姐さん。RPGでそのセリフはフラグ…!

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