嬉しさ…切なさ…あたたかな郷愁__ほんの数分間の豊かな体験。
手書きアートによる良質デジタル絵本『A Raven Monologue』、
『Banyu Lintar Angin - Little Storm -』の2本をご紹介します。
言語不要、インドネシアのインディ Mojiken Studio 制作作品です。
✨ | A Raven Monologue 作品紹介&感想 |
無料(ファンへ向けた有料DLCあり)、 開発:Mojiken Studio、 言語不要
美しいボーカル曲で始まる、椅子に座ったカラス紳士のモノローグ。
絵本をめくるように右へと進んでいき、端まで来たら折り返す。
1ページ目まで戻れば始まりの光景、椅子に座ったカラス紳士。
でも違う。もう…違う。
彼の気持ちを知ってしまった私達はきっと
確かめるように……または何かを信じて……
再びページをめくる事だろう。
明確な答えのない、いかようにも解釈できる物語。
美しく切ないBGMも相まって、とても心動かされる体験だった。
インタラクティブ絵本と言うべき、新たな表現を垣間見た気がする。
有料DLCでは、高解像度PC・モバイル壁紙や開発スケッチほか収録。
作品の雰囲気が気に入ったら、検討してみるのもいいかもしれない。
✨ | Banyu Lintar Angin - Little Storm - 作品紹介&感想 |
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無料(ファンへ向けた有料DLCあり)、 開発:Mojiken Studio、 言語不要
手書きアートによる「心温まる」超短編デジタル絵本。
上作品を先にプレイしてからこちらをプレイすると心に優しい。
システムは同じく、右へめくっていく。物語は全く異なる。
インドネシア農村部に暮らす、3人兄妹のごく普通の生活が描かれる。
日本でも馴染みやすい可愛い絵柄や、子供時代を思い出す懐かしい情景、
とてもホッとした気持ちになる、ステキな一陣の嵐だった。
こちらも有料DLCにて、HD版イラストPDFほか収録されている。
両作品とも、ぜひ時間と心に余裕のある時にプレイしたい。
☕ | JJ voice |
郊外の住宅街、希望と不安を抱えた朝、ゆっくり時の流れる昼下がり、 夕焼けの公園、雨の日の匂い、家族と過ごす他愛もなく大切な時間… 忘れかけていた色々な気持ちを思い出しました。 以前にも書きましたが、東南アジア圏は日本に美的感性が近いと聞きます。 描かれている情景は「日本」と言われても違和感がほぼありませんでした。 子供時代に育ってきた環境が似ているのかな。 色々な国の日常生活を見てみたくなりますね。 |
この記事へのコメント
JJ
こんなに似た雰囲気の国もあるんだなと驚きました。
実際に見てみたくなりますね。