
自由度高い時間能力SLG『All Walls Must Fall - A Tech-Noir Tactics Game』、2024年7月よりSTEAMにて公式無料化しましたので、感想も兼ねてご紹介します。
✨ | All Walls Must Fall |
無料(旧定価1200円) inbetweengames 日本語なし Unreal Engine4製 |
冷戦が終結しなかった架空歴史のベルリンで暗躍!
タイムトラベラーの時間操作/タクティカルSLG。
核戦争を阻止すべく、送り込まれたエージェントとなり
自動生成ミッションに挑んでいく。一定ごとに物語進行。
XCOM、Syndicate、SUPERHOT、Crypt of the Necrodancerほか影響を受けた作品で、リアルタイムとターン制を融合したようなゲーム性です。
1歩動くたび・1つ行動するたび世界も動く。
XCOM風のカバーSLGですが
平常時も戦闘中も同じく、ローグライクRPGのように1手ずつ動作。
撃たれても銃弾の軌跡が見えるため、高速ダッシュで回避可能。
考えながら行動する、秒カウントのような特殊ターン制です。
「失敗した… 警戒された… くっ被弾した…」
「だが問題ない。時は今… 巻き戻るッ!!」
主人公は時間能力者で、TR(タイムリソース)を消費して「時間巻き戻し」「世界だけ巻き戻す」「自分だけ巻き戻す」ほか有利行動が可能に。※要スキル習得。
例えば、強化アームで壁破壊して侵入。警報が鳴っても「世界だけ」巻き戻せば、自分はもう中にいる状態で平常時に! ただし犯行が見つかると、突如転移してくるエージェントのような敵もいるため油断ならない。
TRPGにも近い感覚で、攻略自由度が高い作風。
いきなり正面突破の戦闘から、ステルスで最低限の戦闘、
会話交渉だけで平和にミッションクリアもできてしまう。
「〇〇の修理に来たんだ。すぐ終わるから大丈夫さ」
「当局だ!捜査に協力しろ! 反抗的なら理由なく逮捕できるんだぞ」
風貌怪し過ぎるハゲ/ヒゲ/半袖サスペンダーなオッサン主人公ながら、
ハッタリや色仕掛け(!?)、簡単に騙せて笑った場面も。会話が面白い。
恐怖/好意/尊敬の3パラメータがあり、会話選択肢で上下。
日本語はないため、私は画面翻訳アプリPCOTで訳しつつプレイ。
ミッション間ではお店で、武器購入&義体強化。
弾薬有限の銃火器から、壁破壊や殴れるアームほか武器3スロット。
項目は多くありませんが、義体改造&強化もできます。
ただし売却はできず、オートセーブのため慎重に。
紹介の最後に。
ある夜のベルリンという舞台設定 + 自動生成のため
似たような建物が多い点は好み分かれそうですが
攻略自由度が高く、中々面白い作品です。
ちなみに戦闘後に行動がアニメーション再生されるのですが
『マトリックス』ばりに時々高速で動く主人公に笑いました。
☕ | JJ VOICE |
昔興味惹かれてセール購入したまま積んでいた作品でした。 無料化の発表によれば、今は全員が他のプロジェクトに移っており 本作は心血を注いで自分達で作ったインディゲームとの事でした。 思い入れのある作品ほど、沢山の人に遊んでほしいもの。 この機会に話題が再燃すると良いですね。 ちなみに同チームの過去作『The Mammoth: A Cave Painting』も無料。 こちらも独特なマンモスの超短編ゲームです。 |
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