
赤ちゃんが一人称視点で探索する物語重視ホラーADV『Among the Sleep - Enhanced Edition』 心に感じる所のある作品でしたので、レビューを兼ねてご紹介します。
✨ | Among the Sleep ゲーム特徴紹介 |
非常に好評 定価 1730円 開発 Krillbite Studio 日本語対応
関連情報:EPIC版が10月28日夜まで無料配布
幼児が恐怖に立ち向かう! 一人称視点ホラーADV。
そう… それは2歳になった誕生日の夜中。
新たなクマのお友達「テディ」が何者かに突如連れ去られてしまう!
事態を探るため… ボクは意を決して暗い廊下へと足を踏み出すのだった…
主人公はまだ会話できない赤ちゃん。
中々の速度を誇るハイハイ移動も駆使して探索する
クリアまで2時間前後、ストーリー主導の短編ホラーアドベンチャー。
家の中だけではない、探索エリアは様々用意されている。
おかしい… ボクはお家にいたはずだが… この不気味な場所は一体!?
そんな目を疑いたくなる、未知の舞台へと次々迷い込んでいく。
「仕掛けを動かす、キーアイテムを探す」などギミックも各所に。
もちろんボクは赤ちゃんなので、ドアノブや高い所には手が届かない。
だが物を動かして登ったり、投げる事はできる。これを駆使して攻略。
恐ろしい何かも待ち受けている。
鼓動が高鳴り、視界が歪んで直視できない…… 何かがいるッ!
今すぐ逃げなければ…… 本能を揺さぶる恐怖演出がボクを襲う。
徘徊する「何か」から隠れながらのステルス探索。
ベッドの下、クローゼットの中など隠れてやり過ごすのだ。
奪還したテディを抱きしめると、視界が明るくなり不安も和らぐ(気がする)
✨ | Among the Sleep 気になりそうな点 |
画面揺れが多いため少々酔いやすい。
歩きは遅く、走りつづけると転ぶため、ハイハイが基本。
すると立ち上がる・登る動作が多くなり、画面がぐらつきやすい。
また視界の低さによる違和感やエフェクトも影響するかもしれない。
その他の点。
収集要素あり。実績だけではないため、気になる場合は隅々まで探索。
壁に掛かっている扉も開けることができるため注意しよう。
STEAMストア画像は、ネタバレがあるため見ないことをお勧め。
Enhanced Editionの動画もネタバレのため、
本記事ではゲーム性のみが伝わる旧verを掲載。
✨ | Among the Sleep - Enhanced Edition レビュー |
幼い頃のよく分からない不安や怖さを追体験。
そして子供の気持ち、親の気持ちを考えてしまう作品だった。
電気の消えた暗い部屋…… 押入れの奥の暗がり……
知らない場所で1人になってしまった時の不安……
そんな幼い頃に感じる、日常の中のふとした恐怖感を
大幅に膨らませてホラー化した悪夢のような舞台が広がる。
2歳になったとは言え、まだ赤ちゃんのため
成人ホラーゲームほどの怖さやグロさはないが、
赤ちゃんにとっては過酷すぎる冒険物語である。
暗闇の中をただ一人、テディベアを抱きしめて勇気を振り絞り、
ママとの温かい想い出を辿って、頑張る姿を思うと泣けてくる。
ママからすると一人遊びで散らかしてるだけに思われてる可能性もあるが。
物語としてはプレイ中に薄々感じるであろう通りの素直な展開。
操作性もあって、あまりリプレイしたいゲーム性ではないが
メッセージ作品としては十分良作に感じた。
幼い子供には、親が与えるものや連れていく場所が世界のすべて。
読み聴かせるお話も、イメージとして強く印象に残ることがある。
そう言えば… 私も幼い頃にぬいぐるみを持っていた記憶が。
子供の頃は会話していたのかな… 今になって思い出すとは…
☕ | JJ VOICE |
![]() 以前購入していたSTEAM版をプレイ。 何だか怖そうなゲームと思い込んでいたため、 EPIC配布というキッカケがなければ積んだままだったかもしれません。 クリア実績は33.8%とかなり高め。 皆さん結構遊ばれてるんですね。短い点も貢献しているかな。 クリア後は「ミュージアム・モード」も必見。 散策できる美術館で、舞台セットやアートを観られるほか どんな意図が込められていたのかなど、説明も聴けて舞台背景が分かります。 |
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