Valve代表FPS、初代『Half-Life』のファンリメイク『Black Mesa』
長きに渡った早期アクセスを終了し、Steamにてついに正式リリース!
2020年3月6日をもってバージョン1.0になりましたので改めてご紹介します。
✨ | Black Mesa Release |
圧倒的に好評 定価1980円 開発 Crowbar Collective 日本語対応
次々現れる恐ろしいエイリアン、未曾有の危機に立ち向かう
物理学者ゴードン・フリーマンの戦いを描く! 物語主導FPS
アメリカ政府管轄下ブラックメサ地下研究所の大事故を発端に
未知の狂暴生物が次々出現し、地獄のような惨劇が幕を開ける。
特殊防護 HEVスーツにより、命からがら生き延びたフリーマンは
わずかな生存者と協力しながら、最後の希望を託され戦うのだった。
『Half-Life 2』の15年前、 終末へと向かう始まりを描く物語___。
1は近接武器「バール」で高速殴打できるのが心地いい。
続編ほどではないがホラー成分もあり、ゾンビとも戦う。
シリーズのマスコット的な寄生エイリアン「ヘッドクラブ」もここから登場。
たまに可愛く、よちよち歩いたり水中であたふたしたり、つい眺めたくなる。ピギャー!!
海兵隊ほか銃撃戦もあり、射撃精度やグレネード投擲率も高く手強い。
一部の武器以外は腰だめのみ、照準サイトに慣れているほど苦戦。
また自動回復はないため、余裕もって突破しないと厳しい時も。
難所ではついクイックセーブ & リロード作戦を取りたくなる。
ドラム缶を運んで盾にしたり、敵のタレットを利用したり知恵を絞った想い出。
左:フラッシュライトや環境光による影演算が綺麗。
右:動的なレンズフレアや水面・鏡面反射もばっちり。動くと実感できる。
最新ゲームに比べるとテクスチャは少々粗いが、Source Engineでは屈指の表現力。
数年ぶりにイタズラ(笑) 物を運んだり投げられる物理エンジン機能。
無印『Half-Life』にはなかったが、『Black mesa』にて搭載
物を利用したりスイッチを探したり、遊びの幅が広がった。
人口は少ないがオンラインマルチ対戦にも対応。
またSTEAMワークショップからMODも導入可能。
✨ | 左:Half-Life 右:Black Mesa 画像比較しながら振り返る |
Half-Life(原作)は1998年発売。Valveの原点作品でもある。
物語性や映画的な演出、多彩なギミックなど脚光を浴びたFPS。
Black Mesa(本作)は有志達によるリメイク・プロジェクト。
簡素だったマップ構造やグラフィック、システムほか現実的に再構築された。
物理ギミック実装、SEやAI改善、マップ自体も広くなりXENに至っては4倍に。
バール配置の意味付け、何もなかった部屋が倉庫へ改装ほか、細部まで全面刷新。
2005年にMODとして始動、2009年配信を予定していたが大幅延期となり
2012年にSTEAM Greenlight 登録とともに無料版リリース。紆余曲折を経て
2015年にSTEAMにて早期アクセス版として発売、商用タイトルへと移行した。
Valve承認のもと商用化を実現した異色のファンメイド・タイトルでもある。
ただ、当時は最終章「XEN」が未実装で「俺達の戦いはこれからだ…」状態。
開発は難航し、度重なる改善や再設計、グラフィックやXENへのこだわりなど
永遠とも思える開発発表が続いていたが、2019年末についに「XEN」実装。
その後、XEN以外も全面的にオーバーホールが実施されている。 詳細発表
そして2020年3月6日… 14年以上を経て… 晴れて正式リリース!
タイトル画面や設定画面もUI一新、スッキリした雰囲気に。
(背景画像はセーブデータによって変化)
数年ぶりに最初からプレイ中だが、想い出補正も手伝って懐かしく面白い。
最新作『Half-Life: Alyx』3月24日発売まで、『Black mesa』にて原点回帰。
続編の『Half-Life 2』からEP2まで一気に遊ぶ丁度いい準備期間と言えそうだ。
☕ | JJ voice λ |
私がPCゲームを本格的に始めたキッカケも『Black Mesa』 一人称視点の臨場感にハマり、FPSってこんなに面白いんだ!? と初めて知った作品です。以降は『MOH』『BF』など徐々に開拓。 バール? 真っ先に思い浮かぶのはゴードン・フリーマン。 MOD? 初めてMOD文化に触れたのは『Half-Life 2』 色んな影響を受けた思い入れのあるシリーズです。 |
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