新作ゲームレビュー『CARRION』狂暴な怪物となって人間を強襲! 異色の逆ホラー探索アクション [Steam/Xbox Game Pass PC]

carrion_review.jpg
狂暴怪物となり人間を襲う!逆ホラー浸食アクション『CARRION』 
7月23日、Devolver Digitalより発売されたインディ話題作。
中々楽しめましたので、クリアを機にレビューを兼ねてご紹介します。


 CARRION game review

非常に好評  開発 Phobia Game Studio  いずれも日本語対応  ゲームパッド推奨
Xbox Game Pass(定額) 対象作品 Switch版もあり ※グロ注意 ※むしさん注意


carrion_review1.jpg
狂暴な怪物となって人間を恐怖に陥れる! 異色の探索アクション

そのクリーチャーは謎の研究施設で突如目覚めた…
無数の触手…そして狂暴な口をもつ不気味な外見…
それが主人公。会話などない。人間はすべて獲物…

逃げまどう人間を捕食し、歯向かう人間どもを粉砕!
成長するたび恐ろしい存在になっていく。一体…奴の目的とは?

carrion_image16.jpg carrion_image10.jpg
初見クリア5~7時間ほど(マップに迷うかどうかで大きく変わる)
収集要素をすべて集めても +1~2時間ほどのボリューム。
執筆時点では、エンディング分岐などはない模様。



carrion_image21.jpg
広大施設を探索=浸食していく! 謎解きメトロイドヴァニア型。

地下鉱や旧軍事施設ほか、色んなエリアに分かれており
要所で特殊能力を得ながら、進める範囲を広げていく。
仕掛けなど謎解きも用意されている。

carrion_image4.jpg carrion_image14.jpg
長めのチェックポイントまたは任意の定点セーブ制。
始めての場所セーブ=浸食となり、周囲の地形に触手を張り巡らして
自分の分身を植え付けていく。人間側からすると恐ろしすぎる(笑)

マップは迷路のように縦横に入り組んでいて迷いやすい。
ショートカットを解放していくが、マップ表示はないため記憶が頼り。
翌日はもちろん、数時間前の場所でも余裕で忘れている自分がいた!



carrion_image24.jpg
恐ろしい力で暴れ、さらに奴は成長していく!

つかむ = 右スティックで振り回して叩きつける!が基本行動。
人間など一撃粉砕。もろい扉や自販機などをぶつけて攻撃したり自在。
ただし撃たれ弱いため、強襲&瞬殺かステルス戦に。回復は人間を捕食。

carrion_image5.jpg carrion_image11.jpg
成長していくと3段階まで巨大化し、各段階ごとに固有能力が備わる。
要所に隔離されているDNAを吸収すると特殊能力が得られる。
クモの糸を飛ばす遠距離・捕縛攻撃(謎解きにも使う)
触手を伸ばして洗脳!ほか、攻撃系から防御系まで様々。



carrion_image6.jpg
物語はイベントシーンで追体験。

回想なのか? 誰かの記憶(記録)なのか?
要所に挿入されるイベントでは、過去の人間を操作する。
「もしかして…」言葉を使わず想像させる構成がGOOD。



CARRION 気になるかもしれない点
carrion_image2.jpg
・マップは非常に分かりづらい。一方通行が多く、仕掛けもあるため迷いやすい。
・謎解き難易度はノーマル。たまに頭を捻るくらいだった。
・戦闘難易度はイージー、時々ノーマル。7~8回死んだくらい。

・むしさん苦手な方は注意。うねっている。
 苦手な私でも大丈夫なレベルだったが、あまり凝視していたくはない。

・ノーキルプレイは恐らく不可能。
 謎解きで犠牲が必要になるほか、意図しなくてもすぐ巻き込まれる。
 なお逃げる人間を見逃しても、壊滅させても変化がある訳ではない。



CARRION 気になった点
carrion_image8.jpg
最終能力を入手してしまうと、探索しづらい状況が出てくる。

1・最終能力使用状態は任意解除できず、変な地形で使ってしまうと
  スタックして身動きが取れなくなる事も。チェックポイント再開。

2・最終能力は洗脳スキルに置き換わるため、植物園で一部弊害が。以下ネタバレ
  洗脳スキルを必要とする植物園の格納ユニットを入手できなくなる。
  任意の収集要素なので、クリアは問題ないがSTEAMでは実績要件。
  植物園マップは洗脳スキル入手後に早めに全探索しておきたい。

  Xboxパッドでは余っているボタンがあるため、
  別に配置、または能力切替型にしてほしかった。



 CARRION レビューまとめ
carrion_image18.jpg
好みは分かれそうだが、アイデアが面白い作品だった。

搭乗兵器との戦闘や、包囲網のような激戦エリアはあるものの
いわゆるラスボス格はいない。どの敵も数秒~数十秒で勝負が決まる。
むしろ敵には主人公がボス的存在。(最強形態でも脆いのはさておき)

いわばダクトなどから突如現れ、悲鳴と共に仲間を連れ去って喰っていく!
エイリアンのようなステルス系なのだ。ヤツが現れたエリアは地獄と化す。
SFホラー映画をクリーチャー視点で描いたような作品だった。

産まれてから、次第に手に負えなくなっていく怪物の成長過程。
隠れながら世界を浸食していければ、数か月ほどで
人類の脅威となる巨大BOSSになれるかもしれない。


carrion_image22.jpg
ただ、アッサリ気味のラストは物足りない可能性あり。
激戦の少なさや強大ボスの不在、やり込みの少なさなど
暴れ足りない気分で「え、これで終わり!?」感が少々。
(エンディングは個人的に好き)

巨大な対怪物最終兵器や、緊急防衛システム発動!のような盛り上がり、
もっと遊び込める二周目や裏要素などあれば、より良かったかもしれない。
また、敢えての構造でもマップの分かりづらさは人によって難点となる気も。


carrion_image12.jpg
2Dグラフィックは良雰囲気。特にエフェクトが綺麗。
多くを語らず、過去など考察の余地を残す物語もGOOD。
次があるならば巨大ラスボス格になれるような続編を期待したい。



 JJ VOICE

先月記事『Devolverland Expo』内で知って興味を持った本作。
すぐクリアできるかと思いましたが、迷いに迷って3日間に分割。
マップをすぐ忘れて「こっち行ったっけ?」と何度も再確認(笑)

Steamガイドには、実績&攻略系からマップ!?までありました。
■■ ← ■■■■ ↔ ■■■ のような、ダンジョンが複数ある構成なので
A3くらいの1枚紙に並べて出入口を繋げて俯瞰したくなりますね。


関連記事

この記事へのコメント

人気記事