Crossing Souls(クロッシング・ソウルズ)
80年代アメリカ映画を思わせる、少年少女の壮大な冒険アクションADV。
とても面白い作品だったため、クリア後のレビューを兼ねてご紹介します。
💥 | Crossing Souls ゲーム特徴紹介 |
PC版 1480円、PS4版 1600円 開発 Fourattic 配信 Devolver Digital
日本語対応 非常に好評 PCデモ版あり ゲームコントローラー推奨
少年少女が巻き込まれる恐るべき陰謀! 映画のような大冒険。
舞台は1986年カリフォルニア。主人公クリスそして仲良し5人組が
生と死の狭間をつなぐ「不思議な秘石」を見つけてしまった事から、
国家を揺るがす恐ろしい陰謀に巻き込まれていく……
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「E.T」ほか80年代映画モチーフ満載。
熱い展開あり・笑いあり・涙あり、超展開ながらもシリアス物語。
レトロアニメ風ムービーや、映画風の豪華なBGMスコアも特徴だ。
私の場合クリアまで10時間。ゲームオーバーになること20回近く。
なお、シークレット収集探索しなければ2時間は短縮できるだろう。
描き込まれたグラフィック。80年代の米国サブカル・ネタも豊富。
ゲーム的には、見下ろし視点 2Dアドベンチャー+アクション。
印象は、アドベンチャー 5割、アクション 5割(戦闘はその半分)
アクションとしての難易度は結構高く、苦手だと詰む可能性もある。
謎解きも隅々まで総当たりで調べてやっと分かるような場面もある。
3つセーブスロットがあるため、前に戻れるように階段セーブを推奨。
仲間と切替ながら探索。
主人公クリスは、バットで戦うオーソドックス型。弾を打ち返せる。
天才少年マットは、遠距離ショット & オートエイム & 浮遊靴 と万能。
ほか、力持ちビッグジョーや、素早い少女チャーリー、奔放な弟ケビン。
それぞれの能力に応じたアクションで、謎解きや戦闘を切り抜けていく。
戦闘からプラットフォーマー、ミニゲームまで、アクション要素多彩。
ミニゲームは「これ大丈夫なのか!?」と心配になるものまであった(笑)
戦闘システム紹介。 ボス戦も沢山用意されている!
HP制で、1人でもHPがなくなるとゲームオーバー。
攻撃、ドッジ、ジャンプが基本。それぞれスタミナ消費(自動回復)
アイテムは3種類(回復、スタン、爆弾)、いずれも宝箱入手なので貴重。
ハクスラなど「戦闘特化ゲーム」ではないため、スキルや成長要素はない。
7~8回の連続攻撃や、4~5回のドッジで、スタミナ切れ=無防備になる。
キャラ切替やヒット&アウェイしながら戦うのだが、ザコ戦はカンタン。
ボス戦はアクション専用ゲーム並みの難易度。火力も高く、範囲攻撃もある。
ザコ無限湧きやダメージ床など、様々なギミックもあり、面白くも苦戦する。
詰まないよう、道中の回復アイテムは持てるだけ回収しておきたい。
💥 | Crossing Souls 気になった点 |
正面見下ろし視点による分かりづらさ
視点固定のため、オブジェクトの高さ&位置関係が分かりづらい。
プラットフォーマー場面では、失敗ダメージもあるため悩ましい。
足元の影はもっと濃いほうが良かったかな。
実績&シークレット収集はかなり高難易度
地形の分かりづらさを利用した隠し通路もあり、隅々まで探す必要がある。
イベントが進むと、前マップに戻れなくなるため取り逃しやすい。
どのマップにどれだけ隠し要素があるかもプレイ中は分からない。
STEAMガイドに実績コンプ攻略あり。
Xboxコントローラーをフルに使う操作体系や、細かい硬直時間
左スティック移動しつつ右スティック回避してX攻撃連打! など戦闘は忙しい。
すぐに慣れるが、いくつかの機能はまとめていい気がする。
また細かい硬直時間があり(ジャンプ着地、ドッジ後、攻撃後)
その間は操作を受け付けない点も、快適とは言いがたい印象だった。
自動回復のないHP
イベントで休息シーンがあったとしてもHPは回復しない。
アイテムで回復する必要がある。アイテムはよく入手できるが上限10個。
ボス戦で一気に消費するため、常に不安要素。こまめな回復はしづらい。
アイテムで回復する必要がある。アイテムはよく入手できるが上限10個。
ボス戦で一気に消費するため、常に不安要素。こまめな回復はしづらい。
💥 | Crossing Souls レビューまとめ |
想像以上に壮大ストーリーかつ、歯応えあるアクションADVだった。
最初デモをプレイしたが、当時の想像以上のボリュームと物語。
「嘘だろ…この先一体どうなるんだ!?」気になる展開の連続。
終盤ではすっかり感情移入しながら戦っている自分がいた。
「嘘だろ…この先一体どうなるんだ!?」気になる展開の連続。
終盤ではすっかり感情移入しながら戦っている自分がいた。
少年少女の冒険ながら、キッズ向けではない。
むしろ80年代映画を懐かしいと思う「大人」へ向けたシナリオだった。
日本アニメでは珍しくないが、子供達の冒険とは思えないハード展開。
ツッコミたくなるご都合部分もあるものの、シリアス&ドラマチック。
クリア後には大作映画を観たような気分でしばらく動けなかった。
私は後半の展開やセリフに心を打たれ、涙さえこみ上げてきたが
生死にまつわる話でもあるため、合わない方もいるかもしれない。
惜しむらくは、仲間との会話がイベントシーンのみである事。
イベント会話は十分あるが、探索時など静かすぎて寂しく感じる時も。
「相談コマンド」でもあれば、彼らの絆への共感が深くなっただろう。
また、日本ゲームのように至れり尽くせりの説明はない。
「結局○○はどうなったんだろう?」といった部分も、
「結局○○はどうなったんだろう?」といった部分も、
語りすぎず類推させるくらいの文章にとどめてある。
戦闘特化アクションではないが、色々なゲーム要素満載で歯応えがあった。
シークレットは探しきれなかったものの、何とか自力クリアできた難易度。
もしSFC時代に発売されたなら、メジャーではないが隠れた名作となっていたかもしれない。
🍺 | JJ voice |
私としては珍しく、発売日(今年2月)に衝動買いしたゲーム。 他のゲームで忙しくて積んでいたのだが、早く遊べば良かった。 これで1480円は十分安い。セール最安値では半額にもなる。 主人公の名はクリス。青いリーゼントで決めているタフガイだぜ! 将来ロッカーになって姪っ子からクリスおいたんと呼ばれるのさ! そんな紹介文を、プレイ初期には考えていたが、 とてもふざけて書ける雰囲気ではない話だった(笑) |
この記事へのコメント
ウィッシュに入れておきます
このゲーム、アクションアドベンチャーだったんですね。
日本語なしアドベンチャーだと思い込んでてチェックしてませんでした。
そういえばChrono.GGでE3絡みで何かやってるみたいですね。
JJさんの記事で知ってから毎日(結構忘れる)コツコツコイン貯めてます。
今Steamで見たら6/16まで半額ですね。
これは迷う…。
JJ
あの終盤を体験してしまうと、熱くならずにはいられませんでした(笑)
2番目の方へ
ハクスラやTPSのような戦闘特化アクションではありませんが
色々なゲーム要素が入っていて、全体的に面白いゲームでした。
Chrono.GG は私もここ数日忘れていましたが
大作セールに毎日ショップ…頑張ってますね!更新が楽しみです。
E3記事も書く予定でしたので、時間があれば一緒に書こうかな。
3番目の方へ
たまたまですが、記事の翌日にセールになって驚きました(笑)
月末のサマーセールもありますし、悩ましいですね。
デモ版をプレイして判断するのもいいかもしれません。
ただセーブは本編へ引き継がれないので本当に体験です。