STEAM古代エジプト・パズル『EGYPTIAN SENET セネト』ルール説明&レビュー(対戦すごろく系ゲーム)

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EGYPTIAN SENET  古代エジプト対戦パズル『セネト』

Steamの対戦すごろく感覚で遊べるゲームです。
レビューを兼ねて、簡単にルールをご説明します。


🌕 EGYPTIAN SENET ゲーム紹介(ルール説明)
STEAM評価:非常に好評、開発:Ezzat Studios、通常398円
1人またはローカル2人対戦、トレーディングカードなし、日本語対応


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3500~5000年前に古代エジプト人に親しまれたゲーム『セネト』
宗教的な儀式の意味合いもあるようだが、STEAMストアに詳しい説明があるため、
ここではゲームとしてのプレイ感想を兼ねてルールなどをご紹介していきたい。
と言うより、プレイした方が速いくらいに実際は簡単。ゲーム内にルール説明もある。


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すべての持ち駒を先にゴールさせた方が勝利する「対戦すごろく」
4本の細長い棒がサイコロ代わり。白い裏面の数だけ任意コマを動かせる。全部赤だと5歩。
(1、4、5歩の場合、もう一度振れる。運が良ければ3~4回連続で振れる事も)
デフォルトでは茶色コマが自軍。


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駒は単独では弱いため、2個以上並びながら進めたい。
進んだ先に敵コマがいる場合、単独だと場所交換になる。
だが、2個以上並んでいる場合、場所交換はできず、移動無効になる。
つまり、複数並んで道を塞げば、敵の進行を邪魔できるという仕組みだ。


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難所は、26マス目『美の家』以降。
25マスまではガンガン進めるが、それ以降進むためには、
必ず26マスにピッタリ入らないといけない。関所のような感覚。
それまで優位でも、運が悪いと全然入れず逆転される事もある。

また、26マスでの最初の1振り以降は、自由に進めない。
基本はピッタリ数字が出ないとゴールできないのだ。

27マスはトラップ『水の家』、強制的に15マス『再生の家』まで戻される。
そこに駒がある場合、さらに手前に戻される。まさにスゴロク感覚。



💥 EGYPTIAN SENET レビュー
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運も絡むが、コマの位置取りなどの駆け引きが楽しい対戦ゲーム。
CPU戦は難易度3段階。最高難易度でもそこまで変わらない気がした。
理不尽に強い訳ではないので、普通に楽しめる。

いかに敵より前に進み、敵の進行をうまくブロックしていくかが
勝利の鍵な気がするが、優位が崩れやすい最後の2コマが難しい。
どちらかが離れれば、一気に戻される上、運が悪いと逆転される。
逆の立場なら逆転チャンスがある。なかなか良く出来たルールだ。


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ゲーム自体は面白いが、ゲームモードの少なさがネック
1人 vs CPUか、ローカル2人対戦(マウスを回しっこする)のみ。
マルチ、または1人用キャンペーンやトーナメントでもあれば、遊びの幅が増えたと思う。


 JJ voice

遊ぶためのゲームと言うより、一つの資料として重宝する作品だと思う。
『アサシンクリード』のミニゲームにも古い時代の卓上ゲームがあり好感を持ったが、
古代ゲームのデジタル再現は「保存」という観点においてそれだけで価値がある。

世界には全く知らないようなゲームもきっと沢山あるだろう。
今後も色々な未知のゲームをぜひ再現していってほしいね。
できればキャンペーンなどの現代的ゲーム性もお願いしたい。

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