良作レビュー『FURI』戦闘が熱い!ボス戦特化 SFサムライ・アクション [日本語対応 PCゲーム]

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SFサムライ・アクション『FURI』 日本語対応PC版。
独特世界観の未来監獄から脱獄を図る、ボス戦特化ACT。
クリアを機に、レビューを兼ねてゲーム特徴をご紹介したい。


💡 FURI ゲーム特徴紹介&レビュー
Furi(邦題 フリー)Steamストア ※ゲームパッド推奨

非常に好評、定価2300円、日本語対応(ボイス・字幕・UI)

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監獄に囚われた謎のサムライ風主人公。怪しいウサギ男のアドバイスに従い、
脱獄すべく、各階層のガーディアンと戦っていく物語。主人公は一切喋らない。
周囲の人物のセリフから、脱獄の目的や主人公の正体が少しずつ見えていく。

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激しいアクションパートと、静かな移動パートが交互にあり。
印象的なアートワークや、独特の雰囲気に好奇心がくすぐられる。



 FURI さあ決闘だ!戦闘システム紹介
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本作は攻撃よりも、防御の使い分けがとても重要。
「連続斬り、タメ斬り、銃撃、タメ撃ち、チャージ」などの攻撃、
「ガード(パリィ)、回避、長距離回避」など防御を駆使して戦う。
攻撃モーションや音で判断して、即座に判断する必要がある。

近接戦と遠距離戦があり、それぞれに戦い方が異なる。
近接では行動の読み合い、遠距離では位置の探り合いや回避アクションに。
まるでシューティングのような全方位弾幕や、極太レーザーも飛んでくる。



 FURI 攻略が楽しい、1vs1のボス戦特化アクション
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慣れるまでは難しいが、慣れると一気に楽しくなる
最初は「チュートリアル的存在の1面」でさえ難易度最低でも倒せず、
実は一度投げたのだが、冷静になった数日後プレイすると仕組みが分かり、
3面ボスまで初見撃破できて驚いた。最低難易度だとむしろ2面3面の方が楽にも。


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敵の攻撃を一手一手攻略していく「見切りゲーム」だったのだ!
剣士からスナイパーまで、どのボスも戦い方がとても多彩。さらに、
お手並み拝見>本気>怒りのように、数段階に攻撃スタイルが変化。
観察してそれぞれ対処法を掴んでいく「考える戦闘」となっている。
驚きと観察、刹那の判断が重要な、バトルらしいバトルが楽しめる。


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敵にスキがない時は、いかなる攻撃も通用しないシステム。
攻撃モーション中など無防備そうな背中を斬りつけても
格闘ゲーム無敵時間のように鉄壁ガード(または回避)される。
スキができる瞬間を狙うか、誘導してスキを作るしかないのだ。
ムダに攻撃連打しても手痛いカウンターをもらうのみ。


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恐らく「達人同士の斬り結び」を再現しようとしたのだろう。
後半に登場するある純和風キャラクターを見て実感した。
所々に入る殺陣アニメーションもとてもカッコいい。



FURI 好みが分かれそうな点
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敵も回復するため、ゴリ押しが難しい。
敵味方ともHPが複数ゲージある、格ゲーのようなラウンド制となっている。
どんなに敵のHPを削っても、先に自分のHPが尽きたら次ラウンド。回復してしまう。
またゲージが多いため、一戦一戦が長引く。私は10~20分ほど。達人は分からない。
20分以上かかった時は、集中していたためかなり疲れた。

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ゲームオーバー画面のボイスがうっとおしい時がある。
1戦1戦に時間がかかるため、接戦で負けるとかなり悔しい。
そこに追い打ちをかけるようにボイスが煽ってくると「うるせー!」となる。
怒りと共にコンテニュー連打だ。なるほど、それが狙いなのかもしれない(笑)

戦闘パート以外は、ほぼ自動進行のアドベンチャー。
道中は自由に動けるが、ゆっくりしか歩けないため、探索する気が起きない。
そもそも探索してもメリットはなさそうだ。世界観を楽しむ事はできるが。

進めなくなる現象が、一度だけ発生
あるゲートをくぐると、主人公が両手を上げてわやわや。動けない。
「やったー、外に出られたぞー」と喜んでいるのかと一瞬思ったが、
そんなシュールなゲームではないだろうと「リスタート」すると普通に動けるように。



 FURI レビューまとめ
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「攻略を考える」バトルシステムはとても面白かった。
システムを把握する前はイヤになりかけたが、続けて良かった。
今ではもっと戦いたい位だ。次は難易度を上げて挑戦したい。

ボス毎に異なる戦い方も面白く、超必殺技的なド派手な攻撃を、
初見で間一髪かわせた時は、興奮や嬉しさでアドレナリンMAX。
バトル前後の戦闘アニメーションもカッコ良く、ワクワクした。

4時間ほどでクリアしたが、飽きることなく完走できる
丁度いいボリュームに感じた。クリア後解禁の高難易度モードや、
練習評価でアンロックされるアートなど、やり込み要素もGOOD。
好み分かれる敷居高めのゲームだが、掘り出し物に出逢えた気分でござる。

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主人公は一体何者か? 脱獄した先に何が待っているのか!?


 JJ voice

サムライやメカなどの世界観、ストーリー、システム、戦闘のストイックさ。
全体的に日本を感じさせる作品だった。調べてみると開発のThe Game Bakersは
フランスのメーカーだが、ボスデザインは岡崎能士氏(代表作アフロサムライほか)
スペシャルサンクスに、そうそうたる日本のゲーム制作者やメーカーが名を連ねていた。
なお、メイキング動画もYoutube公開されているので、興味ある方はCHECK IT OUT☆


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