『HALF-LIFE 2 RTX』
フルレイトレーシングによる美麗リマスターへ向けたコミュニティ開発プロジェクト、『Half-Life 2 RTX: An RTX Remix Project』と題してNvidiaより昨夜発表されました。まだ開発初期段階でリリース日は未定です。
併せて発表されている新技術「DLSS 3.5」「Ray Reconstruction」と共にざっくりご紹介します。
✨ | HALF-LIFE 2 RTX |
国内NvidiaサイトやSTEAMではまだページ未開設
『HALF-LIFE 2』が20年近くを経て… 美麗グラフィックで蘇る!
昨年の『PORTAL with RTX』、先月の『Portal: Prelude RTX』に続き、
ついに長編物語ゲーム『HALF-LIFE 2』が次期RTXタイトルに選ばれました。
すべての光源が反射、光や影の演算生成でより現実的な陰影が描かれます。
高速読み込みや低遅延など、これまで導入されてきたRTX系グラフィックボード向け技術「RTX IO」「RTX Reflex」「DLSS 3」ほか、現最新環境によるリマスター。
ほぼ全てのアセット(ゲーム内素材)が物理ベースレンダリングやValve提供エディタなどで写実的に作り直され、平均的なテクスチャ解像度は原作の8倍、スーツなどの細部ディティールは20倍!?との事。HEVスーツも布表現まで精細なボディアーマー感ある未来的風貌に進化しています。発表ページに4K新旧比較画像あり。
今回はOrbifold Studiosを中心としたMODチームによるコミュニティ開発プロジェクトとなり、公式サイトにてMODDERや3Dアーティストなど参加募集も行われています。
昨年『Portal with RTX』と共にMOD開発環境 RTX remix が発表され、その提供を受けたMODチームにより開発されたのが『Portal: Prelude RTX』。そして今回複数チーム参加型へ。
RTX remix は無料で早期アクセス。開発プラットフォーム NVIDIA Omniverse にて今後利用できるようです。
また『HALF-LIFE2 RTX』と共にリマスターされたアセットもコミュニティに無料公開予定。往年MODのリマスターやRTX向け新規MOD開発など、コミュニティの情熱を呼び起こしたいとの事です。熱い!
果たして… 新たなシティ17行きの列車がいつ出発するのか?
まだ未定ですが、配信開始時には新記事にてご紹介予定です。
バールを再び受け取る日が… 楽しみだ!
✨ | 「DLSS 3.5」と「Ray Reconstruction」が今秋より登場 |
秋後半に『Portal with RTX』がDLSS 3.5にアップグレード。併せてAIによるレイトレーシング画質向上の新機能「Ray Reconstruction レイ リコンストラクション」が導入されるとの事。
上動画を0.25倍で再生してみると…… 左(DLSSなし)は不自然な揺れが目立ち、柔らかい光でややぼやけ気味。右(DLSS 3.5)は揺れが低減されシャープに見えます。
こちらは『Cyberpunk 2077』新DLCの最新PV。動画内0:31からDLSS 3.5のON/OFF比較。動画を止めると、効果がよりハッキリ分かります。
AI処理によりフレーム間で情報が蓄積、より速く正確に鮮明に描画され、パフォーマンス向上にも繋がる新技術との事です。従来の難点だった薄い鏡面反射の過剰なちらつきや、一部の不安定な光の沸騰現象もなくなり安定して描画されるようです。
具体的な仕組みは、以下発表ページに詳細あり。
『Portal with RTX』『Cyberpunk 2077』『Alan Wake 2』『Chaos Vantage』『D5 Render』『NVIDIA Omniverse』など、様々なゲームやアプリに対応予定です。
☕ | JJ VOICE「編集後記のようなもの」 |
公式発表を読んでいて、とてもワクワクする内容でした。 PVであの独特な低音テーマ曲が聴こえてきて痺れました。 ぜひ成功してEP1~2に繋がればいいなと期待しています。ガッポイ! ガッポイ!! なお「Ray Reconstruction」の仕組みを読んで、脳が理解を拒否しはじめて疲れました(笑) すべてのRTX GPUで品質向上との記載があったため、私の2070でもまだやれるか!?とこちらは期待しすぎない程度に期待。レイトレが少しでも軽くなるといいなあ。 |
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