STEAM無料配信MOD『Half-Life 2 RTX』デモ版、現行レイトレーシング&高解像度でリマスター、画像比較を交えて感想&紹介

Half-Life-2-RTX.jpg
レイトレーシングで刷新『Half-Life 2 RTX』デモ版。2025年3月18日より『Half-Life 2』所有者向けのスタンドアロンMODとして配信開始していますので、遊んでみた印象と併せてご紹介します。


Half-Life 2 RTX
無料MOD  開発 Orbifold Studios 日本語対応 約41.4GB 超重量級
Half-Life2 ゲーム本体所有も必要です(こちらはインストール不要)

※ GPU最小要件 RTX3060 TI、レイトレーシング対応グラボ専用
※ STEAM発表内にスペック別の推奨設定一覧表あり


Half-Life-2-RTX-demo-image-compare4-new.jpg
RTX フルレイトレーシング・リマスター

以前のリマスター『PORTAL with RTX』『Portal: Prelude RTX』につづき
ついに長編FPS『Half-Life 2』がリマスター対象になったプロジェクト。

今回DEMO版では本編中盤の2つ章を収録。
グラビティガン解禁後のホラー探索章「レーベンホルム」
銃撃戦ほか戦闘多めの「ノバ プロスペクト」を遊べます。

最低要件 RTX3060 TIだけあり、動作は相当重めです。
ゲーム内のDLSSやグラフィック設定、解像度を下げて対処。

TIPS
Nvidiaグラボでは最新ドライバー572.83がリリースされています。
本作もサポートとの事。ただ私のRTX2070では旧572.70での動作とほぼ変わらず。RTX30系~50系だと影響があるのかもしれません。 


RTX Remix(RTXによるリマスター開発支援ツール)のリリースに併せた配信。
本作のすべての光源が反射、光や影の演算生成でより現実的な陰影が描かれ、
テクスチャやモデルも高画質化。ゾンビのモデルは30倍解像度との事です。

RTX系グラフィックボード向け技術「DLSS 4」「マルチフレーム生成」「Ray Reconstructionの新AIモデルによる画質向上」「新要素Neural Radiance Cache」ほか、現最新環境によるリマスターです。詳しくは公式詳細


Half-Life-2-RTX-setting2.jpg
RTX用の画質設定は「Alt+Xキー」
DLSS設定ほか細かなグラフィック調整が可能。
Alt+XキーをGeforce Experience機能に設定していると
そちらを変更しないとゲーム内のRTX設定を開けない可能性あり。

TIPS
・画質プリセット「High以上かMedium以下か」で画質が結構変化。High以上はぐっと重いぶん、光の反射や距離が増して陰影メリハリ向上。

・「Ray Reconstruction」のON/OFFはさらに画質影響。ONだと全体的にくっきり。フレームレートは多少響く位でした。2モードありCNNに変更すると多少画質が落ち軽量に。

・バグなのか私の環境では突如画面が最小化して、Steamクライアントが立ち上がる謎の現象に何度か遭遇。



Half-Life2 RTX 原作と画像比較
Half-Life-2-RTX-demo-image1-old.jpg
上は原作『Half-Life 2』

Half-Life-2-RTX-demo-image1.jpg
こちらが本作『Half-Life 2 RTX』DEMO版
炎など強い光がある場所ではレイトレーシング効果が強い。

以降は左が原作、右がRTX(クリックで16:9画像に拡大)
Half-Life-2-RTX-demo-image-compare2-old-b.jpg Half-Life-2-RTX-demo-image-compare2-new-b.jpg
建物内へも炎の明かりの強さで影がくっきり伸びています。

Half-Life-2-RTX-demo-image-compare9-old-b.jpg Half-Life-2-RTX-demo-image-compare9-new-b.jpg
Half-Life-2-RTX-demo-image-compare3-old-b.jpg Half-Life-2-RTX-demo-image-compare3-new-b.jpg
小さな光源ながら不自然に明るすぎるかなと思う場所も一部ありました。
レイトレーシングあるあるで他のゲームでもたま~に見かけますね。


Half-Life-2-RTX-demo-image-compare1-old.jpg
Half-Life-2-RTX-demo-image-compare1-new.jpg
右の扉は手前の部屋の白熱光の反射です。
自分のフラッシュライトも原作よりやや明るめ。バッテリー無限のようでGOOD


Half-Life-2-RTX-demo-image-compare7-old-b.jpg Half-Life-2-RTX-demo-image-compare7-new-b.jpg
Half-Life-2-RTX-demo-image-compare5-old-b.jpg Half-Life-2-RTX-demo-image-compare5-new-b.jpg
草や岩片など環境表現も全体的にリッチに。

Half-Life-2-RTX-demo-image-compare8-old-b.jpg Half-Life-2-RTX-demo-image-compare8-new-b.jpg
テクスチャも作り直されており解像度UP
グラビティガンも手作り機械感がいい感じですね。

Half-Life-2-RTX-demo-image-compare6-new-b.jpg Half-Life-2-RTX-demo-image-compare6-old-b.jpg
明暗の雰囲気や水の表現もナチュラルに。
光は良いのですが、水は好み分かれそうかな。


Half-Life-2-RTX-demo-image2.jpg
紹介の最後に。
RTX5000系向けの新機能・新要素を体験するための技術デモ的なプロジェクト。目玉の1つRay Reconstruction新AIモデルをONにするとテクスチャ含めて画面クッキリ、OFFにするとぼんやりした印象になるため、ONで映えるようなマッピング構造や調整になっている気も。下画像(ON/OFFを比べなければ意外と気にならないのかもしれません)

Half-Life-2-RTX-demo-image-compare-ray-re1b.jpg
あくまでリマスター。グラフィック以外の部分はほぼ原作同様。
最高画質でも確認しましたが、それほど美麗に見えない場所もちらほら。
やはり内装や街並みなどの簡素な雰囲気そのままでは映えにくいのかなと。

現状の重さと大容量に釣り合っているかは微妙な印象もありますが
光や陰影は綺麗、テクスチャやモデルや草木なども綺麗になりGOOD

今後、明るいマップやアリックス達NPC表現でより真価が問われそうですね。
RTX20系など対象外環境では、動作キツく悩ましいですがそもそも無料MOD。
快適に遊べる環境があれば、新鮮に遊び直せる選択肢になるかもしれません。
完全版ではさらに改良や最適化される可能性もあります。期待したいですね。



 JJ VOICE

RTX5060系が4月との噂から、そろそろ買い替えかなと久々に調べると高いっ(笑)
NvidiaでVram12GB以上だと10万超で安価なBTO PCが買えるレベルでした。
40系も在庫が品薄気味の店が増え、円安や今後心配な関税影響。
数年前の相場感覚だったため、70番以上はもう贅沢品だなあと
しみじみ思った今夜この頃です。


RTXシリーズ関連記事
Portal with RTX compare image2 Portal_Prelude_RTX__title.jpg

この記事へのコメント

人気記事