Steamにて無料配信、宇宙ステーションを散策『ISS Simulator』
2024年11月7日より登場した作品です。プレイ所感も兼ねてご紹介します。
✨ | ISS Simulator 作品紹介 |
無料 開発 Spacedata.inc, 株式会社スペースデータ 約6.3GB 執筆時点では日本語対応はごく一部UIのみ ※高設定以上は必要スペック高(後述) |
ISS内外を浮遊散策できる3Dシミュレーター β版、
JAXA協力に基づく「バーチャル国際宇宙ステーション(ISS)」
現初期バージョンでは日本実験棟「きぼう」から、米国実験棟デスティニーや欧州のコロンバス、エアロック区画から観測室キューポラのある区画までが収録されています。船外では全体を浮遊可能です。
ゲーム要素や目的はなく、自由に見て回る感覚です。(1~3人称切替)
特殊機能として、施設内の気流を再現する要素もあり。(強弱調整)
Unreal Engine 5製のため美麗、カメラや食品などは製品文字まで読めました。
左は食事シーンを思い出しますね。(食べ物が固定されてないのはイメージかな)
なお、DLSSやFSRなどは未実装、グラフィックが綺麗なぶん相当重い。
中以下は軽くなるものの、画質も相当粗めに(掲載画像の多くは高設定)
Core i7-8700、RTX2070環境だと、ウルトラ20FPS、高30FPS、中50FPS前後。
現verで気になった点
・自機は球体ロボット、掴んだり空中静止できず常に移動状態。
見たい場所をじっくり見るのは一苦労でした。3D酔いにも注意。
静止機能 or 時間停止フォトモードが欲しくなります。Nvidia Anselは非対応。
・船外は宇宙飛行士ですが挙動同じで掴む機能はなし。スラスター制御シムではなく自由飛行のため楽に見て回れます。地球や天体が動かないのが少々残念。
以下、各発表より
JAXAが国際宇宙ステーション(以下、ISS)「きぼう」日本実験棟で取得した船内環境データ(温度、湿度、風量、照度等)や微小重力環境をスペースデータが開発する宇宙デジタルツインに実装することで、宇宙環境をデジタル空間上に再現します。
今後、宇宙ロボットや宇宙ステーションのシミュレーション機能を付加し、宇宙機開発のツール、宇宙実験のツールとして活用する事も計画しています。
との事で、ゲームとは異なる方向性のようです。
共創開始からまだ間もなく、現ベータ版はベースが出来た段階の印象。
これからコンテンツ機能拡充されていくのかもかもしれません。
意欲的な試みのため、今後のアップデートに期待したいですね。
個人的には、静止機能と軽量化(またはFSRなどアップスケーリング)、
設備やモジュール説明、一部は軽いインタラクト機能があればと思いました。
✨ | 関連して |
こちらはJAXAチャンネルのyoutube動画です。
若田宇宙飛行士のISSツアー 前編(↑動画)
若田宇宙飛行士のISSツアー 中編
若田宇宙飛行士のISSツアー 後編
本作に収録されている区画の多くが紹介されています。再限度比較ほか壁装置の役割など分かるため、プレイ前に観てみるとより楽しめます。純粋に動画としてもISS生活が垣間見える面白い時間でした。
全装置ではありませんが、細かな部分もしっかり再現されていました。
私は素人のため、詳しい方がプレイすると違う印象になりそうですね。
☕ | JJ VOICE「編集後記」 |
STEAMでふと見かけ「ISS!?」と興味惹かれてプレイしてみた作品。 どれくらいの再現度なんだろうとISS情報を調べたり、NASAやJAXAの動画を数時間鑑賞したり、思いがけず宇宙に思いを馳せる日曜日になりました(笑) 「宇宙に興味がある一般ユーザーに向けて、科学教育や宇宙理解の促進を図ることを目指しています」との記載もあり、確かに理解促進に繋がったかもと実感しました。 |
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