![新作ゲーム特徴紹介&感想『インディ・ジョーンズ/大いなる円環』多彩な謎解きや遺跡冒険!オープンフィールド自由探索マップもある1人称視点アクション・アドベンチャー [Steam/PC Game Pass]](https://jj-labo.up.seesaa.net/image/Indiana_Jones_and_the_Great_Circle__review.jpg)
謎解きや探索が楽しい『インディ・ジョーンズ/大いなる円環』
2024年12月9日より発売開始した新作です。一部難点はありますが非常に楽しめましたので、クリアを機にレビューも交えてゲーム特徴をご紹介します。
2024年12月9日より発売開始した新作です。一部難点はありますが非常に楽しめましたので、クリアを機にレビューも交えてゲーム特徴をご紹介します。
目次 |
✨ | Indiana Jones and the Great Circle ゲーム紹介▲ |
定価 9680円 日本語対応 SSD必須 必要スペック高(レイトレーシング必須) 開発 MachineGames 配信 Bethesda Softworks |
陰謀阻止すべく謎の秘宝を追う! 一人称視点の探索アドベンチャー/アクション
時代設定は『レイダース/失われたアーク』と『最後の聖戦』の間、1937年を舞台にしたゲームオリジナル物語です。世界各地で暗躍する宿敵ナチスとの新たな秘宝争奪戦を描きます。
『レイダース』設定やオマージュが所々あり、事前に観ておくとより楽しめます。
執筆時点ではamazon prime videoでも4作品が見放題配信中。
※イベントや特殊行動は3人称ですが、1人称視点ゲームです。
若い頃のハリソン・フォードに「角度によって似てる瞬間がある」位のちょっと寄せた顔立ち。ニヤリな表情は高再現。日本語吹替え含めて最初は違和感ありましたが雰囲気渋めですぐ慣れました。懐かしのマーカスも少し登場。
サブクエやミステリー(謎解き)80%、収集要素20%到達状態で30時間クリア。
メインに集中すれば20時間ほどかもしれません。クリア後も引続き遊べます。
謎解きや収集は一部難しく、自力で全攻略を目指せば40時間を超えます。
✨ | インディ ジョーンズ/大いなる円環 ゲーム特徴5つPick Up▲ |
特徴① ロケーション多彩、映画のようなリニア型の章から |
自由探索オープンフィールド型マップの章まで様々あり |
自由探索マップは 3か国あり、コンパクトながら作り込み良好。
ショートカット開放していく、迷路のように入り組んだ町から
遺跡が沢山あるエジプト砂漠、ほか国ごとに個性が異なり新鮮。
車両はありませんが、ファストトラベル地点はあり。
メイン&サブクエスト、小イベントや探索要素が沢山!
秘宝探しのメイン目標ほか、オープンフィールドではどのクエストから進めるも自由。
映画のような試練の遺跡ほか、サブクエにも広い遺跡が多く、凝った物語もあり展開豊富。ストーリー関係ない小遺跡や敵拠点、収集要素もあり寄り道が楽しい。
特徴② 遺跡の仕掛けから暗号解読まで、謎解き多彩! |
遺跡は雰囲気を楽しむ探検気分 + 要所に謎解きアクセント。
敵はいない仕掛けや探索重視の遺跡が多め。どこに続くのか? どうやれば進めるのか? 探検気分でルート探しからパズル、映画を思い出すイベントも。
反射神経アクションも少なめ。グラップルなムチ移動もアスレチックと言うよりルート探し。 ※きもい要素少なくサソリと大ヘビが一部いる程度。
「ミステリー」として村や敵地など謎解きも沢山!
隠し扉など仕掛けや宝探し、手がかりから金庫ナンバーを推理したり豊富。比較的易しめですが、一部は紙にメモしながら解読したものもあり面白い。
特徴③ 戦闘はステルスや近接メイン(銃はサブ感覚) |
パンチ!つかみ突き飛ばし! 物を拾って殴る!投げる! ムチでピシッ!
映画のようなドタバタ感ある戦闘になりやすく、慣れると楽しい。
ガード崩し、パリィやスウェイ回避で牽制しあう隙にも
後ろから回り込んできたり、わちゃわちゃ乱戦感覚です。
ハンマーや楽器、フライパンや石像ほか、その辺の物を拾って攻撃可能。
ムチで敵の武器を叩き落として、奪ったり、機転次第で戦い方が自在。
銃はハンドガンのみ携行でき、長銃は敵から奪う使い捨て。
携行/装填弾数が少なくすぐ弾切れ。銃装備の強敵を何とかしたい時や
ドラム缶爆破など気分転換に暴れたい時のアクセント感覚。
ただし敵は高精度&高火力! さらにアラートで大勢駆けつけるため
銃撃戦は逆にピンチになりやすく、FPS感覚で戦うとすぐ死にます(笑)
なお、装備編成/武器カスタム/クラフト/レベル成長などはありません。
特徴④ 変装してステルス潜入 |
探索章では衣装の入手要素があり、関係者や敵になりすまし
「盗みや警戒行動」など怪しまれないよう気をつけて探索。
ステルスも活用して攻略していく。裏口…地下…侵入ルートが沢山。
物を投げて陽動したり、テイクダウンしてボディを隠したりも可能。
(慣れて強化整えば、ゴリ押し正面突破もいけますが後半はキツイ)
特徴⑤ 本で強化/情報収集、カメラ撮影で調べるなどアナログ表現がGOOD |
各地で見つかる本を読んでPERK強化。
戦闘系の指南書、エクササイズ本でスタミナほか、現実的な基本能力を強化。
現地ガイドブックを購入、その情報を頼りに本や物資を探すというアイデア。
マップも地図入手したり(遺跡では手描き風オートマッピング)
メモ収集したり、情報を得るたび、地図に書き込まれていきます。
探索や観光、収集要素が「強化につながる」システム。
PERKポイントは色んな発見でも得られるため、探索が無駄にならない。
そして報酬などお金を貯めて、別ジャンルの情報本をお買い物。
本や食べ物など、同じアイテムでも国ごとにデザイン異なるこだわり。
村の建築や人々の情景、UIほか表現のこだわりがVERY GOOD
村の建築や人々の情景、UIほか表現のこだわりがVERY GOOD
✨ | インディ・ジョーンズ/大いなる円環 気になった点▲目次 |

特に気になった点
・オートセーブのみで不便。 ゲーム終了や前章へ移動時はセーブされない。
イベントはセーブ頻繁ですが、普段は数分~10分ほどでセーブ(戦闘は保留)
死んだりして、探索/小目標/PERK取得/アイテム入手など戻し作業が数回。
やめたい時は「1分前にセーブ」など時間表示を確認してゲーム終了で面倒。
・HP回復専用ボタンがなく、アイテム切替えのため瞬時に回復しづらい。
HP回復/回復バフ/スタミナバフの3種類、包帯を装備して使用(武器を落とす)
・銃は腰だめで撃てない。ハンドガンのリロードが左クリックで馴染みづらい。
・ハンドガンとムチ以外すべての拾った武器は使い捨て。
アイテム使用/ロープやハシゴ使用でも自動ポイ捨て。
アイテム使用/ロープやハシゴ使用でも自動ポイ捨て。
(好み次第ですが)気になりそうな点
・地形つかまり移動、ハシゴ&ロープ昇り降りが遅め(PERKでやや加速)
・マーカーが一部分かりづらい(地上何もないと思ったら地下深くだったり)
・装備編成/武器カスタム/クラフト/レベル成長なし(本でPERK強化のみ)
・車やバイクや乗馬はなし(徒歩で回れる広さですが少々残念)
・ゲーム内に言語設定機能なし(自動的に日本語字幕&吹替え)
・日中戦争の一幕も短い章として含まれます。WW2へ進みつつある緊迫した世界背景を示唆するものですが、描写や情報が一側面のみのため賛否分かれそうな部分。
PC動作に関して
・バグかPCスペック不足か、たまに敵やモノが浮いたままの時も(数回遭遇)
進行不能など大きなバグは遭遇していません。
・ティアリング発生(慣れましたが垂直同期ONでも発生)
・VRAM必要値高め。RTX2070(8GB)ではテクスチャ低でもオーバー(DLSSで解消)
・HDD非推奨ゲーム。SSDだとロゴ含め起動20秒台、FT数秒でロード快適でした。
・レイトレーシング必須のため、対応GPU以前のグラボでは動作が厳しい可能性あり。
所感
・テクスチャ低でも結構綺麗。それと影以外の項目はさほど重くない。
テクスチャ高で始めましたが、VRAM不足のためか激しくフレームレート落ち込み多発。テクスチャ低 + 影を中に下げると安定、他は高設定でRTX2070でも1080pで50~60FPSで遊べる場面が多く、よく最適化されている印象でした(DLSS品質~バランス)
✨ | インディ・ジョーンズ/大いなる円環 レビュー▲目次へ |
多彩なロケーション、世界表現や自由探索マップの作り込み
沢山の謎解きや遺跡探検アドベンチャー気分が楽しい良作
メインイベントは映画のような手に汗握る展開もありますが、
映画では数分ほどの「人脈交流・情報収集・周辺探索などの現地フィールドワーク」を沢山のイベントを通してじっくり楽しむ感覚のゲームです。
あちこちに寄り道要素があり、探索がとても楽しい。
遺跡は仕掛けや脆い壁など隠し通路、松明投げて明かりを運んだり探検気分。
地上含めてパズルから推理まで謎解き豊富で、悩みながら面白く遊べました。
サブや探索収集ばかりしてるとダレるのはオープンワールド系と同様。
探索6:謎解き2:戦闘アクション2 くらいのプレイ時間比率の印象。
敵が邪魔な時だけ戦っていたため、プレイスタイルによっても変わります。
戦闘もドタバタ感あるアクションで楽しい、銃はEASY向け
高台から敵を突き飛ばすと、ジタバタ踏ん張ろうとしたりコミカル(笑)
自分も何度もピンチになって、時にぐるぐる逃げ回りながらアタフタ。
「ヤバい死ぬ! 回復回復… これ違う! フルーツ食ってる場合かッ」
「敵沢山きた! とりあえずパンチ! 回避だとッ ま…まあ落ち着け…ムチ牽制して逃げる!」
そんな状況がよく発生。特にボクシングな近接戦でのわちゃわちゃ乱闘感が面白い。
銃プレイはVERY HARDですが、難易度最低だと苦戦しつつ戦えるレベルに。それでも敵拠点はキツイ(離れると復活) 包帯は無限入手可なのが救い。診療所とファイトクラブに壁掛け
最後に。謎解き探検ADVとして面白かった! 後味もGOOD
自信満々な映画版インディより大人しいが、オマージュ感じる作品。
遺跡は現実寄りで比較的シンプル。 超常現象が一部あるくらい。
戦闘は基本ドタバタ劇。 銃も映画ではたまに使うくらい。
敵が多ければ逃げたり、何か利用したり機転で乗り切る。
そんな原作世界観を逸脱しないようゲームデザインされている印象でした。
ただ、本作では性格が主張控えめで奥手です。一部サブクエは繊細な内面も示唆。
ハリソン版インディではなく、主人公=プレイヤー没入感のためか無難なインディ。
また映画に比べて笑えるシーン少なめ。ユーモアや小笑いは散りばめられてますが
主要仲間ヒロインはシリアスでラブコメがなく、コミカル展開になりづらい。
だがしかし!悪役はいかにもな個性的ライバルで怪演ッ! 貴重な笑いを提供。
ハリソン・フォード版とは印象異なりますが、インディらしい世界を
自由度高めに探検できる謎解きアドベンチャーゲームとして良作でした。
20~40時間+と考えれば高価なためセール様子見 or サブスク Game Passも手です。
☕ | JJ VOICE▲目次へ |
レイダース ~ クリスタルスカル王国は冒険や争奪戦、笑いも魅力でしたが 映画最新『運命のダイヤル』が寂しい最終感ある高齢冒険だっただけに 精悍な頃のインディの活躍がゲームで描かれるのは純粋に嬉しい。 (最新作は人生の意味を考えさせられる作品ではありましたが) いつまでも冒険心を思い出させてくれるヒーローでいて欲しいですね。 とは言え1930~60年代のため、そろそろ後継者にバトンタッチして リブートが始まっても良い頃合いかなとも思います。 TIPS 募金箱 … 各マップの店で全部買い物すると開放。使い道ないお金を寄付可能に。 修理キット … 変装の固有武器が壊れた時用(私は1度も使わずクリア) |
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この記事へのコメント
はろー
グラボきっついってのだけは知ってまして、
先日radeon viiから6090xtに換えました
これの為に一応、ゲーパスcore12ヶ月とultimate1ヶ月のコードは確保済みです
問題はいつ始めるかなのですが、半年ゲーム漬けの環境を作れるかどうか。。。
やっぱサブスク狙いより個別に買った方が義務感もなくて気楽ですよねw
あと、ハリソンありきだとは思うのですが、カーク船長もアレはアレでって感じなのでリブートしても慣れるのかも
運命のダイヤルはまだ未見ですが、4作目ですら相当キツかったですよね
ハリソンもトムもすげーわ
JJ
https://store.steampowered.com/news/app/2677660/view/509566179781640981
こちら発表ではFSR対応予定のようで、それから遊ぶのもアリかもしれません(現在アップスケーリングはDLSSのみ)1080pだとRTX2070でも50~60FPSで遊べましたが、テクスチャと影は妥協でした。
ちなみに休日5時間遊ぶとして7~10日あれば収集要素以外は全堪能できると思います。
ハリソンは4作目でも最終章のような感じでしたよね。あの華やかなエンディングのままバトンタッチしていれば…… と最新作を観てしみじみ思いました。