レビュー『Injustice: Gods Among Us』アメコミ映画気分で楽しめたDCヒーロー格闘アクション [STEAM PC版]

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気合入ったストーリーも特徴のDCヒーロー格闘アクション 
Injustice: Gods Among Us(インジャスティス:神々の激突)
ふと遊んでみたところ映画感覚で楽しめたため、レビューを兼ねてご紹介。
2ではなく1。格闘は時々位のライトプレイヤーの感想です。


 Injustice: Gods Among Us ゲーム紹介&レビュー

総合評価:非常に好評  定価 1980円  3DのためPCスペックも多少必要
ストア表記はないが日本語対応(追加キャラ数人以外はボイスも日本語)


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総勢30人が戦う! DCコミックス・クロスオーバー格闘アクション

『モータルコンバット』の NetherRealm Studios開発作品(旧Midway Games)
バットマン、スーパーマン、グリーンランタン、フラッシュほかヒーロー達から
ジョーカー、ハーレークイン、デスストローク、レックスほかヴィラン達も大勢。
それぞれ固有エンディングが用意されており、開発資料アートなどオマケも完備。

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ゲームモード

ストーリー…………物語展開に沿ったキャラで戦っていく。
テーマラダー………自由にキャラ選択、ルール選択。いわゆるアーケード。
シナリオモード……ミッション。キャラごとに沢山あるミニゲーム感覚。
SINGLE FIGHT ……自由戦闘。チュートリアル的トレーニングもある。

オンライン対戦は数日ほどチェックしてみたがSTEAM版はもはや過疎。
ギャラリーはアート集や音楽など豊富。プレイレベルに応じて解除できる。



 Injustice: Gods Among Us ストーリーモード
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アメコミ大作映画のような物語が展開する

ヴィラン達の恐るべき陰謀を阻止すべく、各地でそれぞれ戦うヒーロー達。
世界の命運が決まるその瞬間! 未知の現象が彼らに襲いかかるのだった……

2時間近くに及ぶムービーは日本語フルボイスもあって実に「映画気分」
複数作品クロスオーバーのため、単純にヒーロー vs ヴィランではなく
それぞれの思惑で敵味方入り乱れながら、アメコミらしく超展開していく。

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DC作家コラボにより描き起こされた、ゲーム向けオリジナルストーリー。
多くのヒーロー&ヴィランに見せ場があり、各視点が絡み合いながら進行。
合間合間にゲームプレイが挿入されるため、どの戦いも意味がある。
ストーリークリアまでは腕にもよるがムービー含めて3時間強だった。



 Injustice: Gods Among Us 格闘ゲーム部分
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少々クセのある、技多彩なコンボ系・格闘アクション。

3種類の基本攻撃 + 特殊技 + 必殺技 + 超必殺 とベースはシンプル。
連打でつながる基本コンボ、浮き技からの追い打ちなど自由度は高め。
必殺技コマンドも簡単なものばかり。超必殺はLRトリガー同時押しと超簡単。

リアル寄りCGグラフィックで、同社開発「モータルコンバット」を思い出す。
その分、身体的にリーチ短め。軽快だが滑らか3D挙動なので少々慣れがいる。
飛び道具はレーザーや銃撃など高速、発動モーションを覚えないと避けづらい。


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スーパーヒーローらしい派手な演出 + 特殊ギミックも豊富

超必殺技は「もはや常人には耐えられない」規模の演出が面白い。
辺り一帯吹き飛びそうな超兵器から、宇宙空間まで叩き上げたり
どのキャラも初見時は笑ってしまった。

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ステージ背景オブジェクト(車ほか)を利用しての防御無効攻撃や
隣ステージまで吹き飛ばし攻撃したり、力比べ的なQTEなど多彩。
ストーリーモードでは、ミニゲーム的なQTEもある。



💡 Injustice: Gods Among Us 気になった点
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日本語に一部難がある
ストーリー部分では問題なかったが、それ以外のモードでは
フォントが足りていないのか、文字欠けしている部分が結構ある。
また、キャラクター名が「BUG_ME」など一部未修正のまま放置。


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スキップできない勝利演出シーン。
スーパーマンなら助けを求める声を聴いて飛んでいくなど、
数秒ながら同じプチムービーが毎試合。さすがに飛ばしたくなる。

その他、気になった点
・起動に時間がかかる。 ※高スペックPCなら速いかもしれない。
 90秒ほどと今までプレイした重量級ゲーム含めても屈指の長さ。
 プレイ中のロードはさほど気にならない。

・必殺技は簡単コマンドのみのため、逆に覚えづらい部分も。
 波動拳で前撃ち、ソニックブームで斜め上撃ちなど法則性が薄かったり。
 とは言え、同じキャラを使い込んでいけば慣れる。

・ストーリーモードは同じ相手と何度も戦ったり(プレイヤーキャラは異なる)
 同じステージで3連戦する事もあるなど、格ゲーとしては冗長感も少々ある。



 Injustice: Gods Among Us レビューまとめ
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スーパーヒーロー好きの私には、満足度の高いゲームだった。

「映画気分」のストーリーモードに気合が入っているだけでなく、
キャラクターごとに固有エンディングが用意されているのも高ポイント。
ナレーションボイス+CGイラストながら、その後が描かれており興味深い。

PC版マルチは超過疎ながら、1人用モードだけでも充実しており相当遊べる。
10時間ほどのプレイ段階で、まだ見ていないエンディングやギャラリーも沢山。
ミッションは微妙なミニゲームもあるが軽い気分転換には悪くないかな。


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格ゲーとしては少々クセあるものの、ライト格闘ゲーマーでも楽しめるような
遊び心ある演出やステージギミック、ボイスもいい感じでエンタメ感がある。

難易度は、ノーマルまでは何度かゲームオーバーになる位の適度な難しさ。
それ以上は結構難しい。逆にイージーだと相当優しくなるため初心者安心。

ヒーローに興味がなかったり、ヘビー格ゲーマーには微妙かもしれないが
特にDCスーパーヒーロー好きならきっと楽しめるであろう印象だった。
STEAMセール495円、DVDレンタル+αと考えれば十分満足。



 JJ Voice

海外ドラマ『アロー』にハマって遊びたくなったのがキッカケ。
数年前に購入したままだった本作を思い出してようやく起動。
週末に観るような映画気分でピッタリでした。

グリーンアローはドラマ版とはまた違う、軽いノリで笑いました。
そう言えば映画『ジャスティスリーグ』もAmazon Videoで発見。
マーベル映画は大体見ていますが、DCはまだ未知の作品が多く
観たい映画が山積みです。年末年始あたりに少しずつ観ようかな。


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