STEAM和風レビュー『Kiai Resonance』浮世絵なサムライ果し合いアクションで候

Kiai_Resonance.jpg
浮世絵風グラフィックの侍/果し合いアクションKiai Resonance』 
昔購入したままSTEAMライブラリ片隅で佇んでいる姿に気付きプレイ、
中々に独特の作品だったため、レビューを兼ねてご紹介します。


💥Kiai Resonance // ゲーム特徴紹介に候
定価498円、やや好評、 開発:Absorb Reality、 日本語なし

Kiai_Resonance-7.jpg
一斬り入れば勝負が決まる…サムライ対戦アクションで候
HPゲージなどない。ジャンプなどない。斬られれば…死あるのみ!
間合いとタイミング、そして構えで読み合う対戦ACTとなっている。
自動防御で、近付くとつばぜり合いになる。

上段……長押しすると防御不可の振り下ろし。ハァーーッ
中段……前方移動しながら振り下ろし。
下段……カウンター斬り。敵の攻撃に合わせて押すと発動。

この3段構えと前後ダッシュを駆使して斬り合う。
コマンドなどない。必殺技などない。飛び道具などない。
判断力と緊張に屈しないプレイヤーの気合がすべてなのだ。

Kiai_Resonance-6.jpg Kiai_Resonance-8.jpg
ゲームモードは、対戦各種とチャレンジモードがござる
対戦モードは、CPU戦とローカル2人、オンライン(ほぼ無人)
キャラクター・ステージ・モード・マッチ数などを設定できる。
ストーリーや勝ち抜き戦などはない。試合が終われば潔く終了。

キャラクターは2人。藩に仕えていそうな武士と浪人風の侍だ。
ステージは浮世絵風の3種類。舞う紅葉や、和風BGMが風流である。

RUSHモードとは、離れた位置から気合とともに駆け寄るモード。
一瞬の判断で勝敗が決まりやすいため、サクサク果し合える。



💥Kiai Resonance // チャレンジモードが笑えたで候
Kiai_Resonance-4.jpg
「速さ・強さ・精神」の3カテゴリーに挑戦できる(右下画像)
多くが3連続成功、一部は10連続という恐ろしいチャレンジも。
速さ・強さは普通にチャレンジだが、MINDステージが曲者。

最初の「Baka Challenge」から訳の分からない内容で笑えた。
斬れども斬れども無反応の風車……一体どうなっているのだ!うぉおお!
とボタンをガチャ押してふと真実に気付く……そんな精神を試されるモードだった。

もはや別ゲーのような、チャレンジが混じっていて楽しいのだが、
MIND3番目「Unknown Fate」が普通すぎるのが残念点でもある。



💥Kiai Resonance // レビューまとめに候
Kiai_Resonance-1.jpg
むむっ上段か、いやカウンター狙いか?
間合いを詰めた刹那……構えを替えて斬る!
やったか!?  すれ違った後、崩れ落ちる侍……


そんな読み合いが面白く、演出は映画の一幕を思い出す。
CPU戦は難易度設定もないため、それほど白熱しないが、
対人戦だと面白そうなゲームだった。人がいないのが難点。
友達と遊んだりする時に活躍するかもしれない。


一時間も遊べばチャレンジもコンプリートでき、
果し合いもCPU戦は一通りは満足できる内容だった。
定価では厳しいが、セールでは100円を切るため、
アーケード1コイン感覚と考えれば十分楽しめる。

Kiai_Resonance-3.jpg
見た目だけでもキャラクターがもう少し増えて、
ちょっとしたストーリーでもあれば良かったかな。
御前試合で天晴!エンドロールくらいの軽い内容でもね。



 JJ kiai voice

時代劇は家族の影響もあって時々観ています。
モノクロなど古い映画を観るほどではありませんが、
藤沢周平映画や、官兵衛や真田などドラマにもハマリました。
最近だと超高速!参勤交代のようなコメディ色ある作品が好きです。

近未来SFも好きですが、やはり中世日本の世界観は
中世西洋とも違う特別な魅力を感じてしまいますね。
積んでいる和風ゲームも色々あるので、今後も発掘していかねば。

この記事へのコメント

  • JJ氏ありがとう

    これ自分も以前Steamで見つけてどう見ても昔スクウェアがトチ狂って(褒め言葉)出した伝説のニッチゲー、ブシドーブレードとほぼ同じじゃないか!と少しウケたんですがまさか記事になるとは…(笑)
    ちなみに当時友人が持ってましたが中学生の我々には「ブシドー」が何たるかを理解できず速攻クソゲー判定され売り飛ばされてしまいました(笑)
    2018年03月12日 22:36
  • JJ

    そう言えば、確かにブシドーブレードにも近いかもしれません。
    リアリティを追い求めるゲームは、ニッチ層には非常に受けるのですが
    一般受けしにくくなると言うジレンマ。ネタとしては面白いんですけどね(笑)
    2018年03月13日 02:55

人気記事