SRPG風ターン制ストラテジー『Legends of Eisenwald』ゲーム紹介&プレイ感想

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SRPGライクな硬派ターン制ストラテジーLegends of Eisenwald
結構面白い作品だったため、感想を兼ねてご紹介したい。解説記事もUP。


💥 Legends of Eisenwald ゲーム特徴紹介&感想
STEAM評価 ほぼ好評、開発Aterdux Entertainment、通常1980円、トレカあり、日本語なし


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中世西洋がベース、現実寄りのローファンタジー世界観

ドラゴンもエルフもいないが、魔術(奇跡?)などは存在する。
ナイト・アーチャー・ミスティック、3人の主人公から選択でき、
陰謀や戦いに満ちた世界を冒険する。RPGとストラテジーが融合、
連続ストーリーのボリュームあるキャンペーンほか、2つの別シナリオがある。


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フル3Dグラフィックは美しく、時間帯に応じて表情を変える。
海外ゲームらしい作り込まれた精細なCGで、自由に拡大回転できる。
時間の概念もあり、太陽光に合わせて移ろう情景は眺めていたくなる。
戦闘画面にも時間帯が反映されるほか、イラストで描かれる村などにも
昼夜が用意されている徹底ぶりには感心した。なお、PC負荷は軽め。


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シングルキャンペーンではメインほか、サブクエストも沢山
メインはもちろんサブにもちゃんと物語があり、多くは多段階のイベント形式。
ただ戦闘すればいい訳ではなく、各地で情報収集したり、マップ探索したり様々。
目標がハッキリすると地図にマーカー表示されるが、調査段階では非表示。
クエストログや会話(結構長い)をしっかり読む必要がある。


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主人公は3人から選べ、従者やイベント加入以外の仲間は、自由雇用
農民・弓兵、槍兵・僧侶ほか複数兵科があり、序盤チャプター以降は
村や宿屋などで好きな仲間を雇える。無料と有料(日雇い)がいる。
彼らも職業毎に多段階のクラスチェンジなど成長要素がある。

ただしシングルキャンペーンでは、チャプター間で仲間は離脱。
主人公&従者の装備とスキル成長以外は引き継げない。
新たなマップで雇う事になる。この辺りはストラテジー色が強い。



💥 Legends of Eisenwald 戦闘はSRPG風だが詰将棋に近い
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主導権順に1人ずつ行動するターン制。
敵味方とも3列編成。SRPGのような自由移動はできない。
近接ユニットは、最も近い敵にのみ攻撃移動できる。
遠隔ユニットは、距離を問わず射撃や魔法が使えるが移動できない。いずれも例外あり。


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回避やクリティカルなど、ランダム要素はない様子。
ダメージはほぼ計算式通り。攻撃力-各防御力(多少ぶれ幅がある気も)
死亡はなく重傷。教会などで治療できる。ただし全滅はゲームオーバー。
フィールドマップ上ではHP時間回復だが、重傷で倒れると有料治療。
これが結構高いので、いかに死なせずに敵を倒すかが重要になる。


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フィールドマップ上ではシンボルエンカウント。
右クリックで敵構成が見えるので、強い敵は避けて通る事もできる。
ほか防衛側がかなり有利になる籠城戦などもある。
全体的に色々クセのあるシステムだが、実際はすぐ慣れる。
なお難易度ノーマルでも強く、同等レベル以上の敵はかなり苦戦する。



📝 Legends of Eisenwald プレイ感想
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文章が多く、日本語がないのが難点だが、ゲーム自体は面白い。

中世物だけあって、本作は言葉選びや表現がとても豊か。
それだけに見慣れない英単語も結構登場する。人名も古風で覚えづらい。
私は洋ゲーのおかげで多少英語慣れしていたつもりだったが、本作は苦戦中。

特にチャプター2から、サブクエが登場して会話が激増する。長文も多い。
プレイ時間の半分以上は読解にかかっている状況。くっ、私はもっと戦いのだ!
サブクエを無視すれば楽になるが、全部楽しみたいので無視できないジレンマ。

なお、チャプター2以降は、自由にマップを探索しながら好きに進められる。
買い物や装備・アイテム、成長要素など、実にRPGライクな作りで面白い。
これで日本語さえ対応していたら、比較的オススメゲームなのだが悩ましい。



 JJ voice 「これは…日本語!?」
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実はこのゲーム、起動ランチャーに『Japanese』選択肢がある。
「おお!」と期待して選択。起動するとまさかのエラー落ち…。
フォルダを見てみると明らかに日本語ファイルがない。
同じ2バイト文字の中国語対応なので、日本語化も道はありそうだが、
残念ながら私には全く分からない。今のところ日本語化MODもない様子。

『Japanese』表記があるという事は…
いつか実装予定なのか、予算的に削られた跡なのか。前者を期待したい。


もう少しだけ詳しく解説した記事もUP。

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