ソナーのように音で周囲を探る、一人称視点ホラー・ゲーム『Lurking』
マイク入力によるリアル音の反映や、OculusVR対応の意欲作※
敵の徘徊する、暗闇に包まれた施設からの脱出を目指します。
スリリングで面白いゲームでしたので、感想を兼ねてご紹介。
※OculusはDKのみ対応の様子。コメントにて情報を頂きました。
※0.5ドルからの自由金額に有料化しました。
✨ | Lurking Horror Game |
無料! 製作:LurkingGame、容量:148MB(インストール後)、日本語なし
VR版は別ファイル ※マイクやVR環境がないため、それらの動作は未確認。
WASD=移動、Shift=走る、Ctrl=しゃがむ、Q=音を立てる
左クリック=アクション、右クリック=投げる
暗闇の施設……地形や敵を「音だけで探知」して進むのだ……
歩く、投げる、ドアを開ける、など音がした場所からソナーのように
音波が広がっていき、周囲の地形が分かると言う独特ギミックが特徴。
自分の音だけではなく、誰かが立てた音でも同様。赤い音には要注意…
恐ろしい敵もいる… 戦う手段など…ない!
近いと暗闇でも探知してくるため、離れて避けるしかない。
主人公はすぐ息切れするためダッシュで逃げるのは困難。
しかも奴らは音に敏感。だが音を立てないと暗闇で見えなくなる…
そうだ…周辺の物をうまく使えば……
しまった! 近くの棚にあたってこっちに来る!!
そんなスリリングなステルスホラーとなっている。
✨ | Lurking プレイ感想 |
最後までドキドキしながら楽しめた、怖すぎない短編ホラー。
全4チャプター、30分ほどでクリア。ラストがまたGOOD。
もう少し遊びたかったが、これ位が丁度いいのかもしれない。
音を立てないと進むことさえ困難だが、音を立てると敵に見つかる。
そんな悩ましいジレンマを軸にした、アイデアが面白かった。
うっかり大きな音を立ててしまった時に、思わず周囲を警戒…
敵の位置を確認したいが、じっと息を潜めて動きを待つハラハラ感…
突如、赤い音波が見えた時のビクッとする恐怖や、近づいてくる焦り…
音を介した「敵との距離感」が緊張感を生んでいる。
なお本作は作者さんの学生時代の卒業作品となっており、
ゲームイベント「IGF China 2014」にてBest Student Game賞を獲得。
また、後継作品としてStifled(STEAM版)も発売予定、PS4版は発売中。
本作を遊んで気に入った方は、新作もチェックしてみるといいかもしれない。
さあ、無事に生還できるのか!?
TIPS:チャプター4でリトライ時に進まなくなった場合、
2階ベッド上の物を取ると進む事が多い。
☕ | JJ voice |
ワイヤーフレームのシンプルグラフィックなのに十分怖い。 同じく音で敵位置を探る「エネミーゼロ」を思い出した。 あちらは敵の姿さえ見えない作品で、子供の頃は恐怖だった。 敵がどこにいるか分からない、断片的にしか分からないのは 映画でもよく使われる手法で、安心した瞬間が大体ヤバイ。 本作でも最後の最後まで、まったく安心できなかった(笑) |
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この記事へのコメント
一瞬このゲームって「Perception」のプロトタイプかと思ってしまいました。
JJ
ただ新作 Stifled もシンプルなワイヤーグラフィックのゲームであれ?と。
本作は小さなインディメーカー(2014年当時の学生チーム)作品で、
方向は似ていますが、面白い試みですので今後も期待したい所です。
CV1で試してみましたがHMDにゲーム画面が表示されませんでした
自分の環境のせいかも知れませんが一応報告させていただきます
VRで遊んでみたかった…
JJ
Oculusはバージョンが複数あるんですね。
記事にも追記しておきたいと思います。