MOMODORA: 月下のレクイエム(Momodora: Reverie Under The Moonlight)
適度に歯応えある戦闘やマップ構成の、横スクロール探索アクション。
面白い作品だったため、クリア後のレビューを交えてご紹介します。
✨ | Momodora: Reverie Under The Moonlight |
通常 980円、圧倒的に好評、 開発 Bombservice、 約181MB 日本語対応
PLAYISM版は、STEAMキー + DRMフリー版つき
2Dドット絵・横スクロール探索アクション、中~短編。
クリアまで初見5~6時間ほどの中短編。引き継ぎの周回要素もある。
可愛いキャラクターながら、物語は終末的なレクイエム(鎮魂歌)
死の呪いによって覆われようとしている世界……故郷の村を救うため、
女司祭カホ(主人公)は死者の国へと向かい解決方法を探すのだった……
取り残された人々や商人、自らの意思で残っている者もいる。
彼らとの会話やイベントを通して、物語の断片が見えてくる。
お金を貯めての買い物要素もある。
アイテム取得に応じて、行動範囲が増えていく探索型マップ。
結構広いメトロイドヴァニア。区切られたエリアが上下左右に広がり、
特殊スキルやアイテムがないと、進めない通路が各所にある。
隠し部屋も沢山あり、強化アイテムや宝箱などが眠っている。
所々の「祈りの鐘」で、回復&補給&セーブできるほか、
後半辺りからファストトラベル地点としても使えるため
行ったり来たりの探索もさほど大変ではない。
戦闘もよく出来ており、ザコ配置も考えられている。
溜め撃ちできる弓(遠距離)と、3連コンボできる葉っぱ(近距離)で戦う。
(最初はマフラーで戦っていると思っていたが、スクショを撮ると葉だった)
2段ジャンプや、無敵時間ある回避も使える。挙動は軽快で、撃破感もある。
能力UP装備や、バフ・回復・攻撃魔法アイテムも色々用意されている。
消費アイテムは一度入手すると、セーブポイントで無料補給できる。
惜しみなく使えてGOOD。(いい意味で)嫌な場所にザコがいたり、
初見だと気づきづらいトラップがあったり、道中も油断ならならい。
沢山のボスも待ち受けている! 適度な難しさ
初見時は予測しづらい攻撃パターンがボスごとに様々あり、
何度かトライ&デスしながら攻略していく感覚が楽しめる。
慣れればギリギリ苦戦しながら初見突破できる位の適度な歯応え。
攻撃力2倍+火力装備!などアイテムフル活用で戦っていた。
難易度は3段階。かつ戦闘中も持ち物画面では止まるため、
初心者でもじっくりアイテム選択や装備変更できて安心。
1「探索2Dアクションが好き」
2「適度に歯応えある難しさが好き」
3「PVの雰囲気に惹かれる」← 特にポイント
この三点が揃っていれば、十分にオススメ・ゲーム。
ただストーリーや雰囲気は好みが分かれそうでもある。
全体的に物悲しい物語のため、盛り上がる高揚感はあまりない。
会話や切ない展開も用意されているが、イベント自体は少なめ。
物語展開で引っ張っていくのではなく、所々に少しあるタイプ。
私の場合、ダークな雰囲気があまり好みでない事もあり
感情移入までには至らず普通にクリアしてしまった。
※好みの問題。感受性豊かな方は別かもしれない。
だがしかし! 全体的にとても良く作られており、
「アクション」として「戦闘も探索」も面白かった。
特にボス戦の初見攻略が熱い。
「うわッ そう来たか!」 多彩な攻撃パターンがありワクワク。
回復や強化アイテムなど使い切って、ギリギリ勝利する事も多々。
破れても、装備対策したり戦法を変えたり攻略感が面白かった。
探索過程も変化が楽しい。
よく考えられたザコ配置やトラップやギミックで変化があり、
結構広いマップながら、飽きることなく最後まで遊べた。
全体マップに探索%があり、埋めていくと達成感もある。
また、ハシゴ中に下押しで一気に滑り降りられたり、
「祈りの鐘」は殴るだけでセーブできたりするほか
細やかな快適配慮も。定価980円を考えれば非常に良作。
ドット絵キャラクターも細かく描かれていてGOOD
ジャンプ上昇時には少し上を向き、下降時には下を向いたり、
弓を放つ反動で洋服が揺れたり、細かい仕草や表情まで多彩。
あらゆるモーションに数コマ以上用意されていて感心した。
序盤敵キャラも攻撃するのが可哀想になる可愛らしさ。
物悲しい物語だからこそ、可愛いキャラは救いである。
🍺 | JJ voice |
現在は二週目をプレイ中。引き継ぎだと装備が強くてサクサク。 これならボスのノーダメも!…いけるほど上手くなかったり。 ちなみに、モモドラ過去シリーズも今後プレイ予定。 前作も購入済……何だかんだハマってるじゃないかっ(笑) |
この記事へのコメント
JJ
ゲームをやり込んでいる人ならではの配慮も見られますね。