良作PCフリーゲーム『Mr. Robot』80年代 ATARI作品リメイク版。懐かしくも難しい2Dアクション・プラットフォーマー

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80年代 Atariゲームのリメイク Mr. Robot』 Windows PC版。
無料公開されている、懐かしい固定画面アクションかつ高難度作品。
結構面白かったため、クリアを機にレビューを兼ねてご紹介します。


 Mr. Robot game review
無料!  開発:Rebel Android、 原作 Ron Rosen、 約8MB、 日本語なし
XBOX ONEコントローラー対応、キーボード操作対応(注意:ESCで即終了)

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ATARI レトロ・アクションのリメイク版。
1984年、Atari 8 bitにて発売、コモドール64や Apple IIにも移植された作品。
2016年、Windows向けにグラフィックを一新、BGMも豪華アレンジされた。
基本システムやステージ構成は共通の様子。 Windows10 動作確認済。


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足元にある 黄色ドット を全部取るとステージクリア。
緑ドット のシールドを取れば、敵を体当たりで倒せる。
全22ステージがあり、最初の10ステージは面セレクト可能。
残機制(一定条件で増える)、無限コンティニューだが後述難点あり。


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難易度高め、慎重にルートを考える2Dプラットフォーマー
主人公ロボは、スペランカー先生より若干頑丈くらいの足腰の弱さ。
「爆弾足場」「一方通行ベルトコンベア」ほかのステージギミック、
何より以下の特徴のおかげで、難易度はかなり高くなっている。

・ジャンプは押していると連打になる
・ジャンプは空中制動が効かない
・ジャンプは2マス
・5マス以上高いと落下死
・足場の端っこでは片足立ちできない

ベルコン地帯など、ぴょんぴょんジャンプで素早く進みたくなるもの。
だがギリジャン足場で、いつもの感覚で飛ぼうものならスルッと落下死。
予想外に高くて落下死したり、頭上の敵に当たったり、もう日常茶飯死。
そう…慎重さを面倒がってはいけないゲームなのだ!


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ステージが始まったらまずポーズ、作戦を立てよう
いきなり敵が来る面もあるため、「始まったら即ポーズ」を徹底しよう。
そしてステージ構造を確認して、どう進むべきかルートプランを立てる。

敵のスキを根気強~く待ち、足場端っこでは1ドットずつ位置調整して、
横ジャンプすべきか垂直落下すべきか、距離や高さをしっかり見極める。
そんな超慎重プレイを 強いられれる 楽しむゲームなのである。



 Mr. Robot 気になった点
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ワープ床がランダム移動のため、運ゲーに近い面がある。
残機の少ないハイスコア系ゲームでこの仕様は難あり。
7面(上画像)は、ワープ=ベルコン強制移動のため、
敵が近くにいる所にワープしたらもう避けられない。
10回近くリトライしてようやくクリアできた。


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後半コンティニューやリセット関連が快適ではない。
コンティニューは特殊。スコアリセットかつ1機のみで復活。
「ゲームオーバー画面 → 数秒待つ → コンティニュー画面」
と11面以降は1機死ぬごとに毎回数秒待たなければならない。
いわゆる「死にゲー」のため、この数秒が地味に効いてくる。

またタイトルへ戻るにも、コンティニュー画面で数秒待つ必要がある。
リセットボタンはない。ESCキーはゲーム自体の一発終了となっている。
原作仕様の再現かもしれないが、この辺りは改善しても良かった気はする。



 Mr. Robot レビュー最後に
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クリア時の達成感がとても大きなゲームだった。
プレイ時の口癖は「嘘やろ!?」「しまった!」だった。
分かっているのに、つい油断したり面倒になったりして
慎重さを欠いてミスしてしまう自分の愚かさにマジ苦笑。

どう進むべきか……試行錯誤しながら、トライ&デスしながら
1ステージずつ着実に攻略していく過程はとても面白かった。
正直ストレスも感じたが、そのぶんクリア達成感は大きい。


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広い心で遊びたいゲームである。


 JJ voice

昔のゲームはシンプルゆえの、分かりやすい面白さがいいですね。
初めてプレイしても、迷わずにすぐ楽しめるのはやはり魅力です。
普段、大掛かりなゲームを遊ぶことが多いので気分転換にピッタリ。


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