レビュー『Need for Speed ニード・フォー・スピード』結構楽しかった常夜オープンワールド・レース。等身大の走り屋物語 [PC版]

Need_for_Speed.jpg
『Need for Speed ニード・フォー・スピード』2015 

夜のオープンワールドを舞台にしたストリート・レースゲームです。
PCでは最新作『ペイバック』の一つ前の作品。月額Origin Accessにもあります。
30時間ほど結構楽しめましたので、レビューを交えてゲーム特徴をご紹介します。
※レースは週1~2回、コントローラー・プレイヤーによる感想です。


 Need for Speed 2015 ゲーム紹介&感想

スタンダード・エディション 定価 1944円、 Ghost Games、 日本語音声&字幕対応
Origin Access 対象ゲーム(月額制) ※PC版は2016年発売 ※掲載画像は低画質


Need_for_Speed_7.jpg
夜のオープンワールドを舞台にした ストリート・レースゲーム

舞台はアメリカ郊外にありそうな雰囲気の港湾地区「ベンチュラ・ベイ」
オープンワールドでは中規模の印象。そこまで広くはないが入り組んでいて
市街地から山岳エリアまで様々。基本的に道路のみでオフロードはほぼない。
警察署もあり、たまに追われるが簡単に諦める(一部レースを除き)



Need_for_Speed_38.jpg
「車改良あり、ニトロあり、体当たり上等」のカジュアル系。

自由にレースイベントに参加しながら、仲間達のキャリアレースを進める。
順位を競う一般的なスプリントレースから、ドリフト、ジムカーナほか、
5分以上かかる長めのレースが多い。ほぼフルスロットル状態を維持して
クラッシュやルートなどミスせず走らないと厳しい時もあり集中力がいる。



Need_for_Speed_620c.jpg
物語は、地元レースシーンで名を馳せていく走り屋ストーリー

メインとなるキャリア・レースでは、実写ムービーが沢山用意されている。
ワルにも憧れる走り屋小僧スパイク、車大好きメカニック女子エイミーほか
個性的な仲間それぞれ物語がある。主人公は新入りとして切磋琢磨していく。
ケン・ブロックやマグナス・ウォーカーほか、各界のレジェンドも登場する。

実力を証明する多人数レースから、ツーリングドライブ的なレースまで、
彼らのイベントに参加していく。一人ずつ進めても、同時進行でもいい。
ただ、車性能も必要になっていくため、ある程度は同時に進める事になる。
通常報酬ほか、上位の車パーツがアンロックされるためだ。



Need_for_Speed_9.jpg
車の購入&改造「多岐に渡ってカスタムできる」

報酬を稼いで、ランボルギーニからGT-Rまでお馴染みの車を多数購入できる。
それぞれ個別にカスタムでき、外見変更から性能チューニングまで項目多彩。
パーツは凄まじく多いが、RPG風に性能の上下が色表示されて分かりやすい。
ドリフト向け・スプリント向けなど、バーで簡易調整もできるため、初心者安心。

Need_for_Speed_17.jpg Need_for_Speed_18.jpg
30年代フォードまである。非力なところも走行気分は「マフィア」だった(笑)



Need_for_Speed_4.jpg
マップには任意レースほか、サブ収集要素も沢山

サブのレースシリーズほか、日替り・月替りチャレンジほか任意レースも沢山。
また探索向けの要素として、名所巡りの観光や、アートグラフィティ探し、
車パーツ集めもある。各所に駐車しているトラックから頂戴できるのだ!!
頂戴しちゃダメだろと思いつつもコンプリート表示があるから仕方ない(笑)

これが名所?な場所もある。 天候次第と思うが、やはり昼景色も見たいね。



💥 Need for Speed 2015 気になった点
Need_for_Speed_65.jpg
リトライ要因の半分は「体当たり or 一般車」もはやバトルレース。
高速ドリフト中に、後ろから体当たりされて対向車クラッシュ!
先頭車が一般車をクラッシュさせて進路妨害! 一般車による邪魔!
などなど日常茶飯事。もう何度叫びたくなったか分からない。
(達人レーサーなら軽くかわせるのかもしれない)

時間帯は夜から明け方まで、全体的に薄暗い。
ストリートなので細かいカーブや電柱など見づらいことも多い。
また集中して凝視するため、光のチカチカ演出など目が疲れやすい気もする。
何より景色の魅力が薄い。似たような雰囲気に感じてしまう。綺麗な地点ももちろんある。


Need_for_Speed_58.jpg
レースのリトライが「リトライ機能」ではない。
リトライを選ぶと「開始前に戻される」のみ。イベントに入り直す必要がある。
もちろん再読み込み。何度もイントロ演出やセリフを聞くことになるため、
強い口調にうんざりする事も。スタート走行中から再開なら快適だっただろう。

常時オンラインのため、厄介なプレイヤーもたまにいる。
他のゲームにもいるが、執拗に体当たりしてくる車がいたり
道路中央に停車していて別レース中に邪魔になったりする車も。
面倒なので別地点にワープしたり、拠点に一旦戻るのが無難。



💡 Need for Speed 2015 低スペックPC 特有の現象
Need_for_Speed_68.jpg
レース中に道路が突如消えて、暗闇に落ちることが何度か。
長距離スプリントレース時にたまに発生した。数時間に一度くらい。
高速移動しながらマップ読込み&描画するため、PC処理が追いつかず
道路判定がなくなり下の海に転落する現象。そのあと数秒で復活するが、
数秒が命取り。必ず起こって間に合わないクリア不可能レースもあった。

公式の最低環境以下のPCではやむ無しである。
なお、ネット上でも同現象が複数報告されていた。
ちなみに私はこれまでプレイしたゲームでは初めて遭遇した。



 Need for Speed 2015 レビューまとめ
Need_for_Speed_69.jpg
「よお来たな、早速走り行こうぜ!」アットホームな感覚がGOOD
世界制覇などしないし、凶悪組織と命がけで戦ったりもしない。
映画的な大げさなストーリーではなく、馴染みの走り屋仲間たちと
楽しみ試行錯誤しながら名を挙げていく。「嘘だろ…あのカリスマが
街に来るって!?チャンスじゃないか?」そんなノリの等身大の物語。

ゲーム起動すると、いつもの仲間達が何かしら走りに誘ってくれる。
ちょっとだけ青春ドラマ感覚。(仲間レースイベントがある限りだが)
それでいて、最後にはテンション上がるシチュエーションもある。
人によっては薄いと感じそうだが、のんびり遊べる好きな雰囲気だった。


Need_for_Speed_29.jpg
レース自体も基本は楽しい。
操作性も良く、ドリフトも結構簡単。走らせていてとても楽しい。
最初は苦戦しても、車改良すれば何とか攻略できる難易度も良い。
ただし特徴のひとつ、仲間と一緒に走る「連結ドリフト」は少々厄介。

仲間近くでドリフトしないとポイントが入らないが、CPUは相当飛ばす。
追いつくのも一苦労。最終レースではMAX改造した1070馬力超でも苦戦。
約20回リトライして疲れ果てた。追うプレイだと私の腕では厳しいため、
体当たりしてでも強引に先頭を取る、バトルレース感覚でやっとクリア。

速度も求められるジムカーナも厄介ではあったが、それら以外の
スプリントやドリフトはとても楽しかった。後半レースは1つ1つ
コースを覚えながら練習していく攻略過程を適度に楽しめていた。
レース後の一言コメントも面白い。「全てを破壊だ!#REP稼ぎの方法(大嘘)」


Need_for_Speed_40.jpg Need_for_Speed_8.jpg
Need_for_Speed_43.jpg Need_for_Speed_27.jpg
グラフィックの雰囲気も良い。水滴演出や光源反射が効いている。
峠などは湿気さえ感じそうな印象。 ※掲載画像はほぼ最低画質。
PC負荷は前作「ライバルズ」とほぼ同等、むしろ軽い時もあった。
なお、コックピット視点はない。フロント、バンパー、後方2種類。


Need_for_Speed_620b.jpg
「この街で… 最速のレーサーになるんだ!」


🍸 JJ voice

2月辺りから週一位でちょっとずつ遊んでいたゲーム。
ようやく満足行くまで遊び終えたのでレビューに移りました。
最新作はさすがに低スペックすぎて厳しいため本作をセレクト。
たまに遅延する事もありましたが楽しく遊べました。

さあ、次はどのレースゲームへ走りに行こうかな。
NFS過去作か、アメリカ横断かオフロード世界か、いっそ大空か!?


レース関連記事 

この記事へのコメント

人気記事