STEAM独創的な無料ゲーム『Occupy White Walls』沢山の絵画や地形パーツでギャラリー建築するサンドボックス [感想付き紹介/私のギャラリーも公開!和風っぽく作ってみた]

Occupy_White_Walls_review.jpg
絵画や建築パーツを使って自由に美術館を作る!MMOアートギャラリー・サンドボックス『Occupy White Walls』、STEAMにて無料配信しているゲームです。思いがけずハマって現在30時間強、興味深い作品のため感想を兼ねてご紹介します。

OWW 目次


 Occupy White Walls 最初にゲーム特徴紹介▲目次へ

無料  非常に好評  開発 KULTURA Ex Machina  日本語なし 18歳以上対象



Occupy_White_Walls__image31.jpg
気に入ったアートを集めて美術館を作る! オンライン・サンドボックス。

物語や戦闘のないクリエイティブ系3Dゲーム(3人称~1人称切替)
相当広い自分だけの空間に、色んな建材パーツを使って
建築ゲームのように自由にギャラリーを作っていけます。

https://kultura.art/というアート専門ギャラリー・サイトと連動しており
数千点の絵画や写真から選んでゲームで飾れます。現代アーティストほか
中世~近世のパブリックドメインとなった有名絵画も多数登録されています。

Occupy_White_Walls__image39.jpg Occupy_White_Walls__image11.jpg
オンラインのため、たま~~に他のプレイヤーが見物に来たり、
リストから他のプレイヤーのギャラリーに行くことができます。

とてつもない作り込みの部屋もあり、まさに美術館のような建築から
建物自体がアートのような近未来系、フシギな雰囲気の空間まで多彩。
見て回るだけでも建築とアートを楽しめました。



 Occupy White Walls ゲームの流れ▲目次へ
Occupy_White_Walls__image33.jpg
① 自分のギャラリーを作る。

アカウント作成が終わると(ニックネーム・アドレス・パスワード。複垢可)
古びた建物がポツンとある小島に降り立ちます。周りの海はただの床。
自由に歩いたりパーツ設置できます。相当広い自分だけの空間です。

簡単に増やせるゲーム内通貨を使って、新たな部屋を買うことも可能。
テーマごとにギャラリーを分けるも良し、1つの空間に色々作るも良し。


Occupy_White_Walls__image47.jpg Occupy_White_Walls__image46.jpg
② クラフト要素のないサンドボックス・ゲーム感覚。

床、壁、屋根、小物、照明、そしてアート作品を設置。
ただし床属性や屋根属性など設置制限のあるタイプです。
物理法則はありませんが、1/2や1/4ブロックなどはなく、凝った建築は難しめ。

OWW初心者向けTIPS
置いたモノの削除や移動は、ツールを使います。
TOOL欄に3つあるツールをスロットに入れて使用。

・正確には「削除ではなく売却」置いて数十秒以内なら100%戻り。
・3つ目のツールは「選んだ対象をスロット登録」してくれます(購入可能アイテムのみ)


Occupy_White_Walls__image_tips.jpg Occupy_White_Walls__image38.jpg
③ アートや建材はゲーム内通貨(キューブ)で購入。

最初の所持金だけでも相当作れますが、足りなくなってきたら
スポーン地点にあるDESKから、Open Galleryを選ぶと1時間オープン。
BOT見物人が現れて、来客数に応じて稼げます(アート数やレベルで増加)

OWW初心者向けTIPS
アート探しはゲーム内よりも、上述の公式サイトで探した方が圧倒的に快適。
ゲーム内だとアート検索機能がない上に、細かな操作性が不便です。
サイト側でログインすれば、お気に入りも同期されます。


Occupy_White_Walls__image28.jpg Occupy_White_Walls__image36.jpg
④ ある程度できたらサムネイル変更や紹介文を編集。

最初から公開されてますが、初期サムネだと来訪プレイヤーはほぼゼロ。
ギャラリー名・サムネ画像・紹介文を編集したら、待たずに気長に遊びます。
1台だけ買える三脚カメラ(アイテム)でサムネ撮影可能。

難点は来客ログ機能がないこと。いつ何人来たか分からない。
コメントしてくれた時や、何かアクションを行った後などに
「プレイヤー〇〇が〇〇しました」と右下通知(英語)

私の場合は、サムネ改善後の15時間ほどで4人通知を確認。
また他のプレイヤーLv〇〇到達など、関係ない通知をOFFにできないのも難点。


Occupy_White_Walls__image32.jpg Occupy_White_Walls__image48.jpg
⑤ ほかのプレイヤーのギャラリーへ行ってみる!

これが本作の魅力の半分と言っても過言ではありません。
いいなと思えるアートと出逢い、凄いなと思える建築の数々を楽しめます。
アートやデスクからお気に入り登録したり、コメントを残したりも可能。

建築テクニックなどもアイデアの宝庫で、自分の建築の刺激にもなります。
いいなと思ったパーツはスポイトツールでスロット登録可能(購入可能アイテムのみ)



 OWW 気になった点▲目次へ
Occupy_White_Walls__image16.jpg
マイクラや7DTDのような細かな建築自由度は薄い。

パーツ種類がそれほど多くなく(壁/床/天井は豊富だが)
天井や床ほか属性に応じた場所にしか置けない制限も多め。
また横90度回転しかなく、例えば長い柱を寝かせたりはできない。

そのため想定されていないものを無理やり表現する事が結構難しい。
重ねられる建材も多少あるが、色や種類が少ない。


アート回りもやや不便。

・サイズ固定で大きさ変更できない。
 A4くらいの小アートだと、3人称では小さく見えづらい。
 (ただしクリックすると、情報とともに拡大表示できる)

・ゲーム内ではアートの入力検索機能がない。
 お気に入り・作者作品・似たアート・AIサジェストから見つけるか
 他のプレイヤーの展示アートから探していく。公式サイトで検索した方が快適。


その他の点

・英語のみ(難しい単語はなく、さほど読む必要もないが手探り)
・細かな操作性が色々微妙。

・来客ログ機能がないため、いつ何人来たか分からない。
 右下通知、コメント欄、チャット機能はあり。

・1つのワールドに全員集合タイプではなく、アカウントごとの部屋制。
 そのため部屋を見つけて来てくれないと、BOT以外の人と会うことはない。



 Occupy White Walls レビュー▲目次へ
Occupy_White_Walls__image30.jpg
アートがテーマの面白い試みのオンライン・サンドボックス。

同ジャンルに比べるとビルディング機能は色々微妙ですが、
実在絵画をはじめ沢山のアートを飾れるのは大きな利点。

巨大な力作であれば、それに相応しい広い空間を考えたり
描かれたシーンによっては、それに合う飾り方を考えたり
「1枚1枚のアートをいかに活かすか」空間づくりの楽しさが魅力です。

ほかのプレイヤーの建築を楽しんで、刺激を受けたら
自分の建築を改良したりがまた楽しかったりします。グラフィックも綺麗。

Occupy_White_Walls__image50.jpg Occupy_White_Walls__image49.jpg
何より、未知のアートとの出逢いを楽しむ部分も大きく
「これいいなあ」と飾りたくなる作品が色々見つかりました。
個性的な沢山の個人制作3DギャラリーにPC上で行ける感覚のゲームです。

アートについて
アーティストにとっては1点あたり$9支払い掲載してもらう
オンラインギャラリーの役割。販売機能はないためHPやSNSに誘導。
二次創作ファンアートや芸術以外のポルノなどは禁止されています。

作品ごとにゲーム内設置数やお気に入り数ほか、様々な情報掲載。
パトロン・システムも予定されているようです。各詳細は公式サイト




Occupy White Walls 最後に私のギャラリーもお披露目!▲目次へ
Occupy_White_Walls__image14.jpg
Occupy_White_Walls__image45.jpg Occupy_White_Walls__image15.jpg
和風っぽく作ってみた ※建築的には超適当です

「JAPAN FU」というギャラリー名です。日本風。
「Springfield」がアカウント名。由来はもちろんライフルです(笑)
ゲーム内リストでJAPAN検索するとすぐ見つかりました。

和風テーマパーク的なイメージで作っており、
入口エリアと和風エリアに分かれています。


Occupy_White_Walls__image51.jpg
① 入口エリアの見どころ紹介!

初期建物を残したくなる性格なので、BARを併設してリフォーム(まだ途中)
入口の方には、受付やインフォメーションカウンター、
ちょっとしたフォトスポットも作ってみました。

Occupy_White_Walls__image5.jpg Occupy_White_Walls__image6.jpg
左:ステッカーを貼って味気ない小物に装飾を。平仮名はダメでも漢字入力可。
右:現代から別世界へつながるゲートをイメージ。


Occupy_White_Walls__image_japan1.jpg
② 和風エリアの見どころ紹介!

城ではなく「寺のような何か」へとつづく鳥居(風)参道には小屋が2軒。
水辺の茶屋と民家をイメージ。和風ですが現代要素もチラホラ。

Occupy_White_Walls__image9.jpg Occupy_White_Walls__image3.jpg
左:PCのつもり(笑) 当時の情景とシーンを重ねています。
右:撮影セット風の家。雪見窓から覗くと岩場にカエルさんが!


Occupy_White_Walls__image4.jpg
③ 和風エリアの見どころ紹介!その二

寺の本殿フロアでは、大型の日本画を4作品展示。
借景をイメージした夕陽の全面窓も特徴です。
4フロアあり、それぞれ違うテーマで作っています。

Occupy_White_Walls__image8.jpg Occupy_White_Walls__image20.jpg
左:展望プールでは瓶牛乳とタオル(のつもり)も用意。
右:死なないため落ちても安心!
  天空寺院の予定だったため、最初はシンプルなガラス柱でしたが
  アンバランス過ぎて大きくしました。探索要素的に絵も1枚設置。


Occupy_White_Walls__image13.jpg
ちなみに本格的な和風建築を作っている方もいらっしゃいました。
私はフィーリングで面白おかしく作っているため色々適当ですが
ここで紹介していない細部も結構こだわっています。
良ければ遊びに来てみてね。



 JJ VOICE▲目次へ

『マイクラ』『7DTD』など建築自由度の高い作品も楽しいのですが
『The Infected』や本作のような少々不自由でパーツ少なめの中で
いかに工夫して表現するかが、個人的に面白く感じたりします。

パーツ多くて自由度が高いと、無限に色々作り続けたくなるため、
無意識に避けてしまう、積みゲーマー感覚もあるかもしれません。
昔テラリアにハマった時は、外出先でも浮かんだアイデアを描いたりヤバかった(笑)


こちらも好きかも?関連記事

この記事へのコメント

人気記事