新作ゲーム特徴紹介&感想『祇(くにつがみ):Path of the Goddess』神楽で鎮める和風妖怪世界観!クラス編成型の村人防衛タワーディフェンス/3Dアクション

新作ゲーム特徴紹介&感想『祇(くにつがみ):Path of the Goddess』神楽で鎮める和風妖怪世界観!戦術多彩な村人編成タワーディフェンス/3Dアクション
古風極まるカプコン新作・和風TDアクション『祇(くにつがみ):Path of the Goddess』、2024年7月19日よりPC・PS・XBOX向けに発売されました。中々楽しめましたので、レビューも兼ねてゲーム特徴をご紹介します。

目次


祇:Path of the Goddess ゲーム紹介▲目次へ
定価 4990円  開発配信 CAPCOM Co., Ltd. 日本語対応
PS4/PS5版  PC/XBOX版(Game Passあり)  体験版あり(お試し推奨)


Path_of_the_Goddess__image.jpg
Path_of_the_Goddess__image5.jpg Path_of_the_Goddess__image_stage_select.jpg
舞いで穢れを祓うのじゃ! 和風妖怪ファンタジー
神楽戦略活劇(タワーディフェンス × 3Dアクション)

神の祟りか? 山全体が穢れ(けがれ)に覆われ… 妖怪に蹂躙される!
召喚された護人として巫女を守り、奪われた12の仮面を取り戻していく。

各地の村=ステージクリア型で、穢れを祓って解放すると拠点に。
各地のBOSSを倒すごとに仮面=職業(クラス)を入手。
再戦もでき自由に強化しながら、攻略していく作風です。

(追記)初見クリアまで約30時間でした。
終盤で苦戦して、何度もやり直しつつの時間です。
強くてニューゲームのような引継ぎ2周目もあり。



祇:Path of the Goddess ゲーム特徴▲目次へ
Path_of_the_Goddess__image6.jpg
① 昼は準備フェーズ「村を探索しながら、防衛の準備」

敵が現れそうな穢れた鳥居…  結界など守りやすそうな場所…
マップを調べながら、夜までに資源や人員確保していく。
1つ1つの村はコンパクトです。

Path_of_the_Goddess__image40.jpg Path_of_the_Goddess__image10.jpg
・囚われている村人を解放、クラス編成して防衛配置。
 4人ほどの少ない村 ~ 10人以上いる村まで様々。
 特殊クラスほど多い資源が必要になります。

・巫女を最深部まで導いていく。舞いながらゆっくり進むため
 何度か夜が来てしまう。「どこで敵を迎え撃つか?」を楽しむ感覚。

ここが良し
・資源さえあれば、何度でもクラス変更可能。
・修理要素(村人に依頼)、収集アイテムもあり、探索もちょっと楽しい。



Path_of_the_Goddess__image4.jpg
② 夜は戦闘フェース「押し寄せる妖怪から巫女を守るのじゃ!」

百鬼夜行が始まる… 小さき異形… 空飛ぶ異形…
厄介な能力もった大型妖怪も現れ始める!

Path_of_the_Goddess__image41.jpg Path_of_the_Goddess__image12.jpg
Path_of_the_Goddess__image11.jpg Path_of_the_Goddess__image8.jpg
自分も戦うアクションです。村人だけでは厳しめ。
攻撃コンボ、回避、防御、ジャンプ、チャージ制スキルあり。

主人公のスキル入手もあり、中盤辺りから多彩に。
近接技ほか、色んな弓。強スキルも複数持ちこめるように。
※弓はオートエイムのみ(手動エイムできないのが難点)

ここが良し
・巫女が生きていれば、死んでも十数秒ほどで復活可能。
・死んでも、魂として行動でき、村人を配置&回復可能。
・朝まで粘れば敵は自動消滅。



Path_of_the_Goddess__image_class1.jpg
Path_of_the_Goddess__image_class6.jpg Path_of_the_Goddess__image21.jpg
③【拠点】主人公スキルほか、村人クラスを強化していく。

ボスを倒すごとに仮面=クラスを入手。
色んな近接兵、対地対空の弓兵、範囲デバフの術士ほか様々。
(6段階)クラス自体を強化するため、村人全員が即戦力!

主人公のスキル&PERKも条件入手。
スキルは必殺技な強攻撃から、味方バフまで様々あり。
PERKは主人公や村人強化から、遊び系まで沢山あり。

ここが良し
・強化はすべて振り直し自由!
 近接特化に遠距離特化、村人特化、主人公特化、
 BOSSやマップによって色んな戦術で遊べます。
 (キャラ育成はなく、強化ポイントでやり繰り)



Path_of_the_Goddess__image_beautiful2.jpg
Path_of_the_Goddess__image20.jpg Path_of_the_Goddess__image_photomode2.jpg
④【拠点】解放した村々を復興させていく。

壊れた家や鳥居など、村人を配置して修理依頼。
強化ポイントや収集アイテムを得られる報酬要素です。

巫女に会うこともでき、強化編成・セーブなど機能担当。
色んな和菓子も献上できます。効果? 和み要素です(笑)




祇:女神の道 気になりそうな点▲目次へ
Path_of_the_Goddess__bad_point2.jpg
和風UIが素晴らしい半面、一部ちょっと使いづらし。

・魔像(PERK)は短冊状の書に記されていくのですが、数十種類もあり
 左右1枚ずつめくるか、カテゴリ見出しか、お気に入りかで探しづらい。

・戦闘マップも同じく、村人リストは左右1枚ずつ。多い村では探しづらい。
 目録のような一覧性高いリストが欲しくなります。

Path_of_the_Goddess__bad_point1.jpg Path_of_the_Goddess__image_class2.jpg
そのほか細かな点。

・各クラスLV6まで強化でき、3段階の強化演出あり。
 何度も「振り直す」ものの、毎回演出再生されるためOFF機能がほしい。
 しかもLV1ずつしか上げられない。選択LVまで一括強化させてほしい。

・弓は近い敵にオートエイム + ロックオン切替のみ。
 手動エイムできないため、狙いたい敵に切替るのに時間かかり使いづらい。

・巫女は後退できない。効率のため出口までルートを一気に引いてしまうと
 探索中に進みすぎる時も。 ※中盤で陣形から「進む/停止」指示可能に。

・ダッシュなし。
・難易度の設定なし。初見クリアできる村が多いものの厳しい難所あり。
 クリア後はベリーハードな2周目も遊べます。

Path_of_the_Goddess__okami_image1.jpg Path_of_the_Goddess__image30.jpg
気になるやもしれぬ点。

・物語要素はかなり薄め。ステージ前後にセリフを使わないカットシーン。
 戦闘や拠点ではフレーバー・ボイスあり ※左画像は『大神』コラボ衣装。

・村人はそれぞれの村だけで戦う(=現地調達)
 ステージごとに自軍が増えていくゲームではありません。
 そのためSRPGのようなキャラごとのLV成長/育成はありません。

・マウス&キーボード対応ですが、細かな点がゲームパッド向け。
 タワーディフェンスとしては、マウス操作では直感的ではない。

・バイオハザード同様「Re Engine」製のため
 Afterburnerなど一部外部ソフトは相性が悪い。

※むし苦手だと要注意※  巨大ボスとして登場(デモ版にはいない)
 結構強くて私は初見Game Over。何度も見たくないため
 過去マップを全部周回、できる限り強化して何とか撃破。



祇(くにつがみ) 前半段階レビュー▲目次へ
Path_of_the_Goddess__dance6.jpg
Path_of_the_Goddess__dance3c.jpg Path_of_the_Goddess__dance9.jpg
古風あふれる和の表現や世界観がGOOD
懐かしい雰囲気の新作、独創的なTDアクション。

解放する村ごとに邪気祓い、みんなで舞う演出が楽しい。
巫女さんのポーズをつい真似してしまったくらいです(笑) ウッ ウッ ハッ!
花火や和太鼓BGM、お祭りを思い出す雰囲気もあり、夏に似合う印象。

お経を詠むような呪詛ボイス、墨字やお札、浮世絵などに見られるUI表現、
御朱印帳でセーブ! 和菓子やアートやフィギュアなど風情ある収集要素。
ファンタジックJAPANですが、日本心くすぐられる表現で一杯です。


Path_of_the_Goddess__image_japan1.jpg Path_of_the_Goddess__image_japan4.jpg
Path_of_the_Goddess__image3.jpg
「もう夕方… そろそろ陣形配備せねば…」
「巫女が助けを求めてる! ヤバい奴が現れたか!?」

昼は探索、夜は戦闘であちこち走り回るため、忙しさであっという間。
主人公スキル、ユニットのクラスも増えていき、戦術幅が広がっていく。

敵スポーン地点が多いマップ、明かりの近くしか敵が見えないマップ、
逃げ場のない水上の船マップほか、村ごとに個性があり変化多彩。

「〇分以内で撃破」「〇〇を使う」などチャレンジ報酬要素も。
過去マップも再戦可能で、色んな編成で攻略したくなります。


Path_of_the_Goddess__image2.jpg
Steamレビューでも「PS2」フレーズが見られましたが、
王道とは違うニッチに突っ走った、懐かしい印象の意欲作。
ただし嗜好性強く、ジャンル的には高額。 デモ版やGame Passでお試し推奨。

アクションADVかと発売前は勝手に想像していて、ステージ型で意外でしたが
タワーディフェンスをよくここまで和風テイストで作り込んだなと思いました。

約30時間ほどでクリアでした。ボスも沢山、一部は相当苦戦しました。
私の評価は、世界観は「圧倒的」、ゲームは「非常に好評」辺りです。


Path_of_the_Goddess__image_japan2.jpg
グラフィックは綺麗な雰囲気のミニチュア感(フォトモードあり)
動物を撫でたり、思い思いに過ごしている村人たちを眺めたり。
解放した村では静かなBGMや環境音がまた心地良い。


Path_of_the_Goddess__dance3.jpg
JJ VOICE▲目次へ

「巫女さんを愛でる」成分も強いかもしれません(笑)
戦闘マップでも探索中に待機させてると、
寄ってきた動物を撫ではじめて笑いました。

毎回同じでも邪気祓いで舞う姿を眺めて、
和菓子も食べ終わるまでつい眺めてしまう。

拠点での棒読みチックな抑揚の薄いボイスも
山籠もり巫女らしい俗世離れした印象で良いのかな。


関連記事

この記事へのコメント

  • 自分もプレイしていて中盤くらいです
    和風テイストで中々面白い。もう1000円安ければ周りにおすすめできる。
    所見ステージ終盤で巫女がやられた時の徒労感がデカイ。
    この巫女さん、かわいいんですがどう見ても体系が男性。そのへんのストーリーはあるのだろうか…
    2024年07月24日 02:54
  • JJ

    価格はTDと考えると高く感じますよね。作り込みが半端ないのは分かるのですが。
    Game Overは何も得られないのがツラいですね。特に村は探索もやり直しなので、短さがせめてもの救いです。

    身体はゴツい着物で隠れてる + 山の巫女なので逞しいのかもしれません(笑)
    2024年07月25日 00:29

人気記事