吸血鬼に支配された街で戦う、新作FPS『REDFALL(レッドフォール)』
SteamとXbox Series X/S(PC Game Pass)にて2023年5月2日発売。
中盤20時間段階のソロプレイ感想も兼ねて、ゲーム特徴をご紹介します。
✨ | REDFALL ゲーム特徴紹介▲目次へ |
やや不評 定価9680円 開発Arkane Austin 配信Bethesda Softworks 日本語対応
吸血鬼に支配された街『レッドフォール』を舞台にした物語主導FPS。
ストーリーFPSに、フレンド専用2~4人COOP要素を加えた感覚。
ソロプレイだと1人旅。 野良マッチングはなくフレンド招待制。
(ミッション進行はホストプレイヤーのみ)
私の場合、16時間ほどの経過時にメインミッション進行率50%到達。
サブクエ&ダンジョン数個放置くらいの探索重視のんびりプレイ。
(主要ミッションだけサクサク進めれば恐らく半分近く短縮)
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オープンワールドだが、ミッション主体でリニア寄り。
“探索もできるオープンフィールド”感覚で、むしろミッション出撃型に近い。
広さは『Dying Light 1』本編あたりの規模(The Followingの方ではなく)
ネタバレOKな方 → 街は上作品と同じく前半後半で異なる2大マップ構成。
乗り物はなく、ファストトラベル小拠点が各地に。
個別マップのイベント専用ダンジョンも複数あり。
入れる建物もちょこちょこあり(多くはない)
最初から全体マップ開示されるため、探索範囲を広げていく感はなく
メイン&サブミッションへ向かう道中で寄り道探索するような感覚。
自由探索できるが、大建物や主要エリアは後々イベント地になる事が多く
探索し過ぎてしまうと二度手間になり、本番での新鮮味が薄れてしまう。
と言うのも、各拠点でミッション選択してからイベント発生する方式のため
普通にあちこち自由探索しても、サブなど自動発生イベントはごくわずか。
複数の敵勢力と戦いながら淡々と物資を漁りつつ、通り過ぎる感じで
オープンワールドとしては、イベント関連のコンテンツ密度が薄め。
(沢山の武器回収や収集要素はあり)
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特殊スキル異なる、キャラクター4人から選択&成長。
多段階の固有スキル3つ + 固有PERK4つ + 基本PERKのスキルツリーで成長。
装備武器や基本能力は同じ。ゲーム進行は個別でそれぞれ最初から。
・スキルは過去作に比べて大人しめ、戦闘補助スキル中心。
・個性的な特殊PERKなどはなく、キャラビルド感は薄め。
ジェイコブ …… 透明化や周辺索敵など探索&奇襲向けスキル。
レイラ …… シールドやジャンプ台召喚など突撃向けスキル。
レイラ …… シールドやジャンプ台召喚など突撃向けスキル。
レミ …… 囮ロボットやC4爆弾、回復フィールドなどサポート寄り。
ダヴ …… 電撃装置やワープ装置を使う。
ダヴ …… 電撃装置やワープ装置を使う。
✨ REDFALL about BATTLE ▲目次へ |
武器収集ハクスラ要素のあるFPS、敵拠点では潜入自由度も。
銃火器3スロット + スキル最大3種 + 近接殴りで戦う。
性能異なる武器をどんどん入手(主人公レベル追従の出現性能)
HG・AR・SG・SRなど一般的な銃火器を基本に、
紫外線照射!ほか対ヴァンパイア特殊銃もあり。
(性能カスタム要素はなく、装飾変更のみ)
多くの敵地には侵入ルートが複数あり、正面突破のほか
ジャンプやスキルで屋根や窓から潜入、裏口ルート潜入など
過去作『Dishonored』シリーズのように潜入自由度あり。
ただ、過去作のような搦め手などの攻略自由度はなく
普通に撃ち合いで制圧していく一般的FPS感覚。(ステルスは可能)
✨ | REDFALL 気になった点(改善される可能性もあり)▲目次へ |
上述以外で気になった点。
・ザコ敵のセリフ字幕が邪魔すぎて、OFF機能が欲しくなる。
ミッションの物語セリフ中にも、周辺敵のどうでもいい独り言が混じる。
・物語に関する主要ミッションを進めてしまうと、消滅するミッションあり。
全部遊びたい場合は、重要じゃなさそうなミッションから選ぶ事をお勧め。
・フラッシュライトが明る過ぎて、屋内ではホラー風の雰囲気が薄れる。
OFFにすると屋内は暗すぎる。外はOFFでも明るくてGOOD。
難点ではないが、気になるかもしれない点。
・グラフィックは1世代前くらいの印象(街並みや雰囲気は良く、綺麗な場面もあり)
・PC性能次第だがHDDだと粗い描画遅延が目立つ(テクスチャ設定を下げて改善)
・クラフトなし。武器カスタム強化なし(外見変更のみ)
・武器ソート順が毎回リセット。お気に入りやロック機能なし(瞬間的に探しづらい)
・武器はゲーム終了のたび、新規!マークがつく。
動作に関するTIPS/所感。
・Nvidiaグラボの場合、本作への最適化を含む「GeForce Game Ready ドライバー 531.79」2023年5月2日の最新版あり。Geforce Experienceからアプデ可能。
・私の環境(Core i7-8700、RTX2070、mem32GB、最新ドライバー)で1080p 最高画質+DLSS品質設定の場合、普段60FPS安定でも、一定時間30FPS前後まで落ち込む不安定さもちょこちょこ(ロード直後や戦闘中以外でも)。ただキツいと言うほどではない。
「エフェクト品質」は高負荷のため下げると安定性やや向上。 「テクスチャ」は少々下げてもさほど気にならない品質。描画遅延やや改善。 |
遭遇したバグ、気になった挙動
・敵数人が家の床をすり抜け、地形に埋まって動けない。1回。
・敵数人が触れず攻撃もしてこない棒立ち状態になった。1回。
・敵が透明になっている。1回(能力ではなく人間ザコ敵)
・敵が木を迂回できず、木に向かって走り続けてきたり
地形にスタックして動けなくなる様子は何度か遭遇。
✨ | REDFALL レビュー▲目次へ |
スキルもシステムもCOOP想定雰囲気(フレンド限定だが)
ソロだと特殊スキル少なく、普通に銃撃FPSプレイ感覚。
米国舞台の現代FPSながら、キャラ造形やグラフィックや演出、
パルクール的な高所移動ほか『Dishonored』に雰囲気が近い。
ただ4人なら多彩でも、1人だと普通に銃撃制圧していくFPS。
ステルスほか、キャラによっては多少トリッキーな戦術も可能だが、
できればソロは全スキルから選べる自由ビルド方式だと良かったな。
STEAM評価「やや不評」同等クラスの酷いクソゲーではなく、賛否両論クラスの印象。
マルチやオープンワールドに期待しなければ(期待してしまうが)
内容に対して高価格すぎる、色々薄味なくらいの普通の物語FPS。
トドメ刺さないと無限回復する硬い吸血鬼… 複数いる!どう戦うか!?
索敵しながら敵地にどう潜入するか? 考えたり個人的には比較的楽しい。
オープンワールド醍醐味「探索する楽しさ」が特に薄味。
作り込まれたマップながら、コンテンツ密度の薄さが勿体ない印象。
別勢力の敵同士が争ってるのみ、自動発生イベントがほぼないため
面白そうな建物を見つけても「後で来そうだなあ」とスルー。
軽く寄り道しつつ、ファストトラベル地点や小拠点の発見後は
メイン&サブミッション受注したら、ほぼ直行気味になっていく。
武器ハクスラ感はあり。ただ「物資収集の楽しさ」もやや薄味。
レア武器でも店売り武器にすぐ火力追い抜かれるのは、探索モチベDOWN要因だが
「トドメで回復」「高倍率スコープ」など特殊性能があると「おお!」と嬉しい。
ただ対吸血鬼か対人間かで、インベントリ画面で装備変更する頻繁さが面倒。
武器スロットの少なさは、COOP役割分担を想定しているのだろう。
吸血鬼用の武器スロット、またはロードアウト複数切替がほしくなる。
ちなみに武器以外は、ほとんど弾・消耗品・回復・ジャンク。
クラフトがないため、ジャンク1つ1つ吟味する必要なく
入手すると自動換金される『Dishonored』型システム。
便利だが入手ボタン連打作業…… 味気なさすぎて物資収集の楽しさが薄い。
たま~~~に回復バフ装備&装飾入手はあるが。
紹介の最後に。
マップ探索自由度のあるリニア展開FPSと考えれば、
全体的に薄味ながら、比較的楽しく遊べている作品。
街並みや入ることのできる建物が作り込まれており、
観光気分でスクショ撮影しながら寄り道したくなる。
昼はちゃんと明るく、起動後はロードの速さ、無限スタミナのダッシュもGOOD
今後のアプデ次第ですが、定価9680円と考えると、もっと面白くて安価な作品は沢山。
気になっている方は、月額サブスク PC Game Pass版で試した方が良いかもしれません。
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1人だけ状況を楽しんでる、ノリが違って笑えたUMAオタク青年。 キャラ的に面白そうでしたが、また序盤からやり直すのは時間が(笑) 全員軽く試して、サイキックに惹かれたレイラで現在プレイ中。 ジャンプ台召喚スキルで「攻撃も逃亡も探索も」高所を活用しやすく 落下中も召喚すれば安全着地できる、攻略が柔軟になる使いやすいキャラです。 |
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この記事へのコメント
JJFan
なにしろ超有名タイトルなので
DISHONARD⇒Dishonored です。
JJ
な…何という凡ミス(笑)
最初『ディスオナード』とカナ表記していたのですが
カタカナばかりで見づらく、うろ覚えで手打ち編集したのが失敗でした。
修正しておこうと思います。