
物凄くシュールな1vs1バレーボール・アドベンチャーが
Humble Trove に追加されていますので、プレイ感想を兼ねてご紹介します。
※Humble Choice 月会員特典の無料DRMフリーPCゲーム、2021年8月分です。
✨ | 今月のゲーム紹介 |
STEAMでは未発売 開発 Mr. Will Brierly ゲームパッド推奨 日本語なし

人生の後半、特別なバレーボールを始めた男を描くADV。
主人公は定年でリタイアした男性レン・リゾ氏。
老後にはじめた新たな挑戦、それは1vs1の男子バレーボール。
しかも「お互い一糸まとわぬ姿で試合をする」異色の戦いが幕を開ける…!
試合前後をはじめ、試合中にも何度か会話イベントが展開。
選択肢も多い、ストーリー主導の2時間ほどの短編ゲーム。
5試合あり、試合ごとにオートセーブ。
負けても負けたまま進行する。ロードすればやり直し可能。

バレーボール・ゲームとしては超絶シンプル。
25点先取でWIN。 サーブ権がある時だけ得点できるサイドアウト制。
そのため長引きやすく、1試合あたり数分~20分近くかかる事も。
難しいアクションは一切なし! 使うボタンはスティック(移動)のみ!
歩きながらレシーブのみで戦うのだ。 実にお爺ちゃん向けバレー。
ボール位置に移動するだけで自動返球までしてくれる。
打つ強さや方向調整できずランダム。ダッシュやジャンプなどない。
サーブはタイミングで強さ調整できるが、狙う場所はランダム気味。
のんびりテンポだが、反射ゲーや運ゲーに近い。
✨ | 気になった点 |

バレーボール部分について
・横画面のため奥方向の距離感が分かりづらい。
・打つ方向はランダム気味で、アウトコースも多い。
・打つ方向はランダム気味で、アウトコースも多い。
・スポーツゲームとしては単調なため、25点先取サイドアウト制は正直ダレる。
会話イベントについて
セリフは一瞬で全部表示できず、ウェイトを飛ばそうと決定を押すと
そのセリフごと飛ばしてしまう仕様。読むならば待たないといけない。
せめて選択肢では一呼吸、連打防止が欲しいところ。
逆に言えば、連打でガンガン飛ばせる利点とも言える。
以下ネタバレOKな方のみ。
ゲーム内EXITで終了すると、見慣れないデスクトップ出現!
ゲーム内EXITで終了すると、見慣れないデスクトップ出現!
主人公のPC画面という演出で、情報を見たり音楽を聴ける。
正直こういう演出はセキュリティ的に焦る(笑)
正直こういう演出はセキュリティ的に焦る(笑)
一応Kasperskyでのスキャンは問題なし。
✨ | 最後に感想 |

好み分かれる作風のチャレンジングな作品。
気合でクリアまで遊んでみた所、ゲームの核は会話アドベンチャーだった。
バレーボール部分はプレイ時間こそ多いが
体験感のためのミニゲーム感覚にとどまる。
(長いため15点先取くらいで良かった気も)
言葉不要で楽しめるタイプのコメディではなく
楽しむには「沢山ある英語会話を理解」する必要がある。

運転中の独り言パートでは、過去の人生を振り返ったり
対戦者や色んな事に想いを巡らす、自分と向き合う時間。
試合パートは、すべてさらけ出した2人の男、そして審判だけの空間で
他愛もない会話を挟みながらバレーボールを通して交流していくのだ。
隠す物がなく不安になるオールドルーキー、
巨大なアレを誇る攻撃的なオールドタフガイ、
秘密を打ち明ける者ほか、真の自分が現れるフシギな社交場。
物凄くシュールな光景だが大丈夫。主人公もそれを分かっている。
人生の最終節にとんでもデビューした主人公達を暖かく見守ろう。
☕ | JJ VOICE |
PVの明るい曲調から思い出したのは 映画『エターナル・サンシャイン』や『アダプテーション』のPV。 一見楽しげな舞台設定ながら、基本センシティブなドラマが主体。 本作からも少しだけ似た空気を感じました。 なおHumble Trove サイトでは、2年前くらいの作品から配信終了中。 良ければチェックしてみてね。 過去のTrove 更新ゲームリスト |
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