『Rise of the Tomb Raider 一族の系譜』
ララと家族の過去を辿るストーリー入りDLC『20 Year Celebration Pack』
とても良い話だったので、クリアを機にレビューを交えてご紹介します。
✨ | Rise of the Tomb Raider 20 Year Celebration Pack |
通常1080円、非常に好評、開発 Crystal Dynamics、配信 Square Enix、日本語対応
※DLC。プレイには本編「Rise of the Tomb Raider」が必要。
このDLCではゲームモード2種類 + クラシック衣装などが追加される。
・ゲーム「新たな物語:一族の系譜」クロフト邸での探索アドベンチャー
・ゲーム「新たな探検:ナイトメア」クロフト邸での戦闘サバイバル
・衣装 「クラシック ララ 5種類 + 1着」
・要素 「新難易度:上級サバイバー追加」
・カード「探索一覧」で使えるDLC仕様
記事前半でナイトメアモードや衣装など、
記事後半でメインの「一族の系譜」について書いていきたい。
✨ | ROTR - 20 Year Celebration Pack 追加衣装一例 |
初期シリーズ風のローポリ・ララ 5種類 + 3の南極衣装
カクカクお肌だけど、現代ララと同じくモーション多彩で滑らかに動く。
顔がアップになるカットシーンでは違和感に笑う。
DLC追加マップ「クロフト邸」を使った戦闘チャレンジモード
後述する「一族の系譜」と同じイントロだが、文面が不穏すぎて笑った。
ホラー風味のサバイバルモードとなっており、ボス戦も用意されている。
探索を楽しみたい場合は、「一族の系譜」を先にプレイしたほうが良い。
ナイトメアでは、最初から封鎖エリアなど行けるため新鮮さが薄れてしまう。
ナイトメアは「探索一覧=チャレンジモード」の一つとして追加される。
数十分ほどの短編のため、セーブもチェックポイントもない。
難しい場合は、アイテムやスキルカードで強化して挑戦できる。
オススメは所持弾増加カード。これだけでも大幅に楽になる。
弾薬・武器は現地調達のサバイバル。アイテムとボス位置はランダム配置。
無限湧きのアンデッド達と戦いながら、どこかにいるボス打倒を目指す。
最初は苦戦したが、4回目のチャレンジ辺りでクリア。
そこそこ面白いが、1~2回クリアしたら十分な気もする。
チャレンジ的なミニゲーム感覚だった。SEのおかげでちょっと怖い。
✨ | Rise of the Tomb Raider 一族の系譜 |
ララの少女時代や「家族の秘密」を探る、探索アドベンチャー
大変…幼少期を過ごしたクロフト邸が、法的に奪われようとしているわ。
正当相続人である証拠を探し、家族の遺産である大切な屋敷を守るのよ!
鍵のかかった扉… 開かない箱… など各所にある迷路のようなクロフト邸。
探索しながらアイテムを入手する事で、行ける範囲が増えていく。
ちょっとした謎解きや推理要素も用意されている。
2時間ほどでクリア。前半はララの幼少の想い出にほほ笑み、
後半では隠された家族の秘密と対峙していくシリアスな展開。
沢山の収集要素(フルボイス文書やレリック)を読みながら、
ララや家族についての物語を断片的に辿っていく。
✨ | Rise of the Tomb Raider 一族の系譜 レビュー |
本編以上に、ララの人生にとって大切な成長要素が描かれる。
「こんな仕掛けが……一体何が隠されているの!? まさか……」
気になる展開にワクワクドキドキ。構成も巧みに考えられている。
戦闘はないが探索は楽しく、物語はとても心に残るものだった。
また本編では「弱々しく描かれていた父親」への印象も変わる。
ララ、パパ、ママ、そして執事……彼らは人間的で魅力的だった。
両親のスピンオフ過去物語があれば遊んでみたいと思えた位だ。
娘ほどでなくとも、彼らも優秀な学者であり世界を股にかけている。
買って良かったと思えたDLC。だが好みは分かれるだろう。
「ララの過去や家族のエピソードを知りたい」ファン向けの内容。
探索ADVがメインであり、ナイトメアはチャレンジミッション感覚。
本編やバーバ・ヤーガDLCのような大冒険アクションではない。
またムービーではなく、フルボイス文書を探して断片的に探っていく内容。
手紙や道具を見つけては「そんな事があったなんて…」「見覚えがないわ…」
といった具合に、現代ララとして過去に触れていくような感じだ。
私は期待せずにセール購入したので、想像以上に楽しめたが
アクション性やイベント性を求めるプレイヤーは退屈に感じる可能性ある。
定価1080円、セール最安値356円。その時を狙うといいかもしれない。
なお、本編や他DLCクリア後、最後のプレイにうってつけだった。
良い余韻と共に「ライズ オブ トゥームレイダー」から旅立てそうだ。
私も今回をもって本作品レビューは最後にしたい。それでは良い冒険を!
🍸 | JJ voice |
シベリアでの長い長い冒険がようやく終わった。 コンプリートはいいかな。62時間も遊べばさすがに十分(笑) ソ連基地に地獄谷、もはや自分の庭のような馴染みの場所感覚。 しばらくしたら、途中だったレジェンド三部作にも再挑戦しよう。 細かく忘れてきてる丁度いい頃だし、今度こそクリアできるかな? |
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✨ | オマケ:一族の系譜 ネタバレ含む感想 |
以下はクリア後など、ネタバレOKな方だけクリックしてご覧ください。
(一部環境では隠れずに表示されてしまうようです)
いかにララが愛されていたか、よく分かる話だった。 父親、執事、そして母親。 最期の手紙はもう涙なくして読めなかった。 ラスト演出も最高。自分と重なる部分があるので感情移入してしまう。 母親の手紙をあの場所に置いた父親の気持ちを考えるともう泣ける。 偉大な考古学者ゆえの、距離があるぎこちない愛情表現の親子関係。 成長したララを信じて残した「最後のサプライズ探検」の手がかり… そして最大の贈り物……きっと娘を誇りに思っていることだろう。 本編でも沢山の遺跡を発見したけれど、 ララの人生で一番心に残る遺跡だろうね。あれ以上の「Tomb」はない。 とてもいい物語構成だった。 好きなエンディングTOP20に入るかな。 「バイオショック」もだが、私は泣きのエンディングに弱いのだっ(笑) |
この記事へのコメント
JJ氏ありがとう
自分は未だ封印を解けてませんが(笑)JJ氏のイチオシなら期待していいようですね。
ただ個人的にはタンクトップ姿が序盤だけっていう壮大なネタバレをくらったのが非常に残念でした(笑)
あまりのショックに夜も8時間しかぐっすり寝れませんでした(笑)
JJ
装備でゴツめながら肩出し衣装も途中から登場します。
さらにこのDLCを入れれば、昔と変わらぬ露出度のララが! カクカク・ポリゴンですが(笑)
要素の多い大作ゲームは、毎回シリーズ記事書きたいくらいなのですが
色々なゲームを紹介していくブログですので、大幅にまとめています。
「このシーン面白い!」とか「変な小ネタ集」とかもっと遊んだ記事もアリかなと思って
スクショを撮るものの、書き始めるといつものマジメ紹介になっている切なさです(汗)