STEAMデモ版配信&感想『地罰上らば竜の降る/Rise of Rebellion』可能性やこだわり感じる剣戦アクション [国産新作]

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国産の新作・剣戦アクション『地罰上らば竜の降る/Rise of Rebellion』 
2025年本編に先駆けて、Steamにて無料体験版が3月30日より配信開始!
後半にてレビューと併せて掲載しています。

(追記:4月16日)新たな方向性が示されましたのでリンク編集しました。
(追記:4月7日)ゲームの大幅見直しに伴い、講談社サイトにて「『地罰上らば竜の降る』クラウドファンディング中止と今後について」と題した発表が行われました。


 Rise of Rebellion - steam demo release!

無料デモ版  開発 Team 疾鷹  配信 講談社  日本語対応


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「世界一面白いアクションRPGをつくる」を目指して
開発中の作品より、1vs1の戦闘部分のみに特化したデモ版(旧地罰)

YoutubeやTwitchにてゲーム制作実況をされているHytacka(ハイタカ)氏による作品。(過去にゲームプランナーとして『ダークソウル3』のDLC開発に参加され、後に講談社ゲームクリエイターズラボ選抜合格による支援を受け活動)

竜族や魔法の力などファンタジー世界を舞台とする、
2025年12月リリース目標の本編(第一章)へ向けて
根幹である戦闘システムを体験できるのが本作です。

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腕によりますが、初見クリアまで約1~2時間。
初日は3時間かかり数十回死ぬほど高難易度でしたが、
翌日バージョンにて難易度下がり、両キャラとも約20分クリア。記念画像
(4月3日追加アプデ。練習や初期バージョンの敵AIと戦えるように)


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駆け引きや読み合い重視、3人称視点の剣戦アクション。

デモ版では、キャラクター2人から選択可。
・女性騎士……剣と刀を切替えて戦う。
・男性戦士……斧と刀を切替えて戦う。

方向との組み合わせで8つの攻撃パターンがある弱&強攻撃、
武器投げや弓、ダッシュ・ガード・パリィや2段階回避ほか
多彩なアクションを駆使。武器ごとにコンボもあり。

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さらにメイという魔力消費の強技8種により戦術性が広がる。
素早いけん制・目くらまし・トリッキーな飛び込み回転斬りほか様々。

ただし、3回連続で使うと「地罰」として爆発するエネルギー柱が出現。
武器を地面に刺して、アース放電するかのような儀式で力を鎮める必要あり。
この柱要素は好み分かれそうな印象もあります。



 地罰上らば竜の降る 気になった点
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初日段階で遭遇したバグは2つ。

① 死ぬと剣が消失したままになるバグが1か所発生(盾と刀はあり)
  何度リスタートしても同様だったため、タイトル画面からやり直し。

② 敵を倒しても、扉が開かず進行不能になるバグが3か所発生。
  リスタートして倒すと開きました(初日は何度も死にながら苦労)

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そのほか気になった点。

・地罰の柱演出は、打ち上げではなく後方弾き飛ばしの方が良い気が。
 空に飛ばされ柱に当たって転げ落ちるラグドール感は相当シュール。

・専用ボタンでしか抜刀できないのが面倒(特に弓の使用後)
 攻撃ボタンでも抜刀して欲しくなります。

・正面方向でも、壁やオブジェクトが透ける違和感(右画像)
・ロックオン状態でも地形端など、カメラが敵方向に向かなくなる時がたまに。

・いつでも見られるようなコンボ技表の機能はなし。
・モーションブラーだけのON/OFF選択肢はなし。
・難易度の選択肢はなし。



 地罰上らば竜の降る デモ版レビュー
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デモ段階では「対人戦のような」読み合い&駆け引き、
高難易度の敵に実戦で学びながら、ストイックに腕を磨く玄人好みの感覚。


For Honorやダークソウル風戦闘をよりテクニカルかつスピーディーにして、
弱・強攻撃8種 + 魔力消費の強技8種により戦術性を広げたイメージ。
モーションキャプチャー使用だけあって動きもカッコいい。舞う土煙!

柱やバランスは好み分かれそうですが、こだわって作られてる事が分かる戦闘。
色んな武器・技・キャラが加わると面白そうだと可能性を感じるプロトタイプ。
モンスターやザコ戦も入ってくる製品版はソウルライク感が強くなるのだろうか。

なおデモ段階では、能力強化や回復薬などの救済措置はなく
回避=無敵でもなく、パリィもシビア、プレイスキル上達を求められます。

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初日バージョンは、対人戦をイメージさせる敵AIの動きで
後半敵は鉄壁のようなガードやパリィほか、技をフル活用!
腰が引ければ容赦ない連撃コンボでゴリ押ししてきます。
いかにスキを突くか、いかにコンボを破るかのテクニカルな上級者向け攻略感。

何度も死にながらリトライして、敵ごとの動きのクセをよく観察。
特にメイ契技8種はコンボを破ったり、スキを作る要のため、
刹那のチャンスに思い通りの技を狙えるよう上達する必要あり。

「連撃はこう繋ぐ! メイ契技はこう使う! そらそら! 動きを見切らないと死ぬぞ!」
容赦ない攻撃で戦い方を学びとらせる… 鬼師匠型のチュートリアルだと感じました。


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アクション苦手だとキツめ。一方的に連撃で追い詰められるのは日常茶飯事。

(初日は)敵が強すぎる!と何度投げたくなったか分かりません(笑)
防戦になると中々阻止できず、端に追い詰められてボコボコに。
スモーク越し奇襲でもガードやパリィされたため、攻めあぐね
動きを読んでスキを誘導してから、攻撃チャンスを狙う感覚でした。

(2日目のアプデ後は)ガードやパリィ率が低くなったかのように
スキを作らなくても攻撃が普通に決まる事が増えたため、ゴリ押し可能に。
初日の中上級者向けVERY HARDな印象から、アプデ後はNORMALな印象へ。

バランス調整次第でどの層好みか面白さが変わるため
フルリリース版は、上級~初級者まで遊べる難易度設定または救済措置を期待。
動画で興味持たれていた方は、ご自身で遊んで相性確認する事をお勧めします。




 地罰上らば竜の降る 紹介の最後に

追記(4月3日)
【反省会】地罰上らば竜の降る 戦闘体験版振り返り【ゲーム開発】 動画にてゲームの見直しの構想ほか、43:16よりクラファン返金を検討しているとの話もされています。

追記(4月7日)
講談社サイト にてクラウドファンディング中止が正式発表されました。詳細記載はありませんが返金対応も行うとの事です。

追記(4月16日)
Google Doc にて見直し後の概要発表。4月16日付の動画でも様々な方針転換が語られています。




以下は過去の内容です。

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購入予定の場合はクラウドファンディング支援もアリ(画像は開始翌日のもの)

現在は2人だけの小人数のため、開発に行き詰まりが生じているとの事で支援を募られています。

デモ配信に併せてCampfireにて受付スタート、Kickstarterでも海外向けに後日予定。
ゲーム追加要素に影響するストレッチゴールは合計額で決定され、
目標未達の場合も、最低限の要素を盛り込んで開発との記載です。
2023年5月31日一杯まで実施。


最低額3000円から『地罰上らば竜の降る-第一章-』製品版Steamキー提供予定 + クレジット記載。製品を受け取れるのは大きいですね。

5000円、1万円(ここから高難易度版) ほか多数プランがあり特典追加。

50万円で「契技を1つ制作する権利」、75万円で「武器を1つ制作する権利」、100万円で「キャラクターを1人制作する権利」など、人数限定の面白い最上位プランも用意されています。
個人的には狂暴な竜族娘 +巨大な両手爪&翼の竜装などを妄想しましたが予算が…(笑)



詳しい予定や特典内容、注意事項など、クラウドファンディング・サイトに記載あり。
購入したいと思われた方や可能性を感じた方は検討してみると良いかもしれません。


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 JJ VOICE

初めてYoutubeで見かけたのは、初期の白パペット時代。
剣の鞘(さや)の利用案や、段差での足の処理、砂埃などのAI判定ほか
戦闘アイデアやゲーム開発話が興味深く、コメントも時々していました。

講談社プロジェクト合格から一気に現実味を帯びてきた印象で
Steam登録、審査、など最近は毎週ワクワク観ていました。

長年描いてきた夢の形が出来ていく過程はロマンですよね。
私もそろそろ制作頑張ってみようかな!と刺激を受けました。
…と言い続けて何年になるだろうか(笑)


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