新作ゲーム特徴紹介&レビュー『SIGNALIS』往年作品オマージュ溢れる探索&謎解き、物語主導SFアクション・アドベンチャー

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圧倒的好評、謎解きや物語主導SFアクションADV『SIGNALIS』 
PC・PS4・Switchにて10月27日に発売開始した作品です。
前印象以上に楽しめましたので、レビューを兼ねてご紹介。
※初見でこそ楽しめる物語のため、ネタバレ部分は記事最後に伏字にしています。

目次


 SIGNALIS(シグナーリス) ゲーム特徴紹介▲目次へ

サブスク対象 Xbox Game Pass ❘ Humble Games Collection

圧倒的に好評  定価 1980円  開発 rose-engine  日本語対応

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未来のディストピア世界観… 深淵の施設で大切な人を探す…
謎めいた物語のSFサバイバルホラー・アクションADV。

レプリカ(いわゆる生体アンドロイド)である主人公エルスターは
任務で宇宙船に乗っていたが、氷の惑星に不時着してしまい目覚める。
だがその惑星の地下施設では、恐ろしい異変が起きていた……

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往年映画やコズミックホラー、初期バイオハザードやサイレントヒル、
エヴァンゲリオンなどを思い出す印象。なおホラー的にはさほど怖くありません。

全探索&慎重プレイでの私の初見クリア約16時間(サクサク進めば2時間以上は短縮可)
マルチエンディングかつ複雑な物語です。引継ぎ要素はありませんが
周回することで、散りばめられた謎や設定に気付く楽しさもあります。



 SIGNALIS ゲームシステム▲目次へ
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特徴① 初期バイオハザードやサイレントヒル彷彿、物資を節約しながら探索

PS1時代風グラフィック、3D見下ろし視点。
持ち物はわずか6スロット、道中の入手アイテムも取捨選択しながら
セーブ部屋に辿り着ければ、ほっと一息。保管箱で荷物整理できます。

マップは部屋ごとに分割、カギや進む方法を探しながら少しずつ探索。
キーボードだとWASD自由移動ですが、懐かしいラジコン操作にも変更可能。

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ショットガンほか、様々な銃火器を入手していきますが、弾は貴重かつ有限。
さらに敵は一定時間で復活! 燃やして復活阻止する武器もあるものの貴重。
毎回倒していると弾が足りないため、時にはダメージ覚悟で駆け抜ける時も。

敵の視界外であれば、近付かない限りそっと通り抜けられますが
走ったりライトを照らすと気付かれ、全員駆け寄ってくるホラー感…。



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特徴② レトロスタイルな戦闘システムで緊張感。

銃はフリーエイムながら、普通に撃っても効果的ではなく
狙い続けると、照準が小さくなり精度が上がるゲーム性。

そのため狭いエリアで敵が多いと結構焦ります。
範囲攻撃できる武器や、一定時間のスタン武器ほか工夫。

とは言え、インベントリ画面を開いている間は時間停止するため
状況に応じて装備変更やリロード、回復使用ものんびり可能です。



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特徴③ 歯応えある謎解きや仕掛けが沢山!

パズルを始め、金庫のコード、装置の仕掛け、ほか謎解き豊富。
集めた文書ログを読んで推理したり、ラジオ無線を探ったり、
手がかりから暗号を解いたり、閃きや使える環境をフル動員。

ただし謎を解けないと進めない場所も多く、
非常に分かりづらい手がかりも一部あります。



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特徴④ 散りばめられた物語の断片… アニメーションや3D演出。

伏線が随所にあり、1周クリアしても全容がよく掴めない
アニメや映画で時々見かける、様々に解釈できる作風です。

沢山の文書ログや、意味深なシーンが突如現れるアニメ演出、
一人称視点イベントなど、断片情報が散りばめられています。

STEAMコミュニティでの考察も相当活発な作品で
STEAMエンディングのネタバレ考察スレッドでは1470件以上もコメントが。



 SIGNALIS 気になりそうな点▲目次へ
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気になった点

・敵が近くに複数いると、特定の敵だけを狙いづらい。
 エイム補正で、近くの敵に勝手にロックが切替わる事も。

・スキップ機能なし。イベントほかスタッフロール含めて。
・アイテム入手「はい/いいえ」選択中も時間停止しない。
・持ち物は最後まで6スロット。小さなものでも1スロット占有。

・マウスエイム&キーボード対応ですが、やや独特で慣れが必要。
 キーコンフィグ非対応。ゲームパッドともプリセット選択方式。

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留意点

・エンディング前にはラスボス戦もしっかりあるゲームです。

・謎解き必須のゲーム。苦手だと攻略に頼ることになる可能性大。

・エンディングはプレイスタイルで分岐との事で独特。
 分かりやすい選択肢などではないため、手探りでは複数到達しづらい。




 SIGNALIS レビューまとめ▲目次へ
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全てを語らず、クリアしても分からない部分が残る。
断片から考察したくなるような、解釈の余地を残す作風。

異変が起きている施設… 探す女性は無事なのだろうか…
ここのレプリカたちにも色んな想いや背景があるんだな…

そんな生存者との出逢いや文書から、色んな想いが募りますが
所々で疑問符…… 徐々に本質が現れはじめ…… 謎多き深淵が顔を出す。

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STEAMストア説明から引用
“夢の中の夢 スタンリー・キューブリック、庵野秀明、デヴィッド・リンチの作品や古典的コズミックホラーに影響を受けた、「自分とはなにか」、「記憶とはなにか」というテーマ、そして味わったことのない、理解できない恐怖を描いたSFストーリーを堪能できる。”


この表現がピッタリな物語であり世界観、
好み合う人は激しく好きながら、人を選ぶ作風です。

1周クリアすればネタバレなしには表現しがたい気持ちと共に多くの謎が残り、
2周始めると「あれ!?」と違和感に気付き、文書ログを確かめたくなる物語。

そして考察スレッドなど様々な解釈を読んで楽しみ「そういう話!?」と驚く。
そんな物語です。なおクリア後にスカッとするようなカタルシスはありません。



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ゲーム部分は、レトロ風アクション + 謎解きが好きかどうかが鍵。

少ない弾薬や回復… 少ない持ち物スロット… 制限ある中で
節約や工夫しながら、行ける場所を少しずつ探索していき
新しいエリアに進めば、セーブ部屋を発見してホッと一息。

そんな初期『バイオハザード』『サイレントヒル』のような楽しさが。
ただし戦闘は、相当好み分かれそうなクセの強いレトロ風アクション。

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謎解きは手がかりを探したり、しっかり考えて解く内容が多いため
メモ書きやスクショ撮影しながら攻略。 私は非常に楽しめました。

「この情報どこかで…」「ダメ元で試すか… うぉおおお反応した!!」
手探りの謎解きでは、気付いた時の快感が半端ありませんでした(笑)

意外とボリュームがあった点も好感触。
全体的に試行錯誤しながら攻略していくゲームです。



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最後にオマケ。

登場人物のほとんどは女性または女性型レプリカ。
似た顔立ちが多く「誰だっけ?」と時々思いますが
可愛い or 美人キャラクターが多くてVERY GOOD

極限状況にあるため、多くは物言わぬ敵。切ない気持ちになるものの
NPC会話やフレーバー文書からそれぞれ性格が分かり、親しみを持てました。
世界観や設定も練られており、彼女達を描くスピンオフが欲しくなるゲームです。



 JJ VOICE「以下ネタバレ感想。考察ではありません」▲目次へ

※ クリア済みの方のみ読んで頂けると幸いです ※

後半パートが始まった時には興奮しました。展開が熱い!
ただ、あそこでクリアと思われる方もいそうですね。
エルスターの眼で分かりますが、閉じる時に「約束を思い出して…」など
引き留める演出メッセージでもあれば気付きやすかったかもしれませんね。

なお、私が到達したエンディングは「約束」EDでした。
救われない話だ… と何とも言えない気持ちに。
エンディングは5種類あるようで調べてみると
どの結末も切なくて愕然……

到達条件の厳しい真EDだと、ある意味で救いですが切ない。
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を思い出すようなテーマを
最期の夢なのか、死後なのか、「魂の救済」として描いた作品だと感じました。

STEAMガイドのED分岐条件(激しくネタバレ)の最後に真EDも掲載されています。
開かずの金庫の中も分かります。。。隠喩と思いますが切なすぎる。どうか安らかに。


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