
既に廃止の話はあったものの、長らく続いてきたSTEAM Greenlight。
本日公式Blogにて、改めて廃止の意向、さらに後継サービスである
「STEAM Direct」が2017年春に公開予定との発表がなされた。
💡 | STEAM Greenlight 廃止 → STEAM Direct へ |
Directにおいて新規登録者は、税務書類、個人または企業の確認情報、
デジタル書類一式を提出後、配信したいゲームごとに申請料を支払う。
申請料は後で取り戻すことが可能で、金額は検討中との事。
意見やフィードバックも歓迎とのことで、公式Blogでは執筆時点で
700件以上もユーザーからのコメントが寄せられている。
✨ | そもそもSTEAM Greenlightとは? 簡単紹介 |

STEAMでゲーム販売したい個人や企業向けの登録サービス。
各書類と初回のみ申請料を支払い、認可後に配信予定ゲームを登録できる。
そして一般ユーザーが欲しいかどうか投票。一定数ポジティブ評価で、
STEAM側から声がかかり、GreenLITと呼ばれる発売準備期間になる。
後はゲームが完成し認可されれば、正式にSTEAMストアで販売される。
Greenlightからリリースされたゲームは、2/11現在で14033本、
その中でも100本以上が100万ドル以上を売り上げている。
インディゲーム制作者にとっては、アメリカン・ドリームな市場だが、
資金や技術の問題ほか、GreenLIT認定後に頓挫するケースも多い様子。

素晴らしいサービスだが、登録ゲームは玉石混交。
ユーザー投票なので、さぞかし面白そうな良作ばかりかと思いきや、
微妙ゲームも多く、STEAMストア配信後に不評の嵐という事もある。
一見して面白そうでも、ゲーム完成度が低かったり、バグが酷かったり、
Greenlightの画像や動画、説明だけでは作者の力量は図りきれないのだ。
広く門戸が開かれるという点で、素晴らしいサービスだが、
問題もはらんでいるのが、現在の『STEAM Greenlight』だった。

新サービス『STEAM Direct』に期待
今までと違い、申請料はゲームごと。料金上昇や審査が厳格化されれば、
気軽に何本も登録できず、資金力と本気度の高い参入者に絞られるだろう。
それでも微妙ゲームは出てくるだろうが、今ほど大量ではなくなるはず。
各ゲームページ仕様、ユーザー投票システム、ほか変更点まだ未知数だが
ぜひ期待して注目していきたい新サービスである。

自分の作ったゲームがトップページのビルボード表示されたら、
間違いなくスクリーンショットを撮影してガッツポーズだろう。
☕ | JJ voice |
Greenlightで注目したゲームの記事を書こうと思っていたので、 タイムリーな発表だった。ゲームの方はまた後日。 そろそろ私も製作の勉強を再開しなきゃな。 |
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