PC版『サムライスピリッツ零SPECIAL』と『真サムライスピリッツ』
プレイ感想を兼ねてご紹介します。迷ったエンディング到達方法も掲載。
定価9.99ドルに改定、日本語対応済み、オンライン対戦なし
剣劇アクションとしてはとても面白い。
本作は番外編的な位置づけなのでストーリーがないのは寂しいが、
シリーズから総勢28人のキャラが登場し、最初から歴代ボスも使える。
全体的に技も出やすく、操作性も良い。回避ボタンで軽快に立ち回れる。
超必殺技もC+D波動拳コマンドと全員共通なので、かなり使いやすい。
コンボ系の格闘アクションと違って、忙しくない点がGOOD。
剣気ゲージ(攻撃しないほど攻撃力が上がる)や、
怒りゲージ(攻撃を受けると上がり、攻撃力MAXかつ超必殺が解禁)、
間合いを読み、敵のスキを作り、重い一撃をいかに狙うかが楽しい。
個人的には残念点も少々。ボスと一部以外はステージが地味。
ボス以外はランダムかつ種類少なめ。BGMも地味。環境音のみの場所も。
元は2004年発売だが、以前のSNK作品と比べても地味なステージが多い。
剣劇の緊張感を高める狙いかな。 好みの問題ながら演出的なワクワクは薄い。
だがそれ以上に、大きな点は「クリア条件」
エンディング(正確にはエンドロール)でさえ、前知識なく辿り着くのは困難。
普通にボスを倒してもゲームオーバーになるのみ、ラスボスは現れないのだ。
PC版は説明書もゲーム内説明もない。まるで裏技の如き条件が必要になる。
💥 | 真サムライスピリッツ 覇王丸地獄変 |
定価5.99ドル、日本語なし(ボイスのみ日本語)、オンライン対戦なし DotEmu仕様
物語があり、セリフやエンディングもキャラ毎に用意されている。
キャラ毎に専用ステージ&BGMもあり、背景もしっかり描き込まれている。
『サムスピ零SP』以上に豪華。初見時はラスボス戦まで気分が盛り上がった。
エンディング以外はキャラごとにセリフが異なるだけで、最近の格闘ゲーム
に比べればとても簡素だが、何もないよりは遥かにいい。
シリーズ二作目と古いためか、操作性はやや硬い印象。
回避専用ボタンもない。必殺技も『サムスピ零SP』と比べれば少ない。
熟練者は分からないが、より地味な戦いになりやすい印象もある。
ただ、基本的には共通、剣劇アクションとしてはこちらも面白い。
つばぜり合い、武器破壊や白刃取り、ランダム出現アイテムもある。
何より、普通に戦ってちゃんとエンディングが見られる点がGOOD。
『餓狼伝説~SPECIAL』『龍虎の拳』などコンボゲーではない
昔のSNK格闘が楽しめるなら、本作も問題なく楽しめるだろう。
ボスは連戦。最初のボス天草四郎貞を含めて、
「一閃」を一発でも決めるか、絶命奥義で勝利しないとゲームオーバー。
今回は割りとカンタンな一閃の方を説明したい。
一閃は「無の境地」状態でのみ使用可能な必殺技。
「無の境地」は、以下の条件がすべて揃って発動できる。
・自分は最終ラウンド(1本取られている)
・自分のHPが▼以下の青色状態
・怒っていない状態
・BCD同時押しで発動。(Xboxパッドの場合、BXYボタン)
発動するとカットインが入りモノクロ画面&スローになる。
このスロー中にもう一度、BCD同時押しで「一閃」攻撃が発動する。
これが一発でも決まれば、後は普通に倒してOK。
次ボスが出現するので、また一閃を狙う。この繰り返し。
ラスボス「ミヅキ」は一閃を決めても決めなくてもエンドロールに変化はない。
まるで裏技である。ゲーム内ヒントがほしい所。当初は全く気づかず、
第一ボスを倒して、虚しいゲームオーバーを繰り返してばかりだった。
格ゲーがマニア向けとは言え、さすがにこの仕様はマニアックすぎる。
普通に勝つだけなら慣れれば何とかなるものの、せっかく優勢でも
途中からわざと攻撃を受けたりして、環境を作らないといけない。
不自然な作業感を感じてしまい、ちょっと冷める時があった。
もう一つの条件「絶命奥義」について
敵が「最終ラウンドで無の境地」になり、自分が怒り状態でのみ、
C+D竜巻旋風脚コマンドで発動するらしい。私は未だ確認できず。
CPUは滅多に「無の境地」を使わないため、こちらはさらに難易度が高い。
普通にプレイしていると1時間に1回使ってくるか来ないかのレベルだった。
こちらを目指すには、根気と運が必要かもしれない。
🍸 | JJ Voice |
きっと対人戦では熱い駆け引き要素だったのだろう。 一閃も絶命奥義も、トランプで言えばジョーカー的な最終手段。 いつかリアル友人とプレイする機会があれば狙いたい要素ではある。 「ふふ… かかりおったわ! らきらき!」とね。 |
この記事へのコメント
怒り爆発状態で竜巻コマンド+CDで発動します・・・が
天草はともかくザンクロー以降は絶命奥義のガード率が高く、
無の境地と違いスローにもなりませんので相手の攻撃を空振りさせてから撃つ必要がありコツがいります
しかしこちらの体力を減らす必要はありませんし、
なにより零スペシャルというゲームに置いて当時大変騒動を巻き起こした原因でもあり目玉であると思うので是非一度挑戦して頂きたいと思います
JJ
久々の記事更新で改めてコメントを拝見しました。
PCもマルチ対応しましたので絶命奥義の機会も増えるかもしれません。
対戦時は相手を追い詰めた状態でできるだけ粘ってみたいと思います。