新作ゲーム特徴紹介&感想『スターフィールド』星々を渡り歩いて謎を追う!ベセスダ宇宙大作RPG型のFPS&TPS [STARFIELD/PC]

Starfield スターフィールド ゲーム特徴紹介
スターフィールド(STARFIELD)

ベセスダ開発の大型新作。Steam PC版、Xbox Series X|S + Game Pass版が2023年9月6日よりリリース。 前半50時間段階のSteam版プレイ感想も交えてゲーム特徴をご紹介します。想像と違った部分もあり、主な特徴でピックアップしています。

目次


 Starfield ゲーム紹介▲目次へ

やや好評  定価9680円  開発Bethesda Game Studios  フルボイスで日本語対応
※SSD超推奨※  必要スペック高(気になった点にて後述) ※シングル専用


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星々を渡り歩いて謎を追う! SF宇宙物語RPG型のFPS/TPS(視点切替)

2330年。鉱山労働者の主人公は、アーティファクトを発見し不思議なビジョンを観る。
宇宙の意思か? 何かの情報か? 伝説の探検家集団と出逢い、探求すべく乗り出すが…。

メインクエストほか、沢山のサブクエストがあり、
『FALLOUT』を宇宙SFにしたような印象でのんびり楽しむ作風。

V.A.T.Sなどはなく、戦闘は完全にFPS/TPSシューター。
マップは好み分かれるシステムのため特徴やレビューで後述。
セーブは複数作成可能。色んな選択肢を試しながら遊べます。


Starfield image charactor making キャラメイクはややシンプルに
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ややシンプル化されたキャラメイク。

顔は、目・鼻・口・顎・ヘアスタイルなど部位ごとのパーツ選択方式。
パーツによっては調整も多少できます。(街でも整形可能なので安心)

「目じりの上下」「口角の高さ」など自由調整できない部分もありますが
簡単に美人イケメンも作りやすい。 左は某サッカー選手を意識してみた。

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・素性……前歴ごとにPERKな初期スキル3つ。レベル成長でも取得可能。
・特徴……メリット&デメリットのある人物設定。

目を引いた特徴として… 最初から家あり! だが毎週ローン返済(笑)
英雄でプレゼントを貰える!  だが熱狂的ファンがつきまとうッ
ほか沢山あり「特徴」は遊んで分かってくると面白そうな要素。



 STARFIELD 注目した5つのゲーム特徴ピックアップ▲目次へ
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特徴① 物語や会話を楽しむ!ベセスダらしいRPG。

寄り道して怪しいNPCに話しかけるたびサブクエが増えるあの感覚… 再び!
クエストはなくても、選択肢のあるNPCがいたり会話は豊富。
お使いが多いものの、一癖あるNPCが多くて中々楽しい。

犯罪を犯すとエスパーのように駆けつける衛兵… ならぬ警備隊!
どう稼ぐか? 星間運送や調査や討伐ほかの依頼か、それとも海賊か。
どう育てるか? 戦闘・身体・話術・科学・宇宙船などのスキルツリー。
クラフトやレシピ研究、物資収集、各地の勢力、沢山の読み物などなど。


Starfield image npc 仲間やクルー要素
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特徴② 探検仲間やクルー雇用、好きな惑星に拠点建築。

物語上の仲間たち、1人選んで探索や戦闘に連れていける。
いわゆるコンパニオン。うち何人かは恋愛要素もあり
行動やクエスト選択肢によって好感度が変化。

各地で仕事を探しているNPCもクルーとして雇用可能。
それぞれ技能に合わせて、宇宙船や拠点に配置したり
クルーによっては探索&戦闘にも連れていけます。

好きな惑星に拠点を建築可能!
家や倉庫にして、作業台や家具を飾ったり
鉱石採掘を自動化したり、植物ほか資源生産の要素も。


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特徴③ マップは自由に行き来できるが、シームレスではなく選択移動型!

星図マップから星を選んで出発すると「一瞬で到着」、ワープ=ファストトラベル方式。
どこへ行くも自由という意味ではオープンワールドながら、『TES2』を思い出す。
光年単位の遠さで操縦だと何年もかかるため仕方ないものの、旅の感覚はほぼなし。

・ワープを中継していく遠方もありますが、道中何もなければすぐ到着。
・宇宙船操縦は自由にでき、宇宙でのクエストや戦闘も時々あり。

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主要な惑星では、街や地上マップなど「用意されたエリア内」で行動できる。
地上や宇宙施設などがメイン活動エリア。街は作り込まれていて結構広い。

そのほかの場所や異星は、着陸地点に小マップ生成され、探索地がランダム配置。
敵拠点や洞窟ほか様々あり、サブ探索&資源地のような役割。
スカスカな時もありますが、気合入ったダンジョンやクエストがある時も。
ただ、地上では宇宙船で飛べないのが残念。乗り物すら必要ない小マップ。



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特徴④ 地上戦はシンプルなFPS/TPSシューター。

ベセスダらしいシンプル寄りの戦闘。 進めていくと特殊スキルも解放。
12スロットも武器&アイテム自由編成できるショートカットがあり、
近接武器や銃火器で戦っていく。色んな武器があるため弾切れも安心。

前半段階では人間やロボットとの銃撃戦中心。回復してくるため少々硬い。
星によっては原生動物もいますが、エイリアンのような狂暴怪物は未遭遇。

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ジェットパックがあり、地形の高低差を活かして戦える点がGOOD。
序盤のバックはショボいものの、徐々に噴射力があるバックも登場。
低重力の星があったり、無重力空間と化した宇宙ステーションなど
ふわふわ漂いながらジェット噴射で360度立ち回るSFらしい戦闘も。



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特徴⑤ 宇宙船での戦闘 & 船の改造要素もあり。

宇宙船も比較的シンプルなスペースコンバットSTG(ロックオンは習得スキル)
レーザーやミサイルほか搭載ウェポンやシールドほか、エネルギー配分して戦う。

初期状態では旋回性能が低く、挙動も遅くて動きづらいが
上位スラスター噴射スキル習得で、やや制御しやすくなり
ほかの船を購入したり慣れると、特に集団相手が熱く、面白さが出てきました。

memo
・スラスターは方向移動&回転の加速。メカSTGのような高速回避はありません。
・3D酔いしやすそうな印象も。敵方向を探したり狙ったり結構ゆらゆら揺れます。

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宇宙船の購入ほか、パーツを付け替えて改造!
必要設備のほか、重量や出力も考える必要があり
貨物エリア増設だけでも、中々の試行錯誤でした。

0から自由建造はできず
最初の船または別の船を買って、改造して組み替えていく。
敵から船を奪うことも可能です。

なお、宇宙船を操縦しながら移動する必要があまりないため
ワープ時にたまに敵遭遇またはクエスト中心。敵地にも乗り込めます。
ちなみに海賊プレイも可能ですが、仲間によっては好感度が激落ち。




 STARFIELD 上記以外で気になった点▲目次へ

※今後アップデートで改善されるかもしれません。

Starfield compare ultra low image1 ウルトラと低設定の比較
現段階ではかなり重い! 重量級ゲーム。※SSD推奨※

Core i7-8700、RTX2070、メモリ32GB、SSD2.5インチ、1080pの環境では
ウルトラ設定 25~40FPS、 高 30~45FPS、 中 40~60FPSほど。
最低画質でも 50~60FPSを下回る場所あり。

Nvidiaドライバー536.13 → 537.34(9月12日の最新版)にアップグレードで「やや向上」
ウルトラや高設定は1~5FPSほど上がり、中~低設定は5~10FPS近く上がった場所も。
ほぼ変わらない重いエリアもあるため、期待は禁物ですが若干向上しました。
※ドライバーのアプデ後は、PC再起動が必須(再起動しないと反映されず)


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気になった点。

・街は詳細マップが欲しい(左画像のようなアイコン表示だけでは迷う)
 星図マップ > 恒星マップ > 惑星マップ > 地表マップ と4段階あり切替が面倒。

・宇宙船の貨物量が少なすぎる。(増設可能ですが重すぎて改造が高くつく)
 すぐいっぱいで毎回荷物整理。(拠点に倉庫建築 or 貨物&重量スキルもあり)

・装備ショートカット専用の編成画面がなく不便。
・買い物で自分のアイテム所持数が表示されず不便。

・貨物輸送など建築が説明不足すぎて分かりづらい。
・味方AIが時々賢くない。射線に出てきたり、通路を塞いですぐ動かないほか。

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そのほかの細かな点や遭遇したバグ。

・NPCがまだ喋っていても、途中で口パクが終わる。
・モブNPCは字幕とボイスに男女言葉のズレが多い。

・建築した建物とハッチ出入口が、しばらくして再訪すると離れていたバグ。
・戦闘中に動けなくなるバグ …… 1回遭遇(バッグで装備切替すると回復)
・フォトモードで視線が固まるバグ …… 3回遭遇(セーブロードで回復)

・HDDの場合、遅延の頻度が激しくプチ・ストレスの嵐です。
 イベントが入るたび、何か読み込むたびロードで画面停止。
 NPCの口パク終了はさらに激しい。SSD超推奨です。

ほかにも細かな不便や分かりづらさは色々ありますが、致命的バグには遭遇せず。
SSD向けゲームのため、HDDだとさらに不安定さや遅延が起きるかもしれません。




 STARFIELD 前半段階でのレビュー▲目次へ
Starfield image city 街が作り込まれてる
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「自由に寄り道しながら、のんびり遊ぶ」RPGとして要素豊富で面白い。
ただ、地上ゲームのような旅をする楽しさ、壮大な宇宙感は薄い。


ベースは「ベセスダらしいRPG」でGOOD。
序盤はあまり引き込まれず、よく分からないまま戦ってましたが
街に到着すると一気にRPGらしくなり、面白くなってきました。

仲間と出逢い、NPCたちと会話、沢山のサブクエやお買い物。
街の散策を楽しんでいるだけで時間が溶けていく。

探索先では敵を倒して装備&アイテム収集しながら、
拾いすぎて荷物整理や取捨選択に悩む、『TES』『Fallout』でお馴染みの感覚。
これに宇宙船の改造、惑星の拠点作り、未知の星へ行くなどSF要素が加わった。


Starfield image sf ゲーム特徴紹介
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惜しむらくは、期待した「壮大な宇宙の旅」を感じにくいこと。

① 星図マップから目的地を選んで、ワープ(ファストトラベル)で一瞬で到着。
  訪問済みの場所だと、宇宙船の描写すら省かれ、現地にもう立っています。
  気軽すぎて「どこでもドア」感覚(笑)

  流れる景色を眺めながら、船内で過ごす必要もなく
  何光年もの宇宙スケールの旅をしている感覚はほぼありません。

② サブの星は、着陸地点を選ぶと、小マップに探索地が生成されて自動着陸。
  着陸地点ガチャです。(ランダムではなさそうな用意された着陸地もあり)
  もし自由に操縦しながら離着陸できる方式だったなら、ワクワク感が違っただろうなと。

③ 異星らしい壮大な地形! 天変地異のような異常気象! などまだ未遭遇。
  クレーター・湿地・岩地・砂漠ほか、パターンごとに似たような景色。
  (まだ20個ほどの星しか行っていないため、後半の深宇宙に期待)


Starfield image 宇宙施設も各地にある
Starfield image dungeon2 Starfield image dungeon1
とは言え、全体的には楽しめており、ハマっている作品。

メインクエストの惑星はもちろん、サブクエやふと寄った星でも
巨大施設や地下ダンジョンがあったり、作り込まれた場所もあり
個々のエリア探索は中々楽しい。

ワープ中継地でSOSが届いたり、気になる場所に寄り道していると
現在50時間ほどプレイ中ですが、まだまだ先が見えません。
セリフや主要惑星の街から、よく練られた世界観も伺えます。

メインは地上や宇宙施設などで戦う、RPG型FPS/TPSシューター。
一般的オープンワールドではないため、全体マップ探索の楽しさは薄いですが
『Fallout』や『The Outer Worlds』が好きなら楽しめそうな印象でした。
迷う方は月額サブスク Game Pass版もあります。(Steam版とセーブは別々)




 JJ VOICE「オマケ」▲目次へ
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左:未来の固形食「チャンクス、りんご味」 本作は食べ物がどれも美味しそう☆
右:ある星の鉱山のバー。主人公は食べたり飲んだりの動作がないのが残念。
  ……と思っていたら、アプデ予定に「食べる」ボタンが! 楽しみです(笑)


クリア後には改めてレビューを書くかもしれません。
私のベセスダゲーは寄り道ばかりして積んでしまうため
今度こそ本編に集中! と思うも色々試したり、つい堪能プレイ。
『Skyrim』も『Fallout4』も80時間超でまだ途中と言う。

ちなみに本命タイトルのため、今後のアプデやDLCコンテンツなど
長く遊ぶ可能性を考えて、期待値からSteam版を発売日直前に購入。

定価9680円… Game Passだと月850円で11か月も契約できてお釣りがッ
最適化されて、安くなってきた辺りで、検討するのも良いかもしれませんね。



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この記事へのコメント

  • hide

    ウン十年ぶりにフルプライス(と言ってもFanaticalで20%OFFですが…)でプレミアムエディションを購入した期待のゲーム。
    コレの為にコツコツ貯金して、中古の2080Tiと5800X3Dを入手し、最低限ストレスの無い環境でプレイするための準備をした甲斐がありました!
    『TES』『Fallout』『The Outer Worlds』はアホほどやりましたが、コレはヤバいですね。
    トッド・ハワードさんも言ってましたが、ビーグル関係が無いのは、それはそれでMOD天国だと思いますし、これだけ惑星があれば、少々のことではコンフリクトもしないと思うので、クリエイションキットがでる1年後ぐらいからが本番でしょうか!?
    もし、次作が出るとしても、その時点までやれそうですが、あとは年齢との戦いになって来そうで、ちょっち不安ですな・・・(汗)
    2023年09月13日 22:39
  • 確かに面白くいいゲームでしたが、ベゼスタが強力な既存IPの続編の開発をやめてこれに7年もかけてたってなると首をかしげたくなるゲーム
    2023年09月14日 01:35
  • JJ

    hideさん
    プレミアムですか!奮発されましたね。私は予算的に通常版です(笑)
    なるほど、確かにベセスダゲーはMODも魅力の1つでしたね。
    惑星に面白いコンテンツを追加されれば夢が広がりそうです。
    もし『STARFIELD 2』が登場するとすれば、RTX50K~60Kの時代と思うため臨場感あるシームレスな宇宙冒険が実現するといいなと妄想しています。

    2人目の方へ
    魅力的な世界観の新規IPはイメージ先行で期待値が膨らむため、実際遊んでみると想像とのギャップを感じてしまいますよね。
    何年にもわたって本作のサポートを継続との事ですので、個人的には今後のアプデ進化を期待しています。
    2023年09月14日 21:29
  • GAME pass で毎日やってます。

    No man's sky の広大なスケールに The Outer Worlds の物語が追加されたら最強やん!と思ったけどまだそこまで行ってないかな。主にスケール感。ストーリーは感情移入もできていい感じ。地上戦はfalloutシリーズぽくて楽しい。アプデとDLCに期待です!skyrimみたいに大型modシナリオだれか作らないかな。
    2023年09月28日 15:20
  • JJ

    確かに!スケール感は弱いですよね。どこの星に行っても移住者や無法者など人間がいますし。宇宙の旅や未開の惑星はとてつもなく恐ろしく孤独で深淵なイメージだったのですが(笑)

    海外ではSF宇宙モノは人気ジャンルですので、大型MODはいずれ登場するんじゃないかと私も期待しています。何もなかった星にドラマが生まれていくといいなと。
    2023年09月28日 22:49

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