STEAM良作紹介レビュー『The Dungeon Beneath』頭を使う戦闘が面白い! 能力多彩な仲間でパーティ編成する、リプレイ性の高いローグライク

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頭を使う戦闘が面白い!パーティー編成ローグライク『The Dungeon Beneath』 
今年5月アップデートにて日本語実装したSTEAMゲームです。15周以上遊んだ今も楽しめており、最高難易度「伝説」クリアを機にレビューを兼ねてご紹介します。

 The Dungeon Beneath 目次


The Dungeon Beneath ゲーム特徴紹介▲目次へ

非常に好評  定価1520円  開発Puzzle Box Games 日本語対応(ゲーム内で変更)


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ダンジョン最深部…ラスボス撃破を目指す! 周回リプレイ性の高い作品。

1フロア13部屋+ボス部屋を進んでいく3層構成ダンジョン。
一周1~2時間。カンタンなのは最初だけ、クリアしてからが本番!

・ラスボス選択方式。それ以外の敵はほとんど毎回ランダム。
・お店やキャンプなど一部部屋は固定(作戦を立てやすい)

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主人公(ヒーロー)が死ぬとGAME OVER。レベルUPで永久要素アンロック。
新キャラや新部屋ほか様々あり、徐々に攻略しやすくなっていく。
特にカスタムモードでは、持ち込み強化や仲間勢力など選択可能に。

クリアすると上位難易度が、8段階まで開放されていく。
激ムズになっていき、伝説に至っては運ゲーに近い鬼畜ぶり!
最善のパーティー編成&装備編成を考える攻略感を楽しむゲーム。


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戦闘は位置取り & 能力重視ターン制バトル。

前列 & 後列6マス(仲間専用) + 最後列3マス(主人公/ボス専用)
敵の次行動やスピード順も考えて、ターンごとに移動指示していく。

ただし、移動ターンは疲れて行動不可!(疲れない能力もあり)
1手先2手先を読みながら、慎重に指揮していく。

全ユニットは能力に応じて自動行動!(手動スキルも一部あり)
ターンごとの移動配置だけで戦う。シンプルながら奥深い。

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戦闘終了後、仲間はフル回復&復活。ただし主人公はHP継続かつ回復貴重。
いかに主人公の被ダメを防ぎ、仲間を犠牲にしてでも勝つかが重要なゲーム。

そのほか戦闘の大きな特徴
・クリティカルやミス概念なし(敵の移動や召喚などランダム性はあり)
・敵せん滅ではなく、奥にいるボス格さえ倒せば勝利。

・ユニットのいない列は、主人公&ボスに攻撃が届く!
 逃げ場なし。誰かを盾にするか先に倒すかの2択。これが熱い駆け引きに。


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戦術パズルや詰将棋のような駆け引きも。

何も考えず普通に攻撃してしまうと、初手1ターンで味方半壊する場合あり。
さらに地形トラップなど厄介なランダム要素も入ってくる。

例えば、敵ボス「攻撃されるたび火力UP」してしまうカウンター能力!
召喚や弱いキャラを盾にしたり、高火力キャラだけ攻撃を狙うような作戦に。

例えば、敵ボス「仲間が死ぬたび火力UP」してしまう能力!
ザコを倒さずボスだけ狙うか(ザコの攻撃も痛いため体力勝負)
ザコを速攻で倒して、囮やシールドなどでボス攻撃を防いだり。
パーティー能力次第で戦い方が変わる。



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ヒーロー16名 + 仲間ユニット総勢80名(徐々に解禁)
能力同士のシナジーを考えて4~5人厳選! パーティー編成が楽しい。

基本は4人編成。(一部主人公や特殊条件のみ5人可能)
戦士、タンク、アーチャー、ウィザード、ヒーラーほか基本職はじめ、
召喚やアンデッドほか、勢力や種族特徴もあり、すべて能力が異なる。

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例えば、アーマー勢力(戦士やドワーフが多い)
「毎ターン前列にアーマー付与」「アーマー数に応じて火力UP」
「アーマーを得るたび追加攻撃」など防御を起点とした能力中心。

The Dungeon Beneath _unit_image3.jpg The Dungeon Beneath _unit_image11.jpg The Dungeon Beneath _unit_image10.jpg
例えば、毒使い勢力。
「毒感染した敵全員に追加攻撃」「毒感染キャラが死ぬと回復」
「毒スライム召喚」ほか、HP低めながら強能力が多い勢力。

The Dungeon Beneath _unit_image14.jpg The Dungeon Beneath _unit_image8.jpg The_Dungeon_Beneath__unit_image15.jpg
例えば、アンデッド勢力。
特殊要素がある勢力。誰か死ぬたび獲得する「ソウル」で能力発動。
「ソウル消費でスケルトン召喚」「ソウルあれば毎ターン回復」ほか、
粘れる耐久重視のアンデッドらしい特徴。

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他にも「仲間が回復するたび効果発動」する「希望」というヒーラー達の能力、「攻撃を食らうたび効果発動」する「カウンター」持ちの戦士達ほか、キャラごとの試行錯誤が楽しい。



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道中でユニット雇用・成長・装備調達。ランダム運も絡む。

仲間は道中キャンプ地にランダム出現。
欲しいキャラが出るか運次第(カスタムゲームで勢力指定は可能)

ただ最大レベル3と低いため、ラスボスまでにMAXになりやすく、
第二層キャンプではレベル2、第三層ではレベル3の仲間が出現。
数部屋置きにキャンプがあり、仲間変更しやすい。

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アーティファクト(PERK)もあり、階層ボス撃破などで入手。
「主人公の攻撃2回化」「召喚キャラは疲労無効」ほか、
パーティー次第では強力な相乗効果を発揮する。

装備もお店でランダム品揃え。
HPや火力上昇、毎ターン回復ほか、こちらも能力多彩。
お金がモノを言う世界。稼ぎ特化キャラまでいる(笑)



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ラスボスまでに、パーティー強化&装備をどこまで整えられるかがカギ!

上画像はボスではなく後半の敵。ラスボスは掲載しないが
何度も敗れながら、対策を考えて、次周で試していく。

「こんなのどうやって倒すんだ!?」と最初思ったボスでも、
主人公・パーティー編成・装備・強化・アーティファクトなどで
対策が整えば、圧勝できる事もある「戦術構築の面白さ」が魅力。

ただし、最高難易度・伝説ではラスボスも一部運ゲー。
1戦目ではHP半分削りきれず凶悪攻撃に崩れて全滅したが
2戦目では圧勝できた(運良くその攻撃で誰も死ななかった)



The Dungeon Beneath 気になった点▲目次へ
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UI/システムについて。

・文字が小さい。小モニターだと読みづらい部分も一部あり。
・画面も小さい。キャラが戦っているメイン部分は中央固定。
 フルスクリーン可能。すぐ慣れるが、メイン部分はもっと大きくしてほしい。

・初期設定の戦闘スピードはか~なり遅い。
 右上の加速ボタン(Sキー)で最大5倍速に。

・UIが一部不便。カーソルを上に置くと情報ポップアップなど。


ランダム要素も相まって、上位難易度ほど運ゲーに。

・難易度が上がるほど、パーティー編成自由度は狭まる(強い組合せが固まる)
 また敵が強くなるだけじゃなく、味方の弱体化など、制限もかかってくる調整。

・最高難易度:伝説はHPが低すぎて、ベストを尽くしてもギリギリの厳しさ。
 相性が悪いと序盤ザコ戦でも詰む。5回に1回ラスボスに辿りつけるかどうか。

・ランダム要素の地形トラップに「これ酷くね!?」と言いたくなる時あり。
 例えば、いきなり誰か犠牲にせざるを得ないトラップ&敵配置など。



The Dungeon Beneath レビュー▲目次へ
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仲間の能力・装備・強化によるシナジーをいかに活用するか模索!
ザコ戦もボス戦も、詰将棋や戦術パズル感覚で指揮、頭を使う面白さ。


「どの勢力や能力に特化するか?」幅広いリプレイ性がGOOD。
タンク3人+サポート1人で主人公を火力係にしたり、
召喚2人+サポート2人、 タンク+アタッカー+ヒーラー2人、

ほか能力次第で色んな編成が可能となっており、戦術自由度が高い。
意外なキャラが活躍したり、キャラ解除ごとに戦術幅が広がっていく。


狙い通りシナジーが機能した時の安定感! 攻略模索が楽しい。
ボスごとに好相性な能力やチーム編成を試行錯誤しながら、
道中でパーティー・装備・強化を整えていくローグライク的な醍醐味。

対策構築できるとほぼフルHPでボス撃破できる、戦術パズル感が魅力。
ただし、上述のように最高難易度:伝説では運ゲーに近い。


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上位難易度ほどギリギリの戦いに。最善手を探る、一手一手に緊張感。
「待て! よく考えろ! 本当にそんな陣形で大丈夫か?」と自問自答。
「ヤツの能力は”無限召喚”だ… しかも私の仲間は次ターンで全滅…」

「仲間がレーン移動すれば、主人公は無防備になるがザコは倒せる…」
「そして次のザコは召喚1体。 1レーンはガラ空きになり攻撃が通る…」
「計算正しければ… 主人公HPが尽きる前にヤツを撃破可能!! いくぞ勝負だッ」

伝説難易度では、そんな駆け引きが何度もありました。
キャラ配置・行動順・ダメージ計算して、最善手を考えて
「このプランなら勝てる!」と確信した瞬間がたまらない(笑)


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レビューの最後に。

執筆時点でレビュー総数500件ほど、意外と少なくマイナー気味ですが
キッカケ次第でもっと売れるポテンシャルを秘めた、完成度の高い良作。

万人向けとは言えませんが、私には「超」面白かったゲームです。
ただし圧倒的好評ではなく、非常に好評は妥当。画面小ささほか。
頭を使う戦闘が好きな方にはオススメです。


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死んでるけど頑張る! アンデッド剣士(たぶん女の子な)魂呑みちゃん。
タンクなので、主を守る意思だけが残っていそう。レベル3は隊長格かな。
喋らないけど装備渡すと虚ろな瞳でちょっと見つめる… そんな妄想したり(笑)

初期FFのようなドット絵のキャラデザインもVERY GOOD。
これがリアル調だと殺伐としたイメージになりそうですが、
キャラに愛着もでてきて、バトルの厳しさが軽減されます。
洋ゲーながらBGMも中々GOOD。




The Dungeon Beneath 初心者は必見!攻略ヒント▲目次へ
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① 戦闘リセットほか、変更すべきオプションあり。

初期設定では、死ぬとGAME OVER。
初見殺しの敵能力もあるためキツイ。

オプション設定の「ゲームプレイ」項目はすべてON推奨。
「敗北時の戦闘リセット」は戦闘ごとに1回再戦可、何度も助けられました。
「ステータスを常に表示」も重要。いちいち情報表示の必要がなくなります。
「戦闘バナーをスキップ」「画面揺れOFF」も演出ストレス軽減。


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② お店やキャンプは、選択肢を見てからリセット可能。

出現キャラや出現アイテムを、リロールして一通り見たら「保存して終了」
ゲーム再起動すると、部屋に入ったばかりの状態に戻ります。

お金節約でき、より良い選択肢を選べる方法です。
そもそも、これを利用してさえ最高難易度は激ムズ。

恐らく非推奨な方法(タイトル画面に戻る機能がないため)
いずれアップデートで対策されるかもしれません。



 JJ VOICE▲目次へ

昨年のチャリティバンドル『The Jingle Jam 2022』で入手。
当時参加されて積んだままだった方はぜひ遊んでみてください。

ボス対策やパーティー編成などアイデアをメモしながら、
久しぶりに本気で攻略にハマったゲームでした。

伝説での全ボス撃破はまだのため、もう少しプレイ予定。
70時間を越えましたが、数時間はパーティー編成を考えてる時間という(笑)


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