レビュー&特徴紹介『Trek to Yomi 黄泉への旅路』往年の時代劇のような渋い美麗グラフィックの和風・侍アクション [Steam]

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Trek to Yomi』往年の時代劇のような渋いグラフィックの侍アクション。2022年5月5日より発売の新作です。中々楽しめましたので、クリア後レビューも兼ねてゲーム特徴をご紹介します。

Trek to Yomi 目次


🎥『Trek to Yomi 黄泉への旅路』 ゲーム特徴紹介▲目次へ

STEAM定価2050円  PS定価2310円  XB定価2350円
開発 Flying Wild Hog  日本語対応  ゲームパッド推奨


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武士の生き様を模索する、伝奇寄りの純和風アクション。

主人公である若き侍「大輝」は愛する者と民を守る誓いを立てる。
だが賊の襲撃により、生死を越えた試練が幕を開けるのだった……

霊的な伝奇要素もある物語です。
隅々まで探索かつ、慎重プレイで、初見クリア8時間強でした。
上手い方がガンガン進めば5~6時間でもクリア可能です。

難易度は4段階。途中変更できますが関連実績は解除できなくなります。
アクション苦手な方は難易度:低をオススメします。難しめの作品。
ソウル系が得意な方は難易度:高でもザコ戦は慣れれば容易。


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特徴① 戦闘は横スクロール + 映画のような固定視点3Dグラフィック。

戦闘はサイドビューに近い場所で左右移動になり、
普段は固定視点の3D、自由移動で探索していきます。

まるで映画のような映える視点が多く、雰囲気がとても良い。
モノクロフィルムのノイズ表現や、横長レターボックスサイズも特徴。
近距離から遠景までカメラワーク多彩、マップ仕掛けも様々あります。


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特徴② 戦闘は間合いを読み合う、シンプルかつテクニカルな剣戦アクション。

1章は基本技のみですが、2章から物語進行や技書入手で多彩になっていきます。
メインは近接攻撃、サブに飛び道具(消耗品)、パリィ、防御、ローリング。

「弱斬り・強斬り・方向入力」を基本とした小技コンボが様々。
↑弱弱強……素早く気絶させる脳天突き。
→強弱………リーチ長めの踏み込み2連斬り。
ほか小技を駆使。連打ではなくタイミング重視の入力判定。

チェックポイントまたは、気絶技→トドメでのみ回復できるHP制。
クリアまで数十回の死亡は日常茶飯事。
ローリングの無敵時間が短めでシビア。
気絶技やパリィ万能ですが、どちらも効かない大型ボスもいます。


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特徴③ 隠れた脇道を探して、収集強化しながら進んでいく。

リニア型のルートに、寄り道があちこちに隠されている構成。
技習得、体力気力の上限UP、補給、収集要素が散りばめられ
探索すると戦闘も楽になります。マップ機能はなし。

見切れている画面端などを探していく感覚。
道を発見した時は「やはり何かあった!」とちょっと嬉しい。
ちなみに隅々まで探索したつもりが、技2つ・収集5個も取り逃しが… コンプは根気が必要。



🎥 Trek to Yomi 気になりそうな点に候▲目次へ
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個人的に残念だった点。

・強くてニューゲーム的な引継ぎ要素がない。
 2周目を遊ぶなら、5~6時間と言えどまた1つずつ強化集め。
 最強状態で駆け抜けたかったが… 武士道に反するのであろう…

・エンディング後にタイトル画面に戻ると、
 セーブデータも消える潔さ! スロットは1つのみ。ギャラリーもなし。
 集めた収集物を眺めたかったが… 武士に未練は無用なのかもしれぬな…

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気になった点。

・パリィのスローモーション演出で、入力を受け付けない硬直時間があり厄介。
 連打してコンボ不発になりやすい。タタタッではなくタン タン タンッと丁寧にタイミング押し。

・正規ルートは進むと戻れなくなる場所が多く、取り逃しやすい。
 少し進まないと、寄り道なのか分からない分岐路も多い。

・ゲームパッドはキーコンフィグなし。
 十字ボタン上(メニューを開く)、左右下(飛び道具変更)、間違えてメニューを開く事が。

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以下は好み次第でござろう点。

各チェックポイント(回復&セーブ)は1回限り。緊張感は増すが難しい。
 HP満タンのとき節約のためスルーして進み、戻れない先でGAME OVER。
 2つ前のチェックポイントからやり直し……何度か経験。

被ダメ時の無敵時間なし。お手玉のようにハメてくる事は滅多にないが
 斜め地形で敵に挟まれて、実質ハメ状態になり何もできなくなった事も。

5章後半のイベント字幕が英語になるバグに遭遇(2周とも発生)
 日本語フルボイスのため問題ないが、ちと頭が混乱するでござる。



🎥 Trek to Yomi レビューまとめに候▲目次へ
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「懐かしい日本映画のような映像や和風世界」をメインに、
「斬り合いの緊張感・攻略感」を楽しむ高難易度アクション。


前半は雰囲気あるグラフィックに感嘆しきりでした。映えるアングルが沢山。
街や家屋、山道や洞窟ほか、寄り道エリアまでしっかり作り込んであります。
後半は黄泉(想像世界)のため和風ファンタジーのような印象で好み分かれるかな。

ストーリーは比較的シンプルな起承転結型。
武士の一分というべき苦悩を感じる短編物語です。
現代物にも通じるヒロイックな展開ながら、武士らしい切り口で新鮮でした。

エンディング分岐する選択肢イベントもあり。
ただしクリアでセーブが消え、周回引継ぎもないのが悩ましい所。
他EDを観たい場合は、ニューゲームで最初からの旅路になります。


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戦いは比較的シンプル。 間合いを読み… 連打せず丁寧に技入力!
飛び道具(消費アイテム)は厄介な敵向け。
近接は刀のみ。最大4連斬りの現実的なコンボ小技が多彩。
混乱しないよう、技3~4つだけ指に叩き込んで戦っていました。

基本パリィ&気絶ゲーですが、ザコ敵それぞれ攻略パターンを把握すれば
アクション苦手じゃない限り、ボスや難所以外では結構サクサク進めます。
(ただ初見時は入力ミスが多く苦戦、自分の下手さに苛立ったことも)


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ボス戦は、何度も死にながら模索していく攻略感。
「もののけ」のような大型ボスも現れ、パリィも効かない。
ボスの攻撃パターン・行動パターンに応じた的確な行動で
誘導しながら削っていく。ギリギリ討伐できた時の達成感!

高難易度は敵火力・体力が大幅UP、ダークソウル系が得意な方向け。
最高難易度はオワタ式。敵も強敵以外は即死ですがクリアできる気がしない…


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アクションの腕前はごく普通くらいの私の場合、
難易度「中」「高」ともクリアまでの死亡回数は数十回(7割はボス戦)

戦闘1~3戦ごとにチェックポイントがあるため
やり直しはそこまで苦痛ではありませんでした。

映像や世界観がA、戦闘はBくらいの印象で
総合的には中々に楽しめた作品でござった。



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やはり選択肢が気になって、周回プレイ中です。
難易度:高でもボス以外は、慣れたためサクサク。
ガンガン斬り伏せながら進める点がGOOD。

STEAMスレッドに全実績ガイド(英語)がUPされていました。
全強化&収集場所のプレイ動画も掲載されています。
それによればエンディングは 4種類ある模様。

まさか負けイベントが隠しエンドに繋がっていたとは!
パリィできたため頑張れば倒せそうな気はしていたのですが。
負けると進んでオートセーブされるため、劣勢になったら即ESCですね。

最後に、STEAM版で返品も視野にいれて遊ぶ場合
2章からコンボ技が増えていく本番のため、
1章はガンガン進むことをお勧めします。


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