Unity製PCゲーム自動翻訳ツール『XUnity.AutoTranslator』の『MelonMod』を試してみた。Eternal Threads日本語化適用の忘備録

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自動翻訳ツール『XUnity.AutoTranslator』の『MelonMod』の適用方法を忘れないよう記載。 試した作品はSTEAMゲーム『Eternal Threads』、機械翻訳だと日本語品質は微妙ですが、大幅に遊びやすくなります。
※より簡単な同ツール『ReiPatcher』の使い方も以前紹介しましたが『Eternal Threads』では動かず。


最初に
どのゲームにどのツールが動くか? 情報がない場合、実際試すまで分かりません。
ツールが動作しない場合、ゲーム再インストールや整合性確認は日常茶飯事です。

作業される方は自己責任で。特にプレイ中のゲームへの適用は要注意。
ゲームフォルダにセーブデータがある作品など、事前バックアップ推奨。

私の場合ゲームフォルダごとバックアップ、失敗したら削除&総入替!
楽ですが強引なため弊害もあるかもしれません。



 手順① XUnity.AutoTranslatorのMelonMod適用手順
Eternal_Threads__jp_xunity_img1.jpg
手順① 必要ファイル3つを、各公式サイトからダウンロード。

① MelonLoader.Installer.exe …… 翻訳ツールをゲームに適用するプログラム

② TMP_Font_AssetBundles.zip …… フォントファイル

③ XUnity.AutoTranslator-MelonMod-IL2CPP-5.2.0.zip …… 翻訳ツール(今回はこれ)
  XUnity.AutoTranslator-MelonMod-5.2.0.zip …… もう一つの選択肢(以下 補足1)


補足1「MelonModは2種類あり」
『MelonMod』単体と『MelonMod-IL2CPP』プラグイン同梱版あり。
試してみてゲームによって動作する方を使用。両方DL
しておくと便利。
今回のゲームでは後者IL2CPP版が動作しました。

補足2「適用したゲーム起動時にランタイムエラーが現れる現象」
IL2CPP版は .NET 6.0 runtime が必要との表示でゲーム終了。
上記マイクロソフトから「.NET Runtime 6.0.16」欄にあるWindowsのインストーラー「X64」を入手&適用するとエラー解決しました。ファイル名「dotnet-runtime-6.0.16-win-x64.exe」 ※64ビットWindowsの場合。




 手順②
XUnity_AutoTranslator__MelonMod__image.gif XUnity_AutoTranslator__MelonMod__image_oldver.gif
MelonLoader.Installer.exeでゲームに適用。


① MelonLoader.Installer.exeを起動して
 「SELECT」ボタンからゲーム本体を指定。
 今回の作品 STEAM\steamapps\common\Eternal Threads\EternalThreads.exe

② 適用バージョンを選択(最新版v0.6.1は動作しないゲーム多め)
  「Latest」のチェックを外すと過去バージョンを選べます。
  今回のゲームはv0.5.7で動作しました。

③ 「INSTALL」ボタンで適用。



 手順③
XUnity_AutoTranslator__MelonMod__howto_image1.gif
各ZIPを解凍して、中身をゲームフォルダへコピー。

XUnity.AutoTranslator-MelonMod-IL2CPP-5.2.0 からフォルダ2つ。
・Modsフォルダ
・UserLibsフォルダ

TMP_Font_AssetBundles からフォントファイル2つ。
・arialuni_sdf_u2018
・arialuni_sdf_u2019

今回のゲームフォルダの場所は以下。
STEAM\steamapps\common\Eternal Threads\



 手順④
XUnity_AutoTranslator__MelonMod__howto_image2.gif
STEAMライブラリからゲーム起動して一旦終了。

するとゲームフォルダに、AutoTranslatorフォルダが自動的に作られます。

『MelonMod』か『MelonMod-IL2CPP』か、
どちらか動作する場合のみフォルダが作られます。
今回のゲームでは『MelonMod-IL2CPP』が動作。

※このMOD適用後は、ゲーム本体から起動するとゲームがすぐ落ちる事が結構あり。
・STEAMからのゲーム起動を激しくお勧めします。
・3度目の起動で安定した事もありました。(1回落ちても諦めてはいけない)



 手順⑤
XUnity_AutoTranslator__MelonMod__howto_image3.gif
AutoTranslatorフォルダ内のConfig.iniを編集して完了。

メモ帳などで開いて以下を探して編集。

1カ所目(初期設定では 日本語 → 英語 のため逆にする)
Language=en
FromLanguage=ja
を以下へ
Language=ja
FromLanguage=en

本来はこれだけで完了ですが、
状況によっては以下もよく編集する場所です(今回も編集)


2か所目(文字化けや文字欠けしたため、フォントファイルを指定)
FallbackFontTextMeshPro=
を以下へ
FallbackFontTextMeshPro=arialuni_sdf_u2018

3か所目(翻訳文字数を増やす。長文ゲームではほぼ毎回)
MaxCharactersPerTranslation=200
を以下へ
MaxCharactersPerTranslation=2000

4か所目(セリフがはみ出すため、翻訳エンジン変更。DeepLTranslateなどでも可能)
Endpoint=GoogleTranslateV2
を以下へ
Endpoint=PapagoTranslate



 手順⑥ 後は遊ぶのみ!
Eternal_Threads__img5.jpg
さあ、STEAMから普通にゲーム起動して遊ぼう!
自動翻訳されていきます。リアルタイムのため数秒タイムラグあり(時々5秒以上)

ゲーム本体からの起動だと、ゲームがすぐ落ちる場合あり。
STEAMからの起動をお勧めします。



 補足
Eternal_Threads__jp_xunity_img2g.gif Eternal_Threads__jp_xunity_img2.gif
(補足)翻訳エンジン品質の違い。
 左がGoogleTranslateV2  右がPapagoTranslate

※DeepLTranslateが一番自然ですが、翻訳速度が遅く、途中でよく翻訳停止。
 PapagoTranslateは速度も速く、Googleより比較的自然(微妙になる訳もあり)
 なお、こちらでも時々止まるゲームがあり、ゲーム再起動すると再開。

※フォントarialuni_sdf_u2018か2019かは、ゲームごとに試して合う方を使用。

そのほか詳しくは、以下公式サイトに詳細記載されています。




🍸 JJ VOICE

「あれ…反応しない… バージョンによって変わるのか!?」
「翻訳フォルダできない… IL2CPPと2種類あるのか!?」
「エラーが…」「文字欠けが…」「改行が…」「翻訳が!」
1つずつ試行錯誤してやっと快適に遊べる状態に(笑)

ReiPatcherがシンプルだっただけに苦戦。
慣れてしまえば、難しくはないのですが
成功まで相当迷ったため、自分用の忘備録としてまとめました。

※一般記事の中で、こういったツールを付記する時は
 いつも手順がカンタンな方のみ記載しています。


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