命懸けで守ってくれるロボットとの逃避行、2.5Dパズルアクション
『A.L.F.R.E.D』 メッセージ性の高いPCフリーゲーム、30分程の短編。
今回もプレイ感想を兼ねてご紹介します。
✨ | A.L.F.R.E.D ::: Free Game |
製作 ISART DIGITAL学生チーム、 日本語なし(問題なし)
解凍後 1.45 GB(インストール不要) UNITY製のため PCスペックも必要
解凍後 1.45 GB(インストール不要) UNITY製のため PCスペックも必要
Xbox One コントローラー対応、キーボード操作対応。やや大味。
難易度は適度ながら、判定がやや厳しいシーンも一部あり。
執事ロボットとの逃避行、2.5Dパズルアクション
たった一人… 戦場をひた走る少女がいた。
空からは爆撃が降り注ぎ、覆面の武装集団までも襲いくる極限状況。
そんな世界で「人間を守る使命」をもった執事ロボットと巡り合う。
彼の名は__A.L.F.R.E.D(アルフレッド)
命懸けで守る! 役立つ! まさに紳士な執事ロボット
脅威度が%表示され、一定以上高くなるとロボットが駆けつける。
自ら盾となって脅威から守り、爆弾さえ飲み込んで処理するのだ。
さらに高所に登る足場にもなってくれる。頼りになる私だけの執事さん。
と、思いきや……
執事ロボットの使命は「人間を」守ること。
そう… 少女だけではなく、敵も人間なのだ!
敵からの攻撃に反応しないどころか、ピンチの敵まで守るのだ!
だが敵は迫る。戦う力はないため、地形トラップで応戦していく。
そんな難所をどう切り抜けるか? がパズル要素となっている。
主人公も敵もピンチの「1人しか救えない状況」を作って攻略するのだ。
まさに命を天秤にかけて選ばせる行動……プレイしていて衝撃的だった。
✨ | A.L.F.R.E.D ::: プレイ感想 |
まさに良く作られている「作品」だった。
ゲームというプレイ体験を通して、プレイヤーの心に訴えかけてくる。
プレイヤー自ら「命を天秤にかけさせる」状況を作ることで心が揺れ、
敵を倒したあとロボットの悲しそうな様子を見て、考えてしまうのだ。
少女からすると、襲ってくる奴らが悪い。
仕方なく返り討ちにするしか進めないのだが
行動結果だけを見れば少女もまた…。
仕方なく返り討ちにするしか進めないのだが
行動結果だけを見れば少女もまた…。
もしかしたら2人目以降は仲間の復讐かもしれない。
自業自得なのだが、立場変われば、正義も一方通行。
そんな解決の難しい人間問題までつい考えてしまう、
自業自得なのだが、立場変われば、正義も一方通行。
そんな解決の難しい人間問題までつい考えてしまう、
個人製作らしい着眼点の尖った作品だった。
気になった点は、たまにバグること。
一部エリアの踏み台判定がおかしい時や、昇り降りバグが起こったり。
一部エリアの踏み台判定がおかしい時や、昇り降りバグが起こったり。
チェックポイントは短く、いつでもロードできるので大して問題ない。
さあ、少女とロボットの行く末やいかに!?
☕ | JJ voice |
先記事と同じく、本作も学生チーム卒業制作作品。Hugo LEFEVRE 氏が代表。 2017 Unity Awards にて Best Student Project 賞のファイナリストにも選出。 メッセージ性の高さや、Falloutを思い出すレトロフューチャーなアートワーク、 そして演出の良さなど評価も頷ける。 細部はやや大味だがそこは学生課題。 あるシーンではグッと来た。感情移入するほど長ければ目頭が熱くなっただろう。 発表からもう1年以上経っているが、今後の活躍を祈りたい。 |
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この記事へのコメント
vxn
ゲームの起動時とゲーム中の読み込み全般、ミス時のリスタートの読み込み時のすべてで3分~5分の待ち(フリーズっぽくなっていて待つしかない状態)がかかるのですが、JJさんの方ではサクサクでしたか?
始まってしまえば快適なのですが、読み込みの遅さが。。
ゲームですが、LIMBO、INSIDE、Black the fallな系統で私の好物です。
元々苦手だったジャンルでしたが、LIMBO、INSIDEにドハマりして以来
これ系はクリアまでどっぷりとやり込みたい感がw
他のゲームではこの現象(読み込みの遅延)に逢ったことが無く、
プロパティの互換性とか フルスクリーン、ウインドウモード、サイズ変更など色々試行錯誤してはみたものの。。
※この ISART DIGITALさん所のゲームは往々にして読み込みの遅延が
私のPC環境では起きる様です。どれも面白いのに。。悩ましい。。
JJ
低スペックPCのため動作がやや重い作品などはありましたが、
ロードは気になる長さでもなく、フリーズもありませんでした。
せいぜいグラボのドライバーを最新に保っているくらいで
ゲーム・プロパティや細かな設定なども触れていません。
PCゲーム、特に3Dは色々な要因が絡みますから厄介ですよね。
制作時のプログラミング、DirectX関連の問題やバグ調整など
難しくて大変だと、以前知り合った制作者さんが嘆いていました。