『Half-Life Blue Shift』リメイク『Black Mesa: Blue Shift』
初代リメイク版『BLACK MESA』のMODゲームとして開発中の作品に、XENが舞台の5章「Focal Point」が2024年11月17日夜より配信開始。とてもワクワク遊べましたので、感想を兼ねてご紹介します。
✨ | Black Mesa: Blue Shift - Chapter5: Focal Point |
開発 HECU Collective 執筆時点では日本語はUIと一部のみ MOD容量:約12.2GB
MODは無料ですが、プレイには『BLACK MESA』ゲーム本体所有が必要(定価2300円)
原作にあたる『Half Life: Blue Shift』は所有していなくても遊べます。
『Half-Life: Blue Shift』の『BLACK MESA』ベースでの大規模リメイク。
2001年に発売された『Half Life』スピンオフ作品『Blue Shift』を
公認リメイク版『BLACK MESA』のリソース活用や声優協力を得て
リメイクを目指しているMODゲームが本作『Black Mesa: Blue Shift』です。
前回から約2年、これまでの第1~4章にも一部調整が入り(全部同梱)
物語後半の5章「Focal Point(翻訳名フォーカス)」が配信されました。
プレイまでの導入手順も記事後半でご紹介しています。
✨ | Black Mesa: Blue Shift チャプター5 特徴紹介 |
異界XENのマップは数倍の規模に! ロケーションや仕掛け多彩。
山場となる戦いや新展開が盛り込まれ、大作FPSのような終盤感ある場面も。
シンプルだったXENが、戦闘・探索・謎解き・イベント演出など要素豊富に。
原作は1時間かからない章でしたが、リメイクでは2~4時間以上に大増量。
(既プレイなら2時間弱。初見だと謎解き攻略やじっくり探索で4時間強)
全8章のためまだ未完ですが、遊び応えある章に仕上がっています。
大半がオリジナルの新マップに全面刷新されています。
Black MesaのXEN調査区や研究所(!?)など原作にない建造物まで探索。
原作にあったエリアも大幅に広くなり、演出や仕掛けなど進化しています。
謎解きしたり、アイテムを探したり、ギミック操作イベントも複数登場。
ガンガン駆け抜けるではない、ゲーム感あるアクセントになっています。
ただ結構頭を使う。シビアすぎて賛否分かれそうな難所も。 ※記事後半にTIPS記載
✨ | Black Mesa: Blue Shift 5章 原作 vs リメイク画像比較 |
グラフィックも綺麗に、マップも大幅に作り込み
こちらは原作XENでも人工的な場所。調査キャンプのような区画に。
周囲に仮設建物などが広がり、新たな仕掛けも用意されていました。
浮島のプラットフォーマー地帯。ここにも新ギミック追加。
ちなみに、各地の注意看板は内容ごとにしっかり異なる細かさ。
通り過ぎるだけだった通路も洞窟らしくなり、探検気分で楽しい。
逆に面倒だった「しゃがみ移動迷路」はなくなりました。GOOD
ほかにも、無限ライト、回復の泉の高速化、電撃ダメージ緩和など快適に。
『BLACK MESA』ベースのため、全体的にライティングや陰影表現が綺麗。
XENらしい幻想的な所も多く、何度か足を止めて景色を眺めてました。
✨ | Black Mesa: Blue Shift チャプター5:紹介の最後に |
元警備員バーニィ、こんなに決死の大冒険してたのか!?
と思ったほど、懐かしい大作FPS感ある盛り上がる章に進化。
中盤までの戦闘章(3~4章)リメイクも当時驚きましたが
5章はさらに気合入った作り込み、ワクワクした場面があちこちに。
大掛かりなエリアや戦闘イベントなど、山場となる展開も増えて
後半章らしい敵世界に1人孤独に乗り込んでいく気分を楽しめました。
謎のブラックメサ研究所ほか建造物、HLシリーズ感のある展開、
エイリアン生態や関係性を想像させる描写、背景に見られる資料、
原作にはない「世界観の補完」が散りばめられていて原作愛を感じました。
ただプレイ時間の多くが「探索や試行錯誤」なのは良くも悪くも
シリーズ特有の懐かしいゲーム性で、現代感覚だと好み分かれそうな点。
どうすれば進めるのか? 分かりづらい謎解きやルート探し、
シビアで面倒すぎる仕掛けなど、計1時間強は悩んでました。
いずれ緩和調整されそうな気も。
本作初見の方は、1章から通しで遊ぶ事をオススメしますが
既プレイの方は、5章だけでも十分遊び応えがあります。
2025年か2026年か、6~8章は短いため次回で完結の可能性も。
そこでまとめて遊ぶのも良いかもしれません。
そこでまとめて遊ぶのも良いかもしれません。
最終完成への期待値が爆上がりした5章でした。
次回配信開始後にまたご紹介予定です。
✨ | Black Mesa: Blue Shift プレイまでの手順紹介 |
プレイまでの手順(MOD DBやGoogle Drive入手の場合) 1 Black Mesa(ゲーム本体)をインストール。 2 Google DriveかMOD DBからMODダウンロード(Blue_Shift_バージョン名.rar) 3 解凍してできたファイル一式を steamapps\common\Black Mesa フォルダへ移動。 4 好きな「bat」からゲーム遊ぼう!(uninstall.batは削除用) ・oldUIは安定版。 ※dxvkはLinux向け。 ・newUIは新オプション対応(やや不安定で2回CTD遭遇。ダッシュONOFFほか対応) ・STEAMライブラリ『Black Mesa』プロパティ起動オプションに「-game bshift」入力するとSTEAMからもnewUIで起動可 |
プレイまでの手順(Steam Workshop入手の場合) 1 Black Mesa(ゲーム本体)をインストール。 2 Workshopページから『Black Mesa: Blue Shift』をサブスクライブ。 3 steamapps\workshop\content\362890\2424633574の「bshift_install.bat」を実行して数回キーを押すと自動導入(上のように手動コピーでもOK) ※以前遊んでいた場合、bshift内のSaveフォルダは事前保管を。自動だと削除されます。 4 デスクトップに作られたショートカットから選んでゲーム起動! UIは上述 アンインストールはuninstall.batで自動。セーブフォルダも削除のため必要なら事前保管。 |
✨ | Black Mesa: Blue Shift Ch.5 迷った難所の攻略ヒント |
緑に光っている装置が怪しいが、何も反応しない(これは簡単)
進んだ先でも、制限時間がキツく間に合わない(これが難所)
ヒント 近くに怪しい植物? 何かできないか…
答え 植物?が持ってる玉を持ち運べます。これを装置へ運ぶと作動。
一定時間で爆発するため、それまでに運ばないといけない場所は
ダッシュで運び、攻撃ボタンで投げる! これがシビアすぎて難しい。参考画像
緩和してほしい仕掛けで一番面倒でした。計20回は失敗した気が。
取ったはずがポロポロ落とすこともあり、さらに難しい。
エネルギー運搬ゲートの謎解き。
ヒント 電池エネルギーが切れるゲート… 似た色のミニ電池あったような…
答え ミニ電池もゲート通過時に電力消滅しますが、ゲートも数秒消滅!
このタイミングを利用して、メイン充電電池を運ぼう。参考画像
イベントでいかにも怪しい装置があるのに動かない。
ヒント エネルギー源が必要。どこかにあるはず…
答え 前方の浮島に拾えるクリスタルあり!それを装置へ運ぼう!
これに気付かず、ジャンプで跳び込んだりロケランで狙ったり試行錯誤 参考画像
そのほか気になった点。
・ゲーム起動に数十秒~1分以上かかる可能性あり。起動後はそこそこです。
・newUIの言語切替の反応が超絶悪い。プルダウン選択にしてほしいですね。
・落下中オートセーブされ無限ループ状態に。セーブは複数作られるため問題なしでした
☕ | JJ VOICE λ |
主人公バーニィはHEVスーツではなく、防弾チョッキとヘルメット頼み。 そんな大丈夫そうにない装備で異星に乗り込むなんてどうかしてるっ(笑) 未知のワームホールに飛び込み、怪しい地底湖に潜り、 高所落下に吹き飛ばし、酸に 火炎に 電撃に 爆発に 怪光線! ピギャー! ここから生還できるなら、CITY 17で生き残れるのも余裕で納得な冒険章でした。 だがしかし… 最大の敵は「一部の仕掛けの分かりづらさ」 落下死以外だと戦闘では死ななかったものの、仕掛けに相当苦戦。 難易度EASYがないため、NORMALは緩和調整して欲しいですね。 |
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