STEAM力作・無料ゲーム『Burning Daylight』近未来ディストピアのようなSF感溢れる3D横スクロールアドベンチャー短編 [レビュー]

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Burning Daylight』近未来世界を探索する、SF感溢れる力作。
3Dながら基本横スクロールで進行する短編アドベンチャーゲーム。
非常に楽しめたSTEAMの無料作品、レビューを兼ねてご紹介します。


 Burning Daylight -  steam free game

無料! 開発 Burning Daylight Team  日本語なし(問題なし) 必要スペック高め


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情景から物語を感じていく、短編だが壮大なSFアドベンチャー。

ここは未来のディストピアか? それとも地獄なのだろうか…?
恐ろしい場所で目覚める主人公。記憶もない。洋服さえもない。
胸には謎のタトゥー… まずはこの危険な場所から逃げなければ。

基本・横スクロールで探索しながら(奥スクロールもある)
未知の世界で、自らのルーツを探す旅が始まるのだった……

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起きている情景から物語を推察していく、言葉を極力使わないスタイル。
ボイスや英語もすこしあるが、何をすればいいか状況的に分かりやすい。
たまに簡単なギミックも解いたりする。難易度はチョーベリーイージー。



 Burning Daylight レビュー
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SF映画を垣間見たような興味深いストーリー体験だった。

最初は『INSIDE』系かなと思ったが、ゲーム要素はあまりなく
むしろ(良い意味で)ウォーキングシミュレーターに近い感覚。

壮大な短編映画を「通り過ぎながら」体験していくような作品だった。
多彩な展開から結構濃い40分程であり、クリア後にはしっかり満足感。
SFやサイバーパンクが好きなら、本作もきっと親しめるだろう。

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セリフもアクション要素もほとんどないにも関わらず、
情景から十分伝わってくる物語性や世界観に引き込まれ、
緊張感あふれる雰囲気や、ドラマチック展開にワクワク。

巧みなカメラワークや、雰囲気を盛り上げるBGMや演出。
ロケーション様々な舞台設計までしっかり作られており、
まさに一本の作品といった印象だった。

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序盤はちょっとグロいけれど、掘り出し物に出逢えたような気分。
果たして主人公を待つ運命とは!?



🍸 JJ voice

今回はデンマークの VIA University College からの学生作品。
CGアートやアニメーションなど12人により制作されています。
Youtubeの概要欄では、それぞれのサイトリンクも記述があり
中には作品ポートフォリオを掲載している方もおられました。

記事最後にネタバレ込みの所感も掲載しています。
クリア後などにもし気が向かれたらご覧ください。


※以下はクリア後などにお読みください。
(一部環境では隠れずに表示されてしまうようです)

 
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電子娯楽や電子快楽へのブラックジョークに笑いつつも、
壮大なSF映画のようで終盤では「おお…!」とニヤニヤ。
解釈の余地を残している辺りも海外らしいね。
クリア後に想像巡らせるのもまた楽しいもの。

所で、プレイしていて浮かんだのは MacintoshのCM(1984年)
クリエイター系の学校や書籍でもよく紹介される伝説作品。

洗脳による盲目状態の人類のなか、正気を保った主人公が
ただ一人立ち向かうディストピア物語の王道的なプロット。
本作はさらに創世記SF版のような要素でまとめ上げている。
何という壮大なモチーフだろうか(笑)

物語は王道なのでオマージュが込められているとは限らないが
凄い作品になりそう!ときっと制作時は盛り上がったことだろう。
そんな風景を想像すると、みんなで作るのっていいなとしみじみ。

1984年と比べれば、圧倒的コンテンツ飽和状態の現代ではあるが
ぜひ常識をぶち破るような野心的な作品を作っていって頂きたい。
パワフルなデビュー作だった。 Thanks for awesome game =)




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