鳥になって自由に飛びながら、共産主義の島を探索していく『Copoka』
飛翔感が心地良く、垣間見えるドラマなど興味深い体験ができましたので
レビューを兼ねてご紹介します。STEAM版とHumble Trove版があります。
✨ | Copoka ゲーム紹介&レビュー |
非常に好評 定価498円 開発 Inaccurate Interactive 日本語なし
必要スペックやや高め ゲームコントローラー推奨
Humble Trove にて月会員はDRMフリー版無料。Trove ゲーム紹介記事一覧
オープンフィールドを自由に飛びながら巣作り
主人公は鳥のお母さん。煙突の上に巣を作って子育てしているけれど
殺風景な家じゃ満足できないわ。キラキラ綺麗な材料を集めなきゃ☆
敵はいないから、のんびり過ごせて安心ね。うふふ。
一方…地上は共産国家Copokaの支配する世界!
港町、スラム、工場、基地など、あちこちでドラマを垣間見ていく。
貧しい生活そして支配体制に苦しむ市民、指導者に疑問を持つ軍人、
スパイ… 革命… 不穏な噂話。赤スピーカーからはプロパガンダ放送!
そんな人間達のフルボイス会話が、材料を集める側で聞こえてくるのだ。
切ない場面に出くわす事もある。でも干渉はできない。鳴くのが精一杯。
チャプター4まであり、各所でドラマが進んでいく構成となっている。
ゲーム的には「探し物系」の「フライト・アドベンチャー」感覚。
操作は簡単。アクセル&ブレーキ、飛翔&着地、歩く、鳴くのみ。
あとは急下降など風に乗ることで加速できる。パッド振動がGOOD
フライトシミュレーターと言うより、カジュアルな鳥シミュレーター。
材料はチャプターごとに4つあり、遠くから見ると光っている。
会話イベントや、風に乗りやすくなるスピード強化羽根など
自由に散策しながら、それらを探していくゲームとなっている。
会話は聴くも聴かないも自由。ただ、本作は会話内容こそ魅力だと感じる。
日本語はなくリアルタイム会話進行、字幕が見づらいのも悩ましいが、
難しい内容は話しておらず、端々の単語から何となくは把握できた。
戦争が起こったりなど派手なイベントは一切ない。会話のみ。
共産国家エピソード集のような感じでドラマチック展開する程ではなく、
オープンワールドお馴染みのボイスログやNPC会話位のフレーバー感覚。
✨ | Copoka レビューまとめ |
ちょっと迷いながらクリアまで3時間少々
共産国家気分と、鳥になった気分を十分楽しめた。
どのゲームでも隅々散策して世界観を堪能するのが好きな私としては
モブNPC会話だとしても色々なドラマを垣間見られて興味深かった。
風に乗って自由に飛べることも純粋に心地良い。上空からの急降下、
低空すれすれ飛行は爽快。そしてもう一つ……
誰も「鳥である私」を気にする事なく、本音を喋る様子が面白かった。
ちょっと盗み聴き気分でワクワク。頭にも乗れた時は驚いた(笑)
イベントだが「また来たのかい?」と話しかけてくる人間や、
基本無視されるものの、鳴くとこっちを見る人間もいたりする。
よく考えれば、私達も公園などで友達と喋っている時、
近くにハトやスズメがいても大して気にしないものだ。
可愛いなと眺めるくらい。まさかこんな気分だったとは。
ゲーム性は薄めのため、好みが分かれる作品ではある。
上述した要素がすべて。エサ要素やサバイバル要素はないものの
定価498円と考えれば十分良作。カジュアルに鳥気分を楽しめた。
☕ | JJ VOICE |
鳥になって自由に飛べるゲームですぐ浮かんだのは、 AER Memories of Old 鳥変化能力の探索アクションADVや Eagle Flight 鷹になってフランスを飛ぶUBISOFTのVR作品。 インディだと Superflight ほかありますがマイナージャンル。 動物体験型ゲームは独特の魅力がありますね。 BGMや環境音も心地良く、リラックスできました。 |
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