追加要素の特徴レビュー『Ghostwire: Tokyo』ローグライクな蜘蛛の糸モード、進化した戦闘や追加クエストほか [30層&100層到達]

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Ghostwire: Tokyo』蜘蛛の糸ローグライクモードや戦闘の進化など、30層&引継ぎ100層到達を機に、今年春の大型アプデ追加要素中心に感想と併せてご紹介します。




Ghostwire: Tokyo - The Spider's Thread 蜘蛛の糸モード▲目次
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最深部30層のボス討伐を目指す! ローグライク風モード。 ※ 画像はすべて道中。

本編とは別モード・別セーブとなり、タイトル画面から選べます。
※クリアまたはある程度本編を進める必要があるかもしれません。

※本編クリアしてからのプレイを推奨※
こちらを先に遊ぶと、本編のインパクトや新鮮味が薄れます。
「本編クリア済プレイヤー向け」のステージ構成かつプレイ体験です。

死ぬと1階層から。お金&アイテムなど消耗品はロスト(一部回収)
永久強化としてスキルツリー成長、アンロックした数珠(バフ装備)があり。
全探索する私の場合、初クリア20時間(上手い人がサクサク進めば恐らく10時間強)


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「現実とは違う」異界感ある新マップが多く、バリエーション豊富!

毎回ランダム。一定階層ごとに固定ボス戦やお店あり。
街全体を素材分解して再構築したようなマップ構造。

「明るいステージ」も結構あり、ずっと夜だった本編と差別化。
本編クリア後でも、ワクワクしながら新鮮に探索できました。
市街地など縦横に広いマップから、プラットフォーマー地帯!?
クイズ問題などミニステージまであり、引き出しがとても広い。

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「各マップ構造は固定」で自動生成ではない。(評価ポイント!)
敵やアイテム配置、迂回ルートや難所など、しっかり作られたマップで楽しい。
一度覚えれば、次現れた時はサクサク効率的に攻略できるメリットもあり。

敵スルーしたりアイテム活用すれば、数十秒でクリア可能なステージも。
何周も遊べば同じステージが何度も登場しますが、バリエーションは相当豊富です。


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『蜘蛛の糸』モード固有スキルツリー、数珠購入など永続強化で攻略。

スキルについては後述しますが、本編同様にアプデ追加アクションもあり
何度も死にながらお金を稼いで、習得&強化していく成長感がGOOD

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数珠はランダム要素の1つ、色んなバフ&デバフ装備。
ジャンプ1.5倍、スピード1.2倍、確率でガード自動パリィなど、
本編に欲しいほど快適な数珠もあり、攻略のアレンジ感が楽しい。

「自分も敵も即死!」などチート級の数珠まであり。
※強すぎて戦闘が作業になるため、自力攻略を推奨。


ghostwire tokyo spiders thread image floor over 100 蜘蛛の糸モード 100層到達
30層クリア後は、成長引継ぎの無限階層モードもあり。

敵がどんどん強くなる訳でもなく、クリア後の真ボスなどもいないため、
108層まで遊んだ印象としては、メリハリ弱くなり物足りなくなっていく。

これだけ遊んでいても、未知のステージがまだ時々登場して驚きますが
過去ボスや過去ステージはそれ以上に再登場するため、繰り返し感は強い。
(何かあるかな?と期待したのですが)

基本的には30層で終えるのが、緊張感があって程良い印象でした。
無限モードは収集や実績コンプ、俺TUEEE感を味わいたいプレイヤー向け。
なお、引継ぎで1層から遊ぶことも可能。むしろそちらの方がオススメです。



Ghostwire: Tokyo 追加スキルで戦闘が進化!▲目次へ
ghostwire tokyo update 2023 feature image1 ドッジ回避が超性能
本作では待望だった「ドッジ=回避スキル」で大幅に機動力UP。

地上ではサイド&バックダッシュ、空中では前にも高速ダッシュ可能。
スタミナ概念なし! わずかなクールタイムでガンガン動き回れる!
溜め攻撃中だろうと回避可能! これが超性能。

攻撃を避けるだけではなく、
高速接近してタメ攻撃をゼロ距離で叩き込んだり、
範囲攻撃を狙うべく裏取りしたり、攻めのプレイが可能になった!

危なくなると背中を見せて逃げ回っていた……
昔の主人公とはオサラバだッ(要スキル習得)


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火・水・風それぞれ特殊タメ攻撃が追加され、戦術性UP。

火…火炎放射! さらに燃えた状態で倒すと爆発(上位スキル)
  燃えた敵は怯むため、スキを突いて別攻撃も可能。

水…凍結フィールド展開!
  一部の敵以外は凍るため、のんびり一撃を狙いやすい。

風…マシンガンな自動連射! 火力低いもののザコ相手なら
  高速回避しながら、撃ちまくるゴリ押しプレイが楽しい。

関連して高速タメ(スキル)も追加。
攻撃 + 攻撃長押し。ややテクニカルで慣れが必要。
基本的にタメ攻撃ゲーのため、便利なスキルです。


ghostwire tokyo update 2023 feature image stelth もはや瞬間移動なステルス攻撃
ステルス奇襲や隠密プレイもより多彩に。

・もはや瞬間移動! ビル屋上からでも遠距離・即浄(ザコ敵なら一撃粉砕)
 スローモー発動してさらに次を狙えて、足音を消せる上位スキルまで。

・上空からの叩きつけ衝撃波!
 ザコ敵集団なら一瞬で殲滅できる事も。

・ジャストガードな衝撃波パリィほか、
 上昇気流ハイジャンプや弾補給できるお札なども追加。
 探索も手段が増し、戦闘もぐっと楽しくなりました。(旧版に比べて)



Ghostwire: Tokyo 本編の新サブクエスト + 追加要素▲目次へ
ghostwire tokyo update 2023 feature image school 学校クエスト
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新ダンジョン「学校」クエスト。

学校はサブクエストとは思えないほど力が入っており、校内ほぼ全探索。
あまり怖くはありませんが、怪談の定番エリアだけに中々楽しめました。

フィールドマップ北西に学校エリアが追加され、
霊収集やKK資料、妖怪探しなども増えています。


ghostwire tokyo update 2023 feature image photo search3 心霊写真クエスト
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マップ全域から探して除霊する「心霊写真」クエスト。結構沢山あり。

映っている建物から推理したり、マップを開いて怪しい場所を予想したり
「見つけた!この構図だ!」と発見できた時は嬉しい。ただし一部は面倒。

本編プレイ中に遊べば、探索ついでにこなせるため
クエスト解禁されたら即受注しておきたい収集要素なミニクエスト感覚


ghostwire tokyo update 2023 feature image gacha3 ガチャ集め
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そのほか追加要素「フォトモードにフィギュア配置&装飾」

KK自宅前と渋谷駅内、蜘蛛の糸モードお店前にあるガチャで購入でき、
フォトモードにフィギュア(動かない敵やNPC)を配置できる機能。

同じキャラでも、本編と蜘蛛の糸モードで異なるポーズ!のこだわりよう(笑)
ネタバレ>絵梨佳もいて「おお!」と思いましたが凛子やエドがいない切なさ。

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装飾要素、各地にグラフィティアートが登場しており
発見するとフォトモードで配置できるようになります。
壁や看板の裏などコンプは大変ですが、実績要素ではないのが救い。

そのほか地図マークも何もない場所に、ミニイベントも追加。
怪しい浸食があり偶然発見。ほかにも追加要素があるかもしれません。参考画像




Ghostwire: Tokyo 追加要素でやや気になった点▲目次へ
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空中ダッシュが誤発しやすい。

ダッシュキー押下状態でジャンプすると、空中ダッシュが自動発動。
できればジャンプ後にダッシュキーで発動するようにして欲しい。

空中滑空したい時は、歩きからの長押しジャンプに。
常時ダッシュしたいプレイヤーとしては少々難点。

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そのほかの点。

・蜘蛛の糸はステージ種類は多いが、ボス種類が少なく、30層以降はメリハリ弱い。
 オマケモード用に新ボス追加を求めるのは贅沢かな。

・実績が追加。本来は嬉しい要素かと思いますが
 旧バージョンで実績コンプした私としては、新たな作業に愕然(笑)

・ローグライクモードのチャレンジコンプ=実績が大変。特に猫探し。

・フォトモード用フィギュアは、本編と蜘蛛の糸で異なり(そこはGOOD)
 本編フィギュアは蜘蛛の糸でも使えますが、その逆ができない。
 (クリア引継ぎで遊んでいるための不具合かもしれませんが)



Ghostwire: Tokyo 大型アプデ:レビューまとめ▲目次へ
ghostwire tokyo update 2023 dodge ドッジ=回避が楽しい。我は神速!
かつてのシンプルだった戦闘に、戦術幅が広がり進化!

突撃プレイ・奇襲ステルスとも、新スキルで戦術幅が広がり(上述)
最大ネックだった戦闘が結構楽しくなりました。
特に集団ザコ戦。ボスはそこまで変わりません。

やはり超性能な「ドッジ=回避」の実装が大きい。
地上でも空中でも立ち回りが段違い! 避けきれない時はパリィ!

昔は怖かった「切り裂き女」さえ、もはや敵ではない。
そのぶん緊張感は薄れましたが、より強敵たちが登場。
アグレッシブに戦える場面が増えました。

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ghostwire tokyo update 2023 feature image dodge1 戦いがスピーディーに
「回避」含めてスキル習得が必要なため
フル活用で戦えるまで時間はかかります。本編だと後半。

また、あくまでゴーストワイヤー戦闘システムの延長上の進化。
クセのある「タメ攻撃 & 単発撃ち魔法アクション」ではあるため
やはり好みは分かれるかもしれません。


ghostwire tokyo spiders thread image3 蜘蛛の糸モード
『蜘蛛の糸』モードは、オマケとしては十分な満足度!

本編とは違うマップかつ、アイデアや仕掛けが多彩。
明るいステージも多く、ワクワクしながら遊べました。

13回目の挑戦でクリアしましたが、後半は難しく
スキルツリーから取捨選択しながら、少しずつ攻略。

強敵が見えたら「どう倒すか?」「迂回ルートは!?」など
数珠を変えたり、お札もフル活用したり、後半ハラハラ。
死ぬと最初からのため、クリア達成感は本編以上でした。


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執筆時点での『蜘蛛の糸』STEAMクリア実績。わずか0.9%!?
新コンテンツを遊んでいるプレイヤー自体もわずか数%台。

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どのゲームにも言えますが、リプレイ性や継続性あるゲームでもない限り
自分の中で終ったゲームは、再インストールして遊ぼうとは中々思わないですよね。

とは言え、もし本作が好きだった方や
クリアしたいけれど積んだままの方は、いつか遊んでみてください。
進化を体験するにはスキル習得必須ですが、ぐっと強化されています。



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ずっと書きたいと思いつつ、日々の記事や新作ゲームで中々時間がとれず
ようやくレビュー段階までプレイでき原稿まとまりました。今更感ですが(笑)

新規プレイヤーには「普通」に感じるかもしれませんが
旧バージョンで2周も遊んだ私には神アプデでした。


サクッとクリアだけなら20~40時間の作品。
私の場合、プレイ時間120時間オーバーで
本作の撮影スクショ6000枚超で約1.1GB、
5分録画150本越で動画237GBになってました。

発売日に購入したゲームながら、
余裕で元を取れたくらい堪能した気分です。


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