ドローソフト『CorelDRAW 2024』や『Painter 2023』ほか、画像編集&制作ソフト中心のクリエイティブツール + ブラシパック多数のバンドルが今年も登場しましたので、感想も兼ねてご紹介します。
数万円の内容を30ドルで受け取れます。2024年11月21日am4時まで1週間延長。
主な導入手順、それぞれの製品も簡単にご紹介。※実際に購入確認済です。
✨ | 今年の目玉は CorelDRAW 2024▲戻る |
定価41580円 日本語対応 約1.23GB 体験版あり $30コース Windows専用Standard版です。 MACやWebは上位版 Graphics Suiteのみ対応。 ※ Standard版はアップグレード非対応です。上位版は買い切り82500円。 ※ 動画は上位版Graphics Suiteのため、こんな感じ位の参考程度にご覧ください。 |
ベクターグラフィックの老舗ドローソフト 2024年最新版
アートやグラフィックデザイン、本やポスターなど印刷物制作にも使えるDTPソフト。Adobeで例えればIllustrator系です。
アート用途としては、フリーハンドで描く機能もありますが、角度や輪郭を編集できる「ベジェ曲線」方式のため慣れが必要です(左下画像) 点の配置で図形構成され、拡大劣化しないのが特徴。 ※上のような写真や画像は普通に拡大劣化します。
印刷系(DTP)用途としては、文章の均等割り付けや字間調整、横書き縦書き、文字アウトライン化、CMYK変換、EPSやPDF保存ほか印刷向け機能も一通り見られました。Illustratorの.aiファイルも読込めますが、ai保存の互換選択肢はCS6まで。
『Corel PHOTO-PAINT Standard 2024』も内蔵でした。
こちらはCorelDRAWベースの写真&画像編集ソフトです。
色調整やレタッチやエフェクトほか、上リンクの公式サイトに機能詳細あり。
日本語対応の説明書もあり。 目玉機能は公式サイトが一番伝わりやすいですが、詳細機能はガイドや説明書がありソフト起動後のヘルプから開けます。Graphics Suite兼用ですが以下リンク。 クイックスタートガイド(簡易説明書) ヘルプ(具体的な機能説明) |
✨ | もう1つの目玉は前回共通 Painter 2023+ブラシパック▲戻る |
定価54780円+ブラシ74000円 日本語対応 約1.7GB 体験版あり 平均額コース |
デジタル・ペイントソフトの定番 2023年最新版(2022年発売)
多彩なブラシの拡張性、エフェクト加工や編集機能、レイヤーほか
PhotoshopなどAdobe製品に慣れていれば馴染みやすいUIも特徴。
(右上はゲーム画像に、Painterの機能AIスタイルで絵画風に自動加工したもの)
毎年、細かな機能強化やパフォーマンス強化ほか改良が施されており
2023~2020 比較表 から追加機能などを一覧できます。
追加ブラシパックも今回20セット同梱(画像は一例)
光を描きやすいブラシから、模様ブラシまで多彩です。
ブラシ一覧でも確認できますが、日本語名と英語名が異なるためサムネで探す感覚。
なお執筆時点では『Painter 2024』は未発表、今回の2023が最新版。
毎年6月に次バージョンが発売されてきましたが、未だアナウンスがありません。
💥 | バンドル内容:選べる3コース▲戻る |
※以下の掲載リンクは公式サイト。Corel製品は体験版がありお試し可能です。
$1コース PaintShop Pro 2023 画像編集ソフト、体験版あり HDR FX 画像のHDR向け色調編集プラグイン(他ソフト内で使用)後述 |
平均額コース($1コースの内容も同梱) Corel Painter 2023 ペイントソフト、体験版あり 以下、Painter用ブラシパック(すべて前回バンドル共通) 1889 Post-Impressionism Abstract Animation Animal Spots Bold Strokes Chunky Paint Creepers Desert Expressive Fantasy Love Magical Mosaic Perfect Pets Photo Portrait Rain Stain Thick Paint Encaustic Wedding Wizard |
$30コース(上述ソフトもすべて同梱) CorelDRAW Standard 2024 ドローソフト(ベクターグラフィック)、体験版あり |
売切れない限りですが、2024年11月21日am4時まで延長されました。
✨ | 購入後の導入までの流れ ▲戻る |
まずCorel製品について。どの製品も共通です。
① Humbleライブラリで購入した「DESIGN with CorelDRAW & PERFECT with AI」ページを開く。Key欄からシリアル番号を表示、 ページ下部から各インストールファイルをダウンロード。
② インストール開始後にシリアル番号を入力(左上画面)
③ ソフト起動時にCorelアカウントへログインすると製品認証され完了です(アカウント要作成)
Painter ブラシパックの導入
ブラシごとのexeから1つずつインストールしていくと
「Painter 2023」のブラシウィンドウの一番下に追加されていきます。
今回は20パック。それぞれ複数のブラシあり(上画像はクリックすると拡大)
exeや製品名は英語ですが、日本語名で登録されます(例 magical → 魔法の)
FXシリーズについて。どの製品も共通です。
① Distinct AI 公式ページ でアカウント作成(FXシリーズのメーカー)
② バンドル用の引き換えページ でログインすると、商品が表示されます。
③ DLしてインストールする際にHumbleライブラリのKey欄から得たシリアルコードを入力。
✨ | そのほかの同梱ソフト全品紹介▲目次へ |
定価9980円 約713MB 日本語対応 $1コース |
画像編集ソフト。いわゆるPhotoshop系。
色調補正から特殊加工まで多彩な機能あり。
「画像編集」向けと「写真編集」向けのモードがあります。
こちら写真編集モードはウィンドウ化できないのが難点ですが、
「AIアップサンプリング」という画像の美しさを維持しつつ
4Kなど簡単に拡大描画してくれる機能が凄いなと感心しました。
のっぺり感や誇張感は出ますが、ギザギザやノイズが綺麗に。
元画像が小さすぎたり、粗すぎると超粗いままの拡大版です(笑)
定価29.99ドル 約325MB 日本語なし(さほど問題なし) $1コース |
以下ソフト経由で使用する「画像のHDR向け色調編集」プラグイン。
Paintshop Pro、Painter、CorelDRAW、Adobe Photoshop、Affinity
モノクロ、温かそうな色調、寒そうな色調ほか、テーマから選ぶと自動編集。
各ソフトの色機能で好きに弄れば良い気もしますが、選ぶだけで簡単ではあります。
『HDR FX 3.0』と『Vision FX 2.0』の起動方法 ・CorelDRAW……右上の起動アイコン「アプリケーションの起動」から使用。 ・Paintshop Pro……「効果 → プライグイン」から使用。 ・Painter……「効果」から使用。 ※事前作業が必須 HDR FXをインストールすると C:\Program Files\Corel\Plugins にプラグインファイル「AI HDR Studio 3.0_x64.8bf」が作られます。 『CorelDRAW』と『Paintshop Pro』は自動反映されましたが『Painter』は要作業。 C:\Program Files\Corel\Painter 2023\Support Files\Plugins にプラグインファイルをコピーすると認識されます。 |
定価79.99ドル 約5GB+α 日本語なし ※高性能GPU推奨 平均額コース |
以下ソフト経由で使用する「AI画像生成&アレンジ」プラグイン。
Paintshop Pro、Painter、CorelDRAW、Adobe Photoshop、Affinity
英語入力した命令文(Pronpt)に沿って、読み込んだ画像がアレンジ加工されます。命令の忠実度/強度/品質メーターで調整します。上画像のように強度を上げるほど構図を無視。 512~1024pxまで対応。1度に候補5枚可。 FAQに「Stable Diffusion 1.5 model」とあり古めの2022年モデルのAPI仕様、学習機能はありません。
左はイメージギャラリーで各プロンプトを閲覧でき、任意で書き換えて試せます。
「簡易的な遊び創作ツール」の印象。プロンプト次第かもですが、1時間ほど色々試した段階では満足いく絵は全然生成できず。研究が必要そうです。
右は解説サイトさんで壮大な雰囲気のドラゴンアートが例示されていたため、プロンプトをそのまま入力しみてると、古めかしいCGアートに(笑) 同じプロンプトでも画像生成AIソフトやverによって結果が相当異なるそうです。無料ソフトも色々あるため比べると面白いかもですね。
定価129.99ドル 約5.1GB 日本語なし $30コース CPU依存の軽量版がインストール。高性能CPU/GPU用アップデートもDL可(品質も上) |
こちらは単体で使用、ベクターグラフィック生成用のAI画像生成ソフト。
保存画像は.svg形式のため、今回バンドルだとCorelDRAWで開いて編集可能。
ただ、精細な画像ほどパス(描画編集点)が数千~1万点以上も作られます。
CorelDRAW上で拡大すれば、劣化なく高解像度にもできます。
それ以外の基本システムは『Vision FX』共通ですが、生成1枚ずつで便利に。
こちらの方がベクター画像のためアート&イラスト感が強く好みでした(プロンプト次第) ベクター画像でこんな表現やイラストが描けるんだと驚いたモノも。
なお、ディズニーキャラを指定するとそれっぽいキャラが描かれたため、仕事や公開用途で使う場合など権利関係には注意が必要になりそうです。
✨ | 最後にオマケ『Corel製品 お役立ちTIPS』 ▲目次へ |
Corelのデスクトップ右下通知のOFF方法や調整方法
Corel製品はデフォルトで通知ONになっており頻繁。各ソフトから設定可能です。
CorelDRAWは、ヘルプ → メッセージの設定 から。
Painterは、ヘルプ → メッセージの送信設定 から。
Paintshop Proは、ヘルプ → メッセージ環境設定から。
CorelDRAWのプライバシー設定
CorelDRAWは改善のための情報収集機能がON、気になる方はOFF可能です。
ツール → オプション → グローバル → プライバシー から。
PainterやPaintshopにはこの項目は見当たらず。
☕ | JJ VOICE▲目次へ |
さて!今回は手探りでテスト、把握に気力と時間がかかりました(笑) おかげで色々勉強に。CorelDRAWは常備ソフトに早速加えました。 AIは体験として楽しめましたが、情報量的に有名ソフトを覚える方がいい気もしますね。 Vector FXのベクター画像出力は惹かれるため、いつか使ってみよかな。 ちなみにIllustratorが高すぎて、私はDRAWを代替として購入しましたが 日本の会社はAdobe中心のため、他社とデータやり取りする仕事用や 就職の勉強用に検討される方はAdobe製品推奨かと思います(慣れ+互換性) 比べるとAdobe製品の方がUIレイアウトや細かな操作も直感的で使いやすい。 ただ、私のように個人制作や趣味で使うにはCorelDRAWは機能十分で豪華。 無料ドローソフトも色々ありますが、買い切り版でこの価格は激安でした。 Paypal払い30ドル=4763円でした(2024年10月26日時点/ドル円相場で変化) |