PC版の『探偵 神宮寺三郎 プリズム・オブ・アイズ』感想&紹介。2018年新章や携帯版リメイク含むハードボイルド・アドベンチャー

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PC版『探偵 神宮寺三郎 プリズム・オブ・アイズ
1987年から続く国産アドベンチャー。2018年の新章4本に加え、
携帯アプリ版10本がリメイクされた作品。PC版がDMMストアにて
1本ずつ単体販売されていたため、3本遊んでみた感想を兼ねてご紹介。


💥 探偵 神宮寺三郎 プリズム・オブ・アイズ ゲーム紹介

PS4・Switch版は14シナリオ同梱、定価 5490円。
PCは個別販売、定価 611円~408円

2018年8月発売  配信 アークシステムワークス  日本語対応


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ハードボイルド探偵物語アドベンチャー

FC時代からPSやDSほか各種ハードで40本以上制作されてきたシリーズ。最新作『ダイダロス:ジ・アウェイクニング・オブ・ゴールデンジャズ』はSteamでも2019年発売(賛否両論) 1月16日17時までFanaticalで518円セールを実施(情報頂きました。ありがとうございます)

今作は2018年に合計14本収録された豪華版として発売されたもの。
PS4・Switchでは新章4本 + 携帯アプリ版10本リメイクが全収録。
PC版はDMMストアにてシナリオごとの単体販売のみ。


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ゲームシステムは統一されており、昔ながらの国産ADV感覚。

基本は物語を追いながら、たまに調査パートや謎解きが入ってくる。
ポイントクリックのような直感操作ではなく、すべて項目から選択。

「会話・見る・考える」など必要情報を集めながら進めていく。
時には何度も同じ項目選択することでフラグが建つ場合もある。


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新章メインである『虚飾の夜』では、訳ありの旧友とバッタリ遭遇。
落とした携帯電話を取り違えてしまい、大事件に巻き込まれていく
謎が謎を呼ぶスリリングな展開にワクワク。

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新章オマケ的な『三郎と謎の秘宝』はコミカルな短編(初見1時間ほど)
最初の謎解きがとても高難度で期待したが、それ以降はEASYだった。
ギャグ風味ながら、物語はちゃんと捜査ストーリーになっている。
結構笑えたので、ゲームオーバー画面はぜひ見てみよう。



💥 探偵 神宮寺三郎 プリズム・オブ・アイズ 収録作品一覧
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メイン(リンクはDMMストア)
虚飾の夜     探偵・神宮寺三郎が主人公
死者に捧げる石  助手・御苑洋子が主人公
魔鏡の真実    刑事・熊野参造が主人公
三郎と謎の秘宝  コミカルな短編(初見1時間ほど)、本作は定価408円


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携帯アプリ版などのリメイク
時の過ぎゆくままに  ファミコン最終作、携帯では4本目
6枚の犯行      携帯6作目(以下は携帯略)
亡煙を捜せ!   7作目
ふた色の少女   12作目
託された指輪   14作目
椿のゆくえ    16作目
果断の一手    18作目
連鎖する呪い   19作目



💡探偵 神宮寺三郎 PC版の気になるかもしれない点
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ゲームパッド推奨。PC操作に最適化されていない部分も。

・捜査パートでは、何かある場所にカーソルを動かすと「!」表示されるが
 カーソルはマウス追従しないため、ポイントクリックでは分かりづらい。
 WASDや矢印キー、またはゲームパッドで遊んだ方が良さそうだ。

・マウス操作だとレスポンスが遅く感じる場面がある。
 選択肢完了ごとに軽いウェイトがかかっている感覚。

・ESC=即終了なので注意! ふとした瞬間に押してしまうためセーブ小まめに。
・オートモードは切替式ではなく、押しっぱなしで作動。手放しでは遊べない。
・Xbox Oneパッドの場合、Aキャンセル、B決定。変更不可。


その他の点
・基本フルスクリーン。ウィンドウ化したい場合はAlt+Enterで切替え。
・ボイスはごく一部のみ。「さてどうするか…」などパートボイス。
・セーブは30スロットあり。オートやクイックセーブ機能はない。
・単体販売なので、設定やセーブスロットはゲームごとに個別。
・それぞれ短編小説のような感覚(メイン3本は多少長め)



💥 探偵 神宮寺三郎 PC版のプレイ感想
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物語構成が面白くて引き込まれた。

ハードボイルド雰囲気だが文章はとても平易で読みやすい。
先が気になる展開、徐々に謎が見えていく感覚にワクワク。
基本は読み物のためサクサク進める。止め時が見つからずつい遊び続けてしまう。

3本を遊んだ段階では、推理や選択肢による分岐展開はない模様。
作品によって選択失敗や時間経過によるゲームオーバーはあるが
推理については比較的軽め(コミカル序盤を除き)

分割販売方式については、試しに1本から買えて気軽。
公式HPなどを見て、遊びたいシナリオだけ購入できる。
1本数百円のため、短編小説を1冊買う感覚でもある。


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立ち絵や一部背景などはシリーズ共通で使われているため
複数話を遊んでいくと既視感も所々感じるかもしれない。

またゲームパッド向けで、マウス&キーボード操作性は少々微妙。
現代ノベルの快適操作やポイントクリックADVの直感操作はない。
昔ながらの国産アドベンチャーらしい古いシステムに抵抗がなく、
雰囲気や物語が好みであれば、十分楽しめそうな印象だった。



 JJ VOICE

名前だけは知っていたのですが、実は今回初めて遊びました。
探偵ノベルは謎を追うプロットが基本なので面白いですね。
1~2日で1本ずつくらい遊ぶのに丁度良いかもしれません。

ちなみにゲーム内で調べたり、ゲームオーバーになったり
パスワードを発見すると、特典などが解除されるスタイル。
BGM鑑賞もありましたが、ウィンドウ外だと再生が止まるのは残念。


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この記事へのコメント

  • 昔psのリメイク版を中古で買ったな

    fanaticalでダイダロス:ジ・アウェイクニング・オブ・ゴールデンジャズが518円で売ってるね。今残り時間が4日になってるから、こちらは16日までかな?

    https://www.fanatical.com/ja/game/alternate-jake-hunter-daedalus-the-awakening-of-golden-jazz
    2021年01月12日 15:28
  • JJ

    情報ありがとうございます。記事に追記しました。
    Steamウィンターセールでの838円にも驚きましたが518円!?超絶価格ですね。
    amazonレビューを見て察しましたが、そこまで安いと購入しようか迷いますね。
    2021年01月13日 08:30

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