STEAMレビュー『Karateka』中世日本風タイミングアクションとなった「カラテカ」2012年リメイク版で候

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中世日本風の異種格闘技タイミングアクションとなった
『カラテカ』2012年リメイク版『Karateka』STEAM PC版。
色々笑いながら遊べましたので、感想を交えてご紹介します。


💥Karateka game review
非常に好評   定価410円  開発Liquid Entertainment  日本語なし


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28年の時を経て、新発想のもとに蘇った『カラテカ』

原作は1984年、Apple IIにて発売された間合い重視の2D対戦アクション。
米国クリエイターJordan Mechner氏制作、様々なハードへと移植された。

そして2012年、現行機向けに新たな視点によってリメイクされたのが本作。
フル3Dの対戦アクション(風)のリニア型タイミングアクションとなった。
物語は近いが、ゲーム性は完全別物。  ストーリーモードのみで対戦はない。


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邪悪なAKUMA将軍に囚われた…愛しのMARIKOを救うのだ!

サムライ風の空手家が、次々と立ちはだかる刺客たちの撃破を目指す。
コンティニューが特殊で、敗れると別主人公がここぞとばかりに登場。
それぞれ恋心を抱いているという面白い設定でエンディングも変化する。
合計3人、格闘技スタイルも異なる。


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QTE感覚でジャストガード & カウンター連撃を叩きこむ!

「リズム・ベース戦闘」と銘打たれており、タイミング重視のゲーム性。
自分から攻撃しても完全防御される。 敵の攻撃直前にSEが鳴るため
連続攻撃をタイミング良く、ぽんぽんぽんとジャストガードしていき
怯んだ隙に攻撃連打! シンプル過ぎるゲーム性で賛否も呼んでいる。

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パンチ、キックそれぞれ多彩な連撃モーションがあり、結構格好良い。
また、一定条件整うと防御無効のスペシャル攻撃も繰り出せる。
初期主人公以外は、空手よりカンフー映画で見るような技が多い。

と言うより、もはや主人公2人目はどこかの功夫寺の修行僧である。
3人目には爆笑した。笑いすぎて片腹痛くて集中できなかった(笑)



💡Karateka ほかに気になった点
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鳥が鬼門かもしれない。何度か戦うことになるが
簡単な序盤に攻撃パターンを覚えておかないと後半キツイ。
ヒット&アウェイのチクチク攻撃のため鳥戦は面倒に感じた。
ゲームにおける鳥はいつも厄介な存在である。



💥Karateka 感想の最後に
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期待せず遊んだ事もあり、意外と面白い「ゲーム体験」だった。
攻撃タイミングを読んでガードしていく、QTEリズムゲーム感覚で
多段攻撃を全防御できた時には「ふっ… 見切ったぞ!」と高揚感。

またSEが鳴らず、攻撃モーションを見ながら戦わないといけない敵や
フェイントをかけてくる敵もいて、駆け引きを楽しむ感覚も多少あった。
シンプルなゲーム性なので、格闘演出を鑑賞する感覚でプレイしていた。

とは言え基本は「待ちのQTE」タイミングアクション。
単調さもあり、好みの分かれるゲームであるのは間違いない。
本格的格闘アクションを期待すると肩透かしを食らうだろう。
ボリュームの少なさから、アーケード数コイン感覚でもある。


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ストーリーモードのみで、慣れれば1周30分ほどの超短編。
エンディング3種類や実績コンプリートを目指すくらいだが、
BGMやカメラワーク、格闘モーションは良く作られており
ムービー含めて「ツッコミどころ満載」な世界観に笑えた。

舞台は中世日本ながら、どこか中国功夫映画のようで
和風甲冑を着こんだ敵がむしろ浮いて見えると言う。
お辞儀は一応日本風。そうそう、お辞儀もできるのだ!


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お手柔らかに頼もう! って方向ちょっとズレてるし(笑)


🍸 JJ VOICE

Fanatical記事で軽く紹介と思いましたが、笑って楽しめたので、今夜は単発紹介に。
ちなみに元々は定価980円でしたが、去年410円と大幅価格改定された作品です。


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