
溢れる昭和レトロ感!都市伝説な新作ADV『奇天烈相談ダイヤル』
2024年4月26日よりSTEAMにて無料配信されている作品です。
2024年4月26日よりSTEAMにて無料配信されている作品です。
独創的な体験を楽しめましたので、感想を兼ねてご紹介します。
✨ | 奇天烈相談ダイヤル ゲーム特徴紹介 |

無料 開発:法螺会 日本語対応 |
レトロゲーム感あふれる雰囲気の新作!
往年PCゲームのような画面構成やドット絵をはじめ、
懐かしい漫画を彷彿させるキャラの絵柄やセリフ、
写植のようなタイトルフォント、
さらに昭和のテレビのようなボイス演出まであり
気合の入ったオープニングには思わず驚きました。
レトロ風ドットフォントと、一般的なゴシック体風フォントの2タイプ選択可。
後述しますが、作り込みが凄いなと感じた作品です。
「怪異のお悩み」を解決していく! 相談&判定アドベンチャー。
1994年の日本。お化けや超常現象などに悩む人々のため、
1週間だけ奇天烈相談ダイヤルの電話オペレーターとなり
話の内容から怪異調査&判定していくお仕事系ゲーム。
『Papers, Please』に着想を得た作品との事です。
初回クリアまで約2~3時間ですが、クリアして慣れてからが本番。
ハイスコア目指して上位モード・アンロックに挑戦したり、
100種類以上の怪異コンプリートを目指していきます。
聴き直しやログ機能のON/OFF、制限時間ほか
難易度を細かく設定できる新設設計もGOOD。
どんな怪異なのか?細かく質問して、矛盾点を探していく。
いつ? どこで? 誰が? 原因は? など聴き込みながら
用意された怪異データベースから該当しそうな情報を検索。
毎回ランダム。特徴や現象と照らし合わせて、矛盾がないか探し
「怪異である」 「怪異ではない」 の2択から最終判定!
合っていれば、専門家に任せることになったりして問題解決。
間違っていれば、主人公に精神ダメージ、0になると耐え切れずGame Over。
話が99%合っていて「どう考えても危険な怪奇現象」だとしても、
1つでも矛盾があるとNO怪異の判定に。詳しく聞き出すのが結構難しい。
NO怪異の場合、「何が矛盾しているか指摘」しないといけないため
適当に選ぶと失敗。1つ1つの話をちゃんと聞く、まさに相談員気分。
✨ | 奇天烈相談ダイヤル 気になった点 |
質問の表現が一部分かりづらい。
「どんな話」「聞いたこと」「言われたこと」は別の質問。
「されたこと」「起こったこと」も別の質問。
「されたこと」「起こったこと」も別の質問。
相談者はこちらの意図を察してくれないため、
関係ない質問と一蹴されてよく失敗ダメージ。
この質問の選び方が一番難しく悩ましい。
そのほかの点。
・データベース検索は一字一句間違いない「怪異のフル名称」でしか検索できないため、候補が沢山ある場合がちょっと大変。
・資料のページめくりが遅い。Win95以前のPC処理速度の再現かもしれませんが、できれば最初&最終ページリンクが欲しくなりました。
✨ | 奇天烈相談ダイヤル レビュー |
ゲーム性はシンプルながら、しっかり作り込まれた意欲作。
グラフィックやボイスなどの表現部分だけではなく、
都市伝説を中心にした怪異の情報量もかなり豊富。
「へえ、そんな妖怪いるんだ」
「何そのエピソード… 怖っ」
学校ネタや地方ネタなどお馴染みの都市伝説から
興味惹かれる話が沢山あり、ミニ怪談集の感覚。
儀式などの手順から対処法まで!
マニュアルも作り込みが凄く、規則~心得など
まさに本当に相談員マニュアルのような内容。
世界観をよく作り込んであると驚きました。
「むむッ 怪しい電話きた! 探りを入れてみるか」
「今日は5件こなしたいのに、時間かかりそうな相談来たなあ」
ゲーム的にも、軽いロールプレイしながらお仕事気分(笑)
プレイヤー自身の怪異知識も増えていくため、徐々に効率化。
1プレイに時間はかかりますが(ゲーム内1日ごとにセーブ可)
ちょっとした推理感覚もある、中々に斬新な体験でした。
どこかで見たよ~な面影を感じた相談者。
もしや霊能力絡みの事件かな!? ベストを尽くさねば。
☕ | JJ VOICE |
他にも無料ゲームが複数配信されています。 怪話2は本作でも相談される怪異が登場するため より具体的なエピソードとして楽しめそうです。 なお、BOOTHにて寄付や特典付き有料版のある作品もありました。 |
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