日本一ソフトウェアの3DダンジョンRPG『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』
工夫多彩で面白い印象でしたので、途中感想を兼ねてご紹介。STEAM PC版です。
✨ | LABYRINTH OF REFRAIN: COVEN OF DUSK |
定価4980円 総合評価:ほぼ好評 日本一ソフトウェア 日本語対応
元は2016年VITA向けに発売された作品で、PS4、Switchにも移植されている。
操作性はゲームパッド向け。キーボード操作でもキーコンフィグ可能だが独特。
例えば「ESCキー=キャンセル+戻る+他機能」など、1ボタンに機能集約型。
謎の地下迷宮に挑む、魔女旅団のストーリー主導作品。
前人未到の地下迷宮が広がる、辺境町にやってきた魔女ドロニアと少女ルカ。
依頼をうけて攻略を目指すことになるが、町にも不穏な気配が漂っていた…
プレイヤーは魂を持つ本「妖路歴程 ヨウロレキテイ」
魔女によって生成された「人形」の身体を借りて攻略に挑んでいく。
物語設定がミステリアスでとても興味惹かれた。
探索パートの合間合間にストーリーパートを鑑賞しながら進行する。
スキップ可能フルボイス。RPGと言うよりもビジュアルノベル感覚。
「人形兵団」を編成&育成していくRPG。
戦闘はシンボルエンカウント、速度順のターン制コマンド型。
斬撃・打撃などの物理属性や魔法属性などお馴染みスタイル。
連携火力UP、キャラ友好度、部位破損、ほか細かな要素がありちょっと独特。
一見すると5人パーティーだが、1枠1枠が「部隊」となっているのが特徴。
型となる部隊アイテムを入手すると、それぞれ複数配置できるようになり
大人数パーティー構成も可能に。1人1人攻撃できるため火力も自由度も増す。
人形兵のキャラクリエイト要素。
人形兵は1人ずつキャラクリエイトできる(素体人形ほかアイテム必要)
顔などパーツ選択はできないが、画像以外にも複数の外見パターンあり。
性別外見、ボイス、クラス、能力傾向、成長傾向、固有スキルなど選択可。
いわゆるナイトやタンク、シノビ系やアーチャー、魔法や特殊系など6クラス。
クラス固有スキルに「回避するたび火力UP」「防御するたび防御UP」など
工夫次第で面白くなりそうなロマン能力が見られる辺りにワクワクする。
3Dダンジョン探索にも工夫いろいろ。
進むにつれて探索用スキルも色々購入できるようになる。
ポイント消費型など無駄遣いできないが、快適度がUPしていく。
例えば「壁破壊」もはや面倒な遠回りすらショートカットでき、
厄介な敵を避けたり奇襲にも使える。 隠し部屋探しも楽しい。
例えば「ファストトラベル地点設置」一度使うと消えるが
複数置けるためダンジョン深部でも回復や買い物に戻ったりできる。
フロア入手素材表示、経験値UP、ステルス度UPほか、様々スキルがあり
3Dダンジョン探索やバトル育成などの面倒さを軽減する要素が見られる。
日本一ソフトウェアらしい、今時のゲームらしい工夫に感じた。
✨ | ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団 少々気になった点 |
PC環境によるかもしれないが、ゲーム起動時のロードが長い。
HDDだと3分ほど、SSDでも80秒~2分ほど(Core i7 8700、Mem 16GB)
HDDだと3分ほど、SSDでも80秒~2分ほど(Core i7 8700、Mem 16GB)
ゲーム起動後は、ダンジョン侵入時に10秒ちょいと問題ないが
ストーリーパート直後、たまに黒画面で数分待つこともあった。
STEAMレビューにも「ブラックアウト」報告が見られる。
✨ | ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団 最後に感想まとめ |
強気な魔女と健気な少女のほのぼの掛け合い会話に和みつつ
ちょっと謎めいたストーリー設定に興味惹かれていった。
3Dダンジョンも最初はごく普通に探索していくものの、
日本一ソフトウェアらしい、独特な色合いが徐々に現れる。
お馴染みの超火力!を目指したくなる育成や編成の自由度、
壁破壊!にはじまる3Dダンジョンの工夫が新鮮フレーバー。
新スキルやキャラ編成など、色々試したくて一気に数時間遊んでしまう。
ダンジョンに潜るたびランダムにアイテム出現、クエストや武器強化もある。
結構多い専門用語、ビジュアルノベルのような鑑賞型ストーリー進行、
パッド向け操作性など、PCでは好み分かれそうだが面白く遊べている。
起動ロードの長さは...now loading...のんびりコーヒーでも準備してこようかな(笑)
可愛い系中心ながら、キャライラストもGOOD
🍸 | JJ VOICE |
3Dダンジョンはメガテン系が好きで昔よく遊んでいました。 マップ埋めしたくなる病は健在。 本作では端っこを通ると 破壊できる壁かどうか分かり、マナ獲得できる事もあるので ますます隅々まで埋めたくなります(笑) 普通でもやるプレイに意味や報酬をもたせる工夫など、 ゲーマー心理を考えてあるなあと思うシステムが色々。 細かな解決アイデアはゲーム作りの参考になりそうでした。 |
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