STEAMレビュー『陶芸マスター』PCゲームでろくろ成形から塗りまで楽しめる、陶芸作りシミュレーター [Master Of Pottery]

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まさかの陶芸作りに特化したPCゲーム陶芸マスター(Master Of Pottery)

リアルでは興味のない私でも、時間を忘れて作品作りしてしまう
なかなか面白い印象でしたので、レビューを交えてご紹介します。
※早期アクセスのため、完成後には色々変わるかもしれません。


Master Of Pottery game review
定価410円(早期アクセス)  非常に好評   開発 AZGames   日本語対応
※ 3Dのため、グラフィックボードなどPCスペックも多少必要


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工房での陶芸作りシミュレーター + 軽いギャラリー運営要素

友人から陶芸館を引継いだ主人公。
自分で作品を作って展示、広告も使いながら収益を上げ
新たな素材を購入して、より良い作品を作っていくのだ。

ゲーム内時間で毎日2作品作ることができ、作品ごとの品質や人気、
主人公レベルや集客数などに応じて、新素材や要素が増えていく。

経営ゲームとしては相当緩いため、好きな陶芸作りに集中できる。
維持費など不要。さらに購入した素材は無限に使えるアンロック型。
素材と広告以外にマイナス出費がなく、潰れる心配のない素晴らしさ!
この辺りは早期アクセスのため、今後変わるかもしれない。



Master Of Pottery 陶芸作りの流れ
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其の1「成形」

右側にあるツールで形を整えていく(丸みや直角ほか)
VRのように手で直接整えるような操作性ではないため
細部を綺麗に作るには慎重さと慣れがいる。アンドゥ・リドゥ対応。

ろくろ回しでできる形状のみ作れる(真上から見ると円形)
取っ手や突起などのパーツはゲーム内ショップ購入になる。


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其の2「焼き」

ゆらゆら揺れる温度を左右クリックで微調整するミニゲーム。
温度別に3段階あるため、慣れても油断できない。


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其の3「塗り & 絵付け」

購入済した素材で仕上げていく、私には一番楽しいパート。
画像ファイルを読み込むカスタムパターン機能も途中解禁される。

うわぐすり………マットやツヤツヤ、金属風やザラザラほか質感変化が面白い。
模様パターン……拡大縮小や色変化させたり、組合せ次第でガラリと変わる。
顔料=色塗り……自由お絵描きではなく、縦軸だけの大まかな彩色。


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其の4「完成 & 展示」

ABCなどクオリティ評価され、名前をつける。日本語入力にも対応。
展示ブース追加は高いため、作った作品全部を飾ることはできない。
高評価作品を人気がつづく限り飾っていく感覚。

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買い手がつく場合もあり、お手紙が届く。
ありがたい話だが、頑張って作ったこの作品だけは手放さん!
そんな頑固な陶芸家のような気分を疑似体験できた(笑)



Master Of Pottery 今後に期待したい点
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チケット価格・客数・売上げなど、一覧記録か推移表が欲しくなる。
前日結果のみのため、自分でスクショ撮影やデータ記録するか、漠然と覚える感覚。
どの作品展示か、チケット価格や広告有無でどれだけ変化したかなど判断しづらい。

模様のレイヤー機能について
模様を重ねるレイヤー機能は素晴らしいが、下層レイヤーが選択しづらい。
グラフィックソフトのようなレイヤー管理ウィンドウが欲しいと感じた。
またはホイールスクロールで重なったレイヤーを簡単切替できれば。

そのほかの点
・アンドゥ、リドゥ機能は成形時のみ。塗りミスした時に戻したい時がある。
・色彩パレットは色相順に並べる機能が欲しい。今は購入順のみ。
・マウス操作のみ。細かな位置などキーボードで微調整したい。
・パターンより模様レイヤーが上固定なのも表現制限に繋がる。
・お皿は作れない。



陶芸マスター 紹介の最後に
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陶芸作りの面白さ、奥深さが垣間見えるゲームだった。

仕様的に制限はあるが、発想次第で色んな表現ができてしまう。
本作を遊ぶまでは、全く興味のない世界だったのだが
陶芸作りにハマる感覚を疑似体験しているようだった。

「この文様で何か作れそう… そうだ、あれ試してみよう!」
「変な形になっちゃったなあ… 待てよ、この形つかえる!」
「アイデアがどんどん浮かんでくる… 楽しい、楽しいぞ!」

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作りながら即興で考えたり、こんな物を作りたいと考えて材料購入したり
新素材が店に並ぶたびに夢が広がっていく。作りたいものが増えていく。

子供のころ、粘土遊びやお絵描きをしていた楽しさが蘇る。
学校の図工や美術が嫌いだった方にはオススメできないが
逆にそれらが好きだった方なら、きっとワクワクするだろう。

クラフトゲームで家を作ったりする楽しさにも似ている。
1作品あたり数分~数十分(相当こだわっても)で気軽。
クリエイティブ気分に浸れる時間だった。



 JJ VOICE

リアルの陶芸経験はないため、再現度は分かりませんが
陶芸に親しむ入門編としても良さそうだなと思いました。
早期段階の定価410円はとてつもなく安い。

ちなみに私が一番好きだった授業は美術。嫌いだったのは体育。
サバゲー授業があれば少しは好きになっていたかもしれない(笑)



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