STEAMおすすめ紹介。今回はコメディ・アクション・アドベンチャー
『Octodad: Dadliest Catch オクトダッド ~タコと呼ばないで~』
人間のフリして暮らすタコ父さんと家族の絆を描く心温まる良作バカゲーです。
レビューを兼ねて、その魅力をご紹介します。
🎥 | Octodad: Dadliest Catchの概要 |
STEAM評価:非常に好評 定価1520円 開発Young Horses 日本語対応
妻や子供にも「タコであると気付かれず」頑張ってきたタコ父さん。
だが水族館の無料チケットを妻が手に入れてしまい、大大大ピンチに!
そこは正体を見抜く専門家の巣窟なのだ。さらに、つけ狙う謎のシェフ…
果たして……タコ父さんは秘密を守りぬくことができるのか!?
ジャンルは、コミカルな物語主導のアクション・アドベンチャー。
初見3~4時間クリアできる作品だが、クリア時の達成感&満足感はとても高い。
収集要素や、別の短編シナリオ、ワークショップMODも多数あり、クリア後も結構遊べる。
🎮 | 最大の特徴は〝もどかしくも面白い操作性” |
両手・両足それぞれを別々に操作しないといけないのだが、
とにかく体がうねうねふらふら、真っ直ぐ歩くだけでも難しい。
階段を上る、物を投げる、そんな普通の事さえ集中力を要するのだ。
「あれ、今動かしてるの右足? いや左足だった!(大惨事)」
軟体生物ゆえの柔らかすぎる体の悩みと常に戦うゲームなのだ。
だが心配ない。クリアする頃には、自在に動けるようになっていて、
序盤あれほど苦戦した家事・雑用などもはや楽勝。タコ父さんの威厳も安泰だ。
ちなみにフルコントローラー対応。私は普段マウス&WASDプレイ中心だが
今回はXbox360パッドの方が操作しやすかった。特に移動がかなり楽になる。
ただマウスの方が楽な場面もある。苦戦したら使い分ける事をおすすめしたい。
✨ | オクトダッドのさらなる魅力 |
結構作り込まれている箱庭世界。
物語本編ではまったく必要ない仕掛けや遊び心が各所に用意されている。
細かい飾りオブジェクトや某ゲームネタほか、マップを隅々まで見て回るのも楽しい。
素敵な家族体験。特に娘のステイシーがかわいい。
セリフや仕草、何よりタコ父さんを信頼して頼ってくる所にグッとくる。
ゲーム内のキャラなのに守ってあげたくなる。 息子の方は生意気だが後々……
そして妻とも絆を深めていき…… ゲーム全体を通して家族とのいい思いができていく。
実際はとてつもなく大変だろうが 「家族を作るっていいな」と思わせてくれるゲームだ。
💦 | オクトダッドにも残念点あり ~仕方ないさ、タコだもの~ |
手足がスタックして動けなくなる事がある
手足がうねうね動いて色んなものに絡まるのが面白いゲームだが、
たまに固定されたオブジェクトの間などにハマって抜けなくなる事がある。
暴れてみてビクともしない場合は、チェックポイントからロードし直すしかない。
チェックポイントは多いので、大して苦ではないがクリアまで3回ほど発生した。
📺 | Octodad: Dadliest Catchのレビューまとめ |
笑いあり、切なさあり、手に汗握るアクションあり、心温まるドラマあり。
映画風の物語演出や、サントラがほしくなる印象的なBGMもGOOD。
クリア時にはいい映画を観たような満足感が待っています。
操作がうまくいかずイライラする事も、分かりにくい部分もありますが、
プレイ動画は沢山あるので、ぜひ最後まで自力プレイしてみて欲しい。
オクトダッド……それはバカゲーのフリした良作ゲームなのだ。
☕ | JJ voice |
リプレイ含めて約4時間、このゲームも一気にクリアまで遊んでしまいました。 まだ短編シナリオとMODを沢山残しているので楽しみです。 元は学生達が集まって作ったインディ作品がベースで、 キックスターターでの支援を元に大幅グレードアップしたのが本作品です。 いつも思いますが、インディにはいい作品が本当に沢山ありますね。 会社も興したようで、ちゃんと評価がお金につながっている所もいいですね。 次回作も期待したいインディメーカーです。 |
この記事へのコメント