STEAMレビュー『Runestone Keeper』ボードゲーム感覚のローグライク・ダンジョンRPG [高難易度/PCゲーム]

Runestone_Keeper.jpg
高難易度のローグライク・ダンジョンRPG『Runestone Keeper』 
STEAM版ほか販売されている日本語対応PCゲーム。レビューを兼ねてご紹介。



 Runestone Keeper ゲーム紹介&感想▲目次へ
Runestone Keeper(STEAM)
非常に好評   定価 980円  開発 Blackfire Games  日本語対応(やや片言)


Runestone_Keeper_img17.jpg

軽いボードゲーム感覚のローグライク・ダンジョンRPG。

ランダムマップを1マスずつ開けながら、最下層ボスを目指す。
各マスは「敵・お店・トラップ・アイテム・イベント」が発生。
どこが敵やトラップか分からない。軽いマインスイーパー感覚も。

Runestone_Keeper__image1.jpg Runestone_Keeper_img2.jpg
死ぬとお金とルーンストーンを引継いで最初から。
死亡フロアまで戻れば、前回装備をランダム回収可能。

お金は、お店や恒久強化などの施設機能をアンロックできる。
ルーンストーンは、入手貴重。強力なバフ付与などに使える。
また進行状況に応じて、新キャラも色々解除できる。最初は剣士1人のみ。



Runestone_Keeper__image6.jpg

シンプル・クリック戦闘だが、能力多彩で頭を使う ※難易度高め

ターン制で、敵はこちらが攻撃しないと反撃しないし動かない(例外もいる)
マス目を開けていきながら、敵能力や配置に応じて対処していく感覚。
「死亡復活、毎ターン仲間にバフ加算」など厄介な能力がとても多い。

Runestone_Keeper_img9.jpg Runestone_Keeper_img15.jpg
通常攻撃のほか、MP魔力消費スペル、SP魂消費アイテムが攻撃手段。
MPは貴重(レベルアップで回復)、 SPは敵を倒すか1マスごとに回復。
アイテムは、回復・攻撃・探索系のほか、敵HPをお金に変換したり
アイデア多彩で面白いが、3つしか持てず取捨選択が悩ましい。


Runestone_Keeper_img8.jpg
成長要素もある。
レベルUPごとにHP・魔法力回復ほか、好きなステータス上昇できる。
必要ステータス値が設定されている装備もある。
装備のパッシブ効果も地味に重要になってくる。


Runestone_Keeper_img19.jpg
ルーンストーンによる強化ほか、信仰要素もある。
「ルーン」は入手貴重なため、本番攻略を目指す時などに使う。
「信仰」は出発地または道中の神像で入門。バフやフロア脱出を使えるが
ほかの神に浮気すると呪い的な罰をうける。狭量な 厳格な神様たちである。




Runestone Keeper 気になった点▲目次へ
Runestone_Keeper_img4.jpg
通常プレイではレベル上限10、終盤キツくなる。
敵殲滅していくと後半手前には上限到達してしまい、
レベルUPによるステータス強化やHP回復がなくなる。
対策は立てられるが、どんどん難しくなる消耗戦が待つ。

一定以上強くさせないゲーム調整は好みが分かれそうだ… と思ったが
Steam掲示板を見てみると、ルーン使用で上限を上げる方法もある模様。
HP500など異様な数字も書かれており、やり込むと別世界なのかもしれない。

たまに操作を間違えやすい。
左クリック = アイテム使用 or 攻撃。 
右クリック = アイテム説明 or 敵の能力説明。
調べようとして使用・攻撃してしまう事がたまにある。


ほかの気になる点を列挙
・微妙な日本語翻訳で、分かりづらい説明が一部ある。
・最高命中率95%でも、5回攻撃中2回ミスもある(敵の回避率も影響)

・BGMはトレーラー動画では華やかだが、普段は静けさ漂う楽曲メイン。
 ボス格など一部戦闘でのみ盛り上げてくる。洋ゲーらしい感覚ではある。

・ランダムなため、異様に難しくなることがある。状況次第では詰む。
 詰まないよう、攻撃アイテムなどは常備しておきたい。



Runestone Keeper レビューまとめ▲目次へ
Runestone_Keeper_img14.jpg
後半敵は格上ばかり。回復貴重かつ、限られた資源を駆使して
被ダメをどう抑えながら戦うか考え続けるゲーム。常に緊張感。

多彩な効果のある「アイテムと魔法」が攻略の要。
どちらもスロット3つかつ貴重なため、ここぞと言う時に使う。
終盤はHP100前後や超火力のザコ敵など、まともに戦えない敵も現れる。

「レベルUPタイミング、装備効果、ルーン効果」も重要。
初見殺しなイベント選択肢や、特殊な強ザコやラスボスなど、
死んで覚えて対策。いかに良装備&強化を整えられるかも重要。


Runestone_Keeper_img21.jpg
序盤はカンタン。中盤までは慣れるとさほど難しくなくなるが
後半は「洋ゲーらしい」最善手を求められるような高難易度。
時間をかけて何周も挑んで、永久強化や新キャラ解除して挑戦していく。

ランダム運要素の高さは悩ましいが、アイデアは面白く
定価980円と考えれば、結構良く作られている印象だった。
とは言え、万人向けとは言い難いハードゲーマー向け作品。


Runestone_Keeper_img7.jpg
TRPGのような選択肢イベントも色々あり。



 Runestone Keeper ヒントTIPS▲目次へ
Runestone_Keeper__image8.jpg
・同じフロアでも「読み込むたびにランダム化」を活用できる。
 「やめる → つづき」でタイトル画面を行き来したリセマラ作戦も可能。
 ただし、自分の消耗度はリセットされないため注意。
 フロアボス宝箱も2回目は復活せず(ランダム出現の可能性もあるが)

Runestone_Keeper__image2.jpg Runestone_Keeper__image13.jpg
・お金は「難易度:混沌」での攻略報酬が一番大きい。
 GAME OVER時に報酬があり、倒した敵や到達フロアなどで集計増加する。
 19フロア死亡まで戦って約2400コインだった(難易度通常だと500程度)

・難易度「悪夢」では、10フロアと15フロア到達(通過?)で
 新キャラクター2人が開放される。うち1人は吸血スキルがあり
 粘りやすいが、何だかんだフロア回復のある初期主人公が使いやすい気も。

・「倒すと〇ポイント回復」「1マス開けると〇ポイント回復」など
 回復装備が出るか出ないかでも、難易度はかなり変わる。



🍸 JJ VOICE▲目次へ

それにしても最近どのジャンルでもローグライクばかり遊んでる気がします。
面白いものの、どれも難しく、繰り返しプレイで時間がかかるのが辛い(笑)
FPSかレース記事を書こうと思ってたのですが、思わぬ伏兵にハマってしまった。


こちらも好きかも? STEAMゲーム関連記事

この記事へのコメント

人気記事