無料・良作PCシューティング『Tyrian 2000』大ボリュームの縦スクロールSTG [90年代ドット絵/GOG]

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無料公開されている90年代ドット絵の縦シューティングTyrian 2000』 
何時間も遊べる面白いゲームでしたので、感想を兼ねてご紹介します。
GOGのWindows版(DRMフリー)、Win 10 でも動作確認済です。


 Tyrian 2000  Review
無料! 開発 Eclipse Productions、大容量25MB! 日本語なし
操作はマウス、キーボード、ゲームパッド対応※

※Xbox Oneパッドを挿していると勝手に右連打される不具合あり。
マウスだけでも操作可能。キーボードもコンフィグすればプレイしやすい。
WASD移動設定だとSが別機能で被るため、RDFG移動設定あたりが無難。


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90年代ドット絵、大ボリュームの縦スクロール・シューティング。
元は1995年にDOS版発売、2004年には公式無料化されている作品。
本作は初代『Tyrian』に、5エピソードのステージ数十面や新装備が
追加された1999年版。1本でゲーム5本位の大ボリュームが楽しめる。

複数スロットのセーブ機能、ステージ分岐やシークレット要素など、
やり込み系でもあり、初見攻略時はクリアだけでも軽く5時間は超える。
1日1エピソード位にして、少しずつ遊んでいく事をオススメしたい。

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「自動回復シールド」と「購入した装備」で攻略していく。
修理パーツを取れば回復するが、ノーシールドでアーマーがなくなると死亡。
各面の最初から。無限コンティニューで装備編成を試しながら攻略できる。

メイン・サブ武器ほか、ステージ中に特殊武器を入手できる事もある。
なおボム的な範囲攻撃や、ビットもあるが、敵の弾はかき消せない。
いかにシールドを維持しつつ、上手く立ち回るかが重要になる。


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貯めたお金で「自由に武器編成」できる点が面白い。
武器は「正面、後方、左、右」の4種類を装備できる。
正面と後方はメイン火力。左右はオプション的なサブ火力。
ビット型から、R-TYPEフォースのような切り離し型まで。

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エネルギー出力概念もあり、攻撃・シールド回復速度に影響する。
高出力の武装ではシールド回復は遅いが、攻撃しないと速くなる。
エネルギー自体は無限だが、攻撃を取るか防御を取るか悩ましい。

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武器ごとに最大11レベルまで出力調整でき、威力や特徴まで変わる。
高出力・高火力のレーザーやサンダー、広範囲のウェーブほか多彩。
ステージごとに品揃えが変わるため、毎回のお買い物時間が楽しい。
なお払い戻し100%、最大予算内で自由に付け替えできる所もGOOD



💡 Tyrian 2000 気になった点
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お気に入り武器を維持しづらい。
ステージごとに品揃えが変わるため、滅多に買えない武器もある。
別武器に変更して進んでしまうと、次はいつ買えるか分からない。
レーザーは貴重武器だが、正面特化は使いづらいステージも。
登場した武器は全部並ぶシステムだとより良かったかな。

後半ステージが武器によっては見づらい。
後半は武器も派手になり、全方位ばら撒きも当たり前になるため、
猛攻地帯などでは、どれが敵の弾か分からなくて被弾する事がある。



💡 Tyrian 2000 プレイ時のTIPS
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最初は「ゲームスピード SLOW」設定になっている。
遅く感じる場合は、ステージ中にOPTIONからスピードUPしよう。
TURBOに上げると倍速並に速い。さらにBGMまで加速する(笑)
逆にスーパースローでプレイする事もできる。

各ステージクリア後はすぐに「階段セーブ」推奨。
ログを開いてゲームが落ちたことが一度あった。
また別スロットに分けてセーブしていけば、上述のように
武器の品揃えが悪くても、1ステージ前からやり直せるので安心。



 Tyrian 2000 レビューまとめ
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10時間近く挑んでやっとクリア、心ゆくまで遊べたSTG。
最初こそ、古めかしい地味な洋ゲーSTGかなと思っていたが、
装備多彩になっていき、システムをつかむと一気に面白くなった。
火力も上がり派手に。EP4辺りではもはや弾が画面を埋め尽くし、
訳が分からない状態になる時も。編成次第ではあるが。

ステージごとの工夫もGOOD
次はどんな装備が並ぶかも毎回ワクワク。
ボーナスステージほか笑える要素もあった。


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昔ながらの多彩なパターン型、しっかり攻略を楽しめた。
洋ゲーらしく敵が硬いため、火力特化でも押し負けがち。ゴリ押し困難。
そのため出現パターンを観察して位置取りを考えたり、武装変更したり
難所では試行錯誤して攻略する必要がある。難易度はノーマルだと適度。

ボス戦も多彩な攻撃パターンがあり面白い。何より
アイテムに釣られた先で敵の猛攻! 逃げた画面端めがけて体当たり!
などなど、プレイヤー心理を読んだ行動設定されていて悔しくも楽しい。
20年近く前の「制作者との心理駆け引き」を現在楽しめているのだ。


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通常STGライクな残機制アーケードモードや、2人プレイも可能。
レトロゲーム特有のロマンを感じた作品だった。


🍸 JJ Voice

90年代くらいのレトロゲームは今遊んでも盛り上がるゲームが多い。
特に2Dアクションやシューティングは全盛期、沢山の名作が生まれた時代。
本作はPCゲームのためマイナーそうですが、十分90年代らしい作品でした。

GOGに他にも面白いゲームがありますので、
そちらも近日ご紹介したいと思っています。
さて、違う武器でもう一周遊ぼうかな。それではまた!


この記事へのコメント

  • おお、面白そうじゃないですか
    古いSTGは好物なんで早速プレイしてみます
    にしてもGOGはサントラだけダウンロードって出来るんですね
    steamまったくよぉ…
    2018年05月07日 07:29
  • JJ

    GOGは特典豊富なところもいいですよね。
    STEAMだと、本体ごとDLしてサントラ・ファイルだけ隔離してゲーム削除。
    数GBあるゲームだとサントラのためにインストールする気は起きないです(笑)
    2018年05月09日 23:19
  • 先ほどクリアしましたが色々とすごいデザインで
    初めて洋ゲに触れた時に感じた得体のしれない感を思い出しました。
    2周目は…謎の機体(野菜)

    マウスでの操作は不安でしたがカジュアルにプレイ出来て
    意外と楽しめました。


    2018年05月11日 22:47
  • JJ

    楽しんで頂けたようで何よりです。
    謎の機体は想定外ですよね(笑)
    色々と海外センスが溢れてます。
    2018年05月12日 14:08

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