『Volume』近未来ステルス義賊アクションゲーム 公式日本語化済 [STEAM良作レビュー]

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ディストピアとなった近未来イングランドの義賊ステルスアクション『Volume』
とても面白い作品でしたので、レビューを兼ねて特徴をご紹介します。


💥 Volume ゲーム紹介&レビュー
Volume (STEAM) PC版ほか、PS4版、PS VITA版あり

通常1980円、 STEAM評価:非常に好評、 日本語対応(UI・字幕)
対応:フルコントローラー、トレカ、クラウド、ランキング、実績、ステージ制作。


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『ロビンフッド』を現代風にアレンジした、義賊の物語。
軍事独裁によりディストピアとなった近未来イングランド。富豪、奴隷、身分さえも2極化。
一石を投じるべく、主人公ロブ・ロックスリーは、ある軍事シミュレーターをハッキング。
高度AIアランを味方につけ、VR空間で盗みを働いていく。その行動にはある目的があった…


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ミニマムにデフォルメされたVR空間は、全100ステージと大ボリューム。
適度な難易度、1面あたり大体2~4分でクリアできるため、サクサク楽しめる。
ステージ上のジェムを全部取ると出口が開く。だが最後まで気が抜けない。
様々な種類の警備兵がいて、中盤以降はかなりイヤな配置になってくる。


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基本は壁張付きや、ロッカーに隠れたりして敵をやりすごす。口笛で呼ぶ事もできる。
デコイや加速など、用意された様々なガジェットを駆使するステージもある。
基本一本道だが、複数ガジェットを選べるステージでは攻略自由度が増す。
なお、敵を倒すことはできない。(一部ガジェットで足止めなどは可能)


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ステージ開始時の会話イベントや、各所に落ちているメモから
過去に何が起こったのか、現在何が起きているのか、物語が垣間見える。
なお、会話はフルボイス。『Thomas Was Alone』のダニー・ウォラス氏や
『ロード・オブ・ザ・リング』のゴラム役のアンディ・サーキス氏も声優出演。マイ プレシャス…



💥 Volumeにも残念な所がある
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視点が微妙で、超難度になる面がある
斜め見下ろし視点なのだが、ステージ右に行くと右寄りになる(逆も同様)
そのため、感知レーザーの狭い間を通り抜けないといけない場所が鬼門。
壁張付きすれば、正面見下ろしになるが、壁がない場所もある。
なお、上画像のステージは壁が多いのでまだ簡単な方だ。

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一部ステージは、リトライに時間がかかる
ガジェット必須の難所で死んだ場合、リトライの度にチャージ時間7秒待たないといけない。
また死亡時のスロー演出も微妙に長い上、始まるとカットできない。
普段はいいのだが、ごく一部のステージはちょっとストレスが溜まる。
(鬼門である48面をプレイすると実感できると思う)



 Volume レビューまとめ
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基本的には良作。残念な部分は、ごく一部のみ。
大体のステージは2~4分でクリアできるので、短い時間しか遊べない時も楽しめる。
チェックポイント間隔も短いため、一部ステージ以外は、ストレスはさほど溜まらない。

「うわ!あと少しだったのに!」 「じゃあ、別の方法ならどうだい?」
操作性も結構良く、試行錯誤しながら攻略していく過程はやはり面白い。
何より100面+ユーザー作成面というボリュームも魅力だ。Volumeだけにね!

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左:あるステージで聴けるラップ曲も必聴。かなり笑った。翻訳もGOOD
右:某ステルスゲームネタ。端々に笑い所が仕込まれていて楽しい。



🍸 JJ voice

タイトル前に製作者からの感謝メッセージ文が表示される。
スタッフロール後のスペシャルサンクス最後に 「…and YOU!」
的な言葉が流れるゲームもあるが、定番とは言え、やはり嬉しいもの。
買ってくれるプレイヤーあってこそのゲーム。互いにWinWinじゃなきゃね。

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